47 / 51
第46話『姿無き者』
しおりを挟む
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ゴォォォ!!
俺の立っている場所に向かって飛行機が向かってきた。
「…ハ!?」
斎藤がいない…最初からこうしようとしていたのか。
「…クソが…!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…トシ…ジ」
「残念だったな、トシジは俺の策略で死んだ」
「クソ…!…お前!!」
「おいおい…誰が死んだって?」
「…なに…?」
俺は斎藤の背後に立っていた。
ドゴッ!!
「…ぐぁ…!!」
俺は斎藤を殴った。斎藤は壁にぶつかり、倒れた。
「な…なぜ…生きている…」
「これだ」
俺は【ワイヤーフック】を取り出した。
「…コイツを遠くの飛行機にくっつけたあとに俺はスカイタワーを飛び降りた。だから飛行機に当たる事は無い!」
【ワイヤーフック】は最大100m地点まで届く。それが救いだったか。
「…そして、どうやらお前の能力で発現した乗り物は1分後に消えるようだな。あの時の車も警察が来る頃には消えいて衝突した跡だけが残っていた」
飛行機が消えたあとに俺はスカイタワーに【ワイヤーフック】を引っ掛けて戻ってこれた。
「…ク…ソ…」
俺は斎藤が気絶する前に記憶を読み取った。
ーーーーーーー
「…」
記憶を読み取ったが前回の洗脳者と変わらなかった。洗脳されていない者も《皇帝》の後ろにいるデモニオの恐怖で動いているということも《世界》の薫君に教えてもらった。
デモニオの指示を《皇帝》が行い、洗脳が効かない者は恐怖で従える…か。
「…あの《皇帝》を探さない事には変わりないな」
俺はザインとスカイタワーを後にした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…デモニオさん、身体中が傷だらけですが、大丈夫ですか」
「心配してくれてるの?…ありがとね。本心は思ってないんだろうけどさ」
「そんな馬鹿な…」
海堂は表情を変えずに答えた。そんな時、扉を開けてバンダナを巻いた男が入ってきた。
「…酷い有様だな、デモニオ」
「………火寺か」
「…手伝ってやろうか?…それ」
火寺はデモニオの腕を見て言った。
「頼むよ」
バキャッ!!
火寺はデモニオの折れた腕を掴み、元に戻した。
「…いきなりする奴がいるか!…やる瞬間くらい声をかけてよ!」
「痛かったか?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「《皇帝》を倒す為の作戦を思いついた」
俺はXとマッドでハンバーガーを食べながら話していた。
「《皇帝》が俺の追ってるデモニオの有力な情報を持ってんだ。倒して聞き出す為に作戦を教えてくれ」
「…《隠者》」
「なんだよそれ」
Xは携帯を取り出して俺にある男の後ろ姿を撮った画像を見せた。
「《皇帝》にはガードが付いている。《隠者》のタロットカード使いだ。これはその男の後ろ姿」
「顔は無いのかよ」
「…誰も見たことが無いんだ」
「……はぁ…」
「《隠者》の能力は自在に顔や身体を操れる。しょっちゅう顔を変えてるから本当の顔は分からない、これは《隠者》が能力を始めて得た時の画像だ。本当の姿の画像はこれしか残っていない」
姿形を自在に操る…どこから襲ってくるか分からないな。
「…《皇帝》攻略の際の鬼門だ。まぁ、そいつの倒し方は考えてるがな」
「仕事が早いな」
俺はXから作戦を聞いて、マッドから出た。
「…《皇帝》の所へ行くか?」
「ああ…行くぜ…」
俺が歩いていた時、後ろから叫び声が聞こえた。
「…おい!トシジ避けろぉ!!!」
後ろを振り返るとXがナイフを振り上げている。
「…うぉ!?」
ザンッ
俺は避けた。振り下ろしたナイフは地面へ突き刺さった。
「…《隠者》か」
Xが二人いる。すると片方が喋り出した。
「…《皇帝》の障害は消す」
「クソ…いつ入れ替わった…!?」
「会計の時だ!…俺が会計を払っていた時にお前はもう一人の俺と店を出たのを見ていたんだ」
そして《隠者》は近くにある家の塀を登って逃げた。
「…離れるなよ…いつ俺たちのどちらかに入れ替わるか分からねぇ…」
俺たちが背中を合わせて周囲を警戒した。少し経ったあとXと俺は二人で辺りが安全な事を確認したあとに安心した。それも束の間その時に周囲から武器を持つ男達が現れた。
「…《皇帝》の手下どもか…」
「ぶっ殺せ!!」
大勢の男が俺たちに向かってくる。俺たちも応戦するが、まずい!
「…いつ入れ替わられるか分からない!」
戦いに集中していてお互いを確認できない、クソ!
「…トシジ!…一旦退避するぞ!」
「ああ!」
俺たちは入れ替わられる前に男達を突破した。そしてXと俺は一旦路地裏に隠れた。男達は俺たちに気付かずに通り過ぎた。
「…なんとかなったな」
「………」
俺はXを羽交い締めにした。Xは困惑している。
「な…なんだ!?」
「今だ!!」
その瞬間、スーツを着た男がXの首めがけて蹴った。
ゴォォォ!!
俺の立っている場所に向かって飛行機が向かってきた。
「…ハ!?」
斎藤がいない…最初からこうしようとしていたのか。
「…クソが…!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…トシ…ジ」
「残念だったな、トシジは俺の策略で死んだ」
「クソ…!…お前!!」
「おいおい…誰が死んだって?」
「…なに…?」
俺は斎藤の背後に立っていた。
ドゴッ!!
「…ぐぁ…!!」
俺は斎藤を殴った。斎藤は壁にぶつかり、倒れた。
「な…なぜ…生きている…」
「これだ」
俺は【ワイヤーフック】を取り出した。
「…コイツを遠くの飛行機にくっつけたあとに俺はスカイタワーを飛び降りた。だから飛行機に当たる事は無い!」
【ワイヤーフック】は最大100m地点まで届く。それが救いだったか。
「…そして、どうやらお前の能力で発現した乗り物は1分後に消えるようだな。あの時の車も警察が来る頃には消えいて衝突した跡だけが残っていた」
飛行機が消えたあとに俺はスカイタワーに【ワイヤーフック】を引っ掛けて戻ってこれた。
「…ク…ソ…」
俺は斎藤が気絶する前に記憶を読み取った。
ーーーーーーー
「…」
記憶を読み取ったが前回の洗脳者と変わらなかった。洗脳されていない者も《皇帝》の後ろにいるデモニオの恐怖で動いているということも《世界》の薫君に教えてもらった。
デモニオの指示を《皇帝》が行い、洗脳が効かない者は恐怖で従える…か。
「…あの《皇帝》を探さない事には変わりないな」
俺はザインとスカイタワーを後にした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…デモニオさん、身体中が傷だらけですが、大丈夫ですか」
「心配してくれてるの?…ありがとね。本心は思ってないんだろうけどさ」
「そんな馬鹿な…」
海堂は表情を変えずに答えた。そんな時、扉を開けてバンダナを巻いた男が入ってきた。
「…酷い有様だな、デモニオ」
「………火寺か」
「…手伝ってやろうか?…それ」
火寺はデモニオの腕を見て言った。
「頼むよ」
バキャッ!!
火寺はデモニオの折れた腕を掴み、元に戻した。
「…いきなりする奴がいるか!…やる瞬間くらい声をかけてよ!」
「痛かったか?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「《皇帝》を倒す為の作戦を思いついた」
俺はXとマッドでハンバーガーを食べながら話していた。
「《皇帝》が俺の追ってるデモニオの有力な情報を持ってんだ。倒して聞き出す為に作戦を教えてくれ」
「…《隠者》」
「なんだよそれ」
Xは携帯を取り出して俺にある男の後ろ姿を撮った画像を見せた。
「《皇帝》にはガードが付いている。《隠者》のタロットカード使いだ。これはその男の後ろ姿」
「顔は無いのかよ」
「…誰も見たことが無いんだ」
「……はぁ…」
「《隠者》の能力は自在に顔や身体を操れる。しょっちゅう顔を変えてるから本当の顔は分からない、これは《隠者》が能力を始めて得た時の画像だ。本当の姿の画像はこれしか残っていない」
姿形を自在に操る…どこから襲ってくるか分からないな。
「…《皇帝》攻略の際の鬼門だ。まぁ、そいつの倒し方は考えてるがな」
「仕事が早いな」
俺はXから作戦を聞いて、マッドから出た。
「…《皇帝》の所へ行くか?」
「ああ…行くぜ…」
俺が歩いていた時、後ろから叫び声が聞こえた。
「…おい!トシジ避けろぉ!!!」
後ろを振り返るとXがナイフを振り上げている。
「…うぉ!?」
ザンッ
俺は避けた。振り下ろしたナイフは地面へ突き刺さった。
「…《隠者》か」
Xが二人いる。すると片方が喋り出した。
「…《皇帝》の障害は消す」
「クソ…いつ入れ替わった…!?」
「会計の時だ!…俺が会計を払っていた時にお前はもう一人の俺と店を出たのを見ていたんだ」
そして《隠者》は近くにある家の塀を登って逃げた。
「…離れるなよ…いつ俺たちのどちらかに入れ替わるか分からねぇ…」
俺たちが背中を合わせて周囲を警戒した。少し経ったあとXと俺は二人で辺りが安全な事を確認したあとに安心した。それも束の間その時に周囲から武器を持つ男達が現れた。
「…《皇帝》の手下どもか…」
「ぶっ殺せ!!」
大勢の男が俺たちに向かってくる。俺たちも応戦するが、まずい!
「…いつ入れ替わられるか分からない!」
戦いに集中していてお互いを確認できない、クソ!
「…トシジ!…一旦退避するぞ!」
「ああ!」
俺たちは入れ替わられる前に男達を突破した。そしてXと俺は一旦路地裏に隠れた。男達は俺たちに気付かずに通り過ぎた。
「…なんとかなったな」
「………」
俺はXを羽交い締めにした。Xは困惑している。
「な…なんだ!?」
「今だ!!」
その瞬間、スーツを着た男がXの首めがけて蹴った。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
背徳のミラールージュ(母と子 それぞれが年の差恋愛にのめり込んでいく鏡写し)
MisakiNonagase
恋愛
24歳の市役所職員・中村洋平には、自慢の恋人がいた。2歳年上の小学校教師、夏海。誰もが羨む「正解」の幸せの中にいたはずだった。
しかし、50歳になる母・美鈴が21歳の青年・翔吾と恋に落ちたとき、歯車は狂い出す。
母の恋路を「不潔だ」と蔑んでいた洋平だったが、気づけば自分もまた、抗えない引力に引き寄せられていた。
その相手は、母の恋人の母親であり、二回りも年上の柳田悦子。
純愛か、背徳か。4年付き合った恋人を捨ててまで、なぜ僕は「彼女」を求めてしまうのか。
交差する二組の親子。歪な四角関係の果てに、彼らが見つける愛の形とは――。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる