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第三章
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ハンバーガーを食べ終わり、フライドポテトをもそもそと食べているとテーブルに置かれていた北村のスマホが震え始めた。
継続的に震えているから電話だろう。北村も画面を覗いてはいるが出るのをためらっているようだった。
「出なよ。大事な用件かもよ」
「悪い。彼女からだ」
スマホを持って席を立ち、コートを羽織って律儀に外に行って話をし始めた。聞かれたくない内容かもしれないけど、真面目だよなーと思う。
店内から見ると外は寒そうではあったが、北村の立ち姿をみると寒さを感じさせなくて男らしくて少し羨ましい。松浦や南のように派手な外見でもないが妙な色気を感じる男前だ。俺だったら北村のようになりたいね。真面目で色気たっぷりの男前に。
すぐには帰ってこなそうな雰囲気だったから北村のポテトも食す。俺のポテトはもうない。この太目のポテトはモサモサしていてあまり好みじゃないけど、熱々上げたてだからこそ食べれると言ったかんじ。だから北村もポテトも冷めてしまう前にいただかなければならない。
でも太いだけあって本数が少なめだからあっという間に食べ終えちゃうんだよな。
丁度すべてのサイドメニューを食べ終えたところで北村が店内に戻ってきた。少しほっぺと鼻の頭が赤いからやっぱり外は寒いんだろうな。
「すまん、佐野。これから彼女がここに来る」
「え。ここに来る?」
「前に今日の午後から生徒会がないって伝えていたようでさ。彼女も用事がなくなって暇だからって向かっているらしい。友人といるからと、一応は止めたんだけど」
「まぁいいんじゃないか。でも北村ってその彼女と結婚したらずっと振り回されてそうだな」
「今でもフルスイングで回されっぱなしだけど」
苦笑はするが満更でもない北村の姿に、やっぱりちょっと羨ましさが募る。彼女、って響きがまずイイ。
すべて食べ終えたし、俺も退散するか。こんだけ荷物があれば帰りはタクシーがいい。
立ち上がって荷物をまとめる。
「俺はその辺でタクシー拾って帰るわ。サンキューな、付き合ってくれて」
「もう帰る? 彼女が佐野にも会ってみたいって言ってたんだけど。俺も学校の話とかするとき佐野の話もするし」
「彼女もいない俺にゃーお前らが眩しすぎてムカつくかもしれないから退散しておく」
「そうか。悪いな。また埋め合わせする」
「あいよー」
かさばる紙袋を両手に店を出た。
空気が冷たいが風がないからまだ大丈夫。雲で隠れて陽が出てきそうにもないしさっさと大通りに出てタクシーでも拾おう。
一方通行ばかりのこの道は同じような景色も多い。路地は物騒だとよく聞くし歩きたくなくて、なるべく大きい道を通るがそうなると遠回りになることも多かった。
北村と2人でいたときでも入らなかった路地だが、荷物が多すぎてあまり歩きたくない。それにまだ昼間だし危険なことなんて何もないだろうと大通りに出るため細い路地を突っ切ることにした。
比較的新し目のビルと、昭和の臭いがする古びたコンクリートのビルの間を通ることにした。一番近かったからだ。人が2人並んで歩くのがやっとなくらいで、荷物を持った俺なんて1人がちょうど良いくらいの道。地面にはタバコの吸殻や空き缶やなんだがよく分からないごみが散乱していたり、時々ひどく臭いときがある。
やはりこんなところでの1人は心細くなってきた。何があるわけでもないのに、ただ通り過ぎるだけなのに。
出来るだけ息をしないように足早に通り過ぎようとしていると、あと半分というところで古びたビルからドアがガチャリと開いた。ドア横には小さめの青いポリのゴミ箱2つ置いてあるから裏口なのかもしれない。こんな狭い場所でのドアなんてと思うが、後からこの新しいビルが出来たのなら、このドアは昔はもっと使い勝手のよかったドアだったのだろう。
しかしさっさと通り過ぎたいのにこんな狭いところでドアを開けられたら通れなくなってしまう。息だってそうそうしたくないのに。
すると開いたドアからタバコを咥えた男が2人話をしながら出てきた。
2人ともスキンヘッドで上下真っ黒の服装。今まで17年生きてきたけど周りにこんな人たちはいなかったし、漫画や映画でしかみたことがない。
一瞬息を吸い込んで、呼吸が止まってしまった。
いかにもガラが悪いその風貌、佇まい。でも俺だって男だし別にどうこうはない、そう踏んでいるがなぜか男達が俺に気がついたときのニヤケた笑顔を見て何故来た道をすぐ戻らなかったのかと後悔した。
俺を見下げる歪んだ笑みは立ち竦む俺の体を金縛りのように動けなくしていた。
初めての、何にも言い表せない恐怖に男達が近づいてきても動けない。
だいいち動いてしまったら、この破裂しそうなほどの心臓の音がバレてしまいそうだった。
「ぼくちゃん、かわいいね。迷子なの?」
にやけたツラににやけた声。
乱暴に腕を取られ「ひっ」と声が漏れたくらいで喉がカラカラに乾いて言葉なんて出てこなかった。
俺よりもでかい男2人に抱きこまれてしまえば身動きなんて出来ない。そもそも俺は力自慢でも喧嘩が強いわけでもないし、抵抗してみたって男達にしてみれば「コラコラ、大人しくしてろよ」なんて子供を相手にしているようだ。
感じたことのないゴツゴツとした男達の手や体つきの感触に鳥肌が立つ。手で塞がれてしまった口も、声を出したくても出せない。手で塞がれていなくても大声なんて出ないだろう。喉も唇も震えてしまって役には立ちそうになかった。
物騒な噂はずっとあった。だから避けてもきた。でも今ここで、こんな昼間から連れ去られるとは思わない。俺は男であったし。でも気をつけろとはずっと言われてきた。
身じろいでもびくともしない腕にひきずられ、真っ暗なビルの中へと入り、ぼろいドアが閉まっていくのを嘘のように感じながら見ていた。
継続的に震えているから電話だろう。北村も画面を覗いてはいるが出るのをためらっているようだった。
「出なよ。大事な用件かもよ」
「悪い。彼女からだ」
スマホを持って席を立ち、コートを羽織って律儀に外に行って話をし始めた。聞かれたくない内容かもしれないけど、真面目だよなーと思う。
店内から見ると外は寒そうではあったが、北村の立ち姿をみると寒さを感じさせなくて男らしくて少し羨ましい。松浦や南のように派手な外見でもないが妙な色気を感じる男前だ。俺だったら北村のようになりたいね。真面目で色気たっぷりの男前に。
すぐには帰ってこなそうな雰囲気だったから北村のポテトも食す。俺のポテトはもうない。この太目のポテトはモサモサしていてあまり好みじゃないけど、熱々上げたてだからこそ食べれると言ったかんじ。だから北村もポテトも冷めてしまう前にいただかなければならない。
でも太いだけあって本数が少なめだからあっという間に食べ終えちゃうんだよな。
丁度すべてのサイドメニューを食べ終えたところで北村が店内に戻ってきた。少しほっぺと鼻の頭が赤いからやっぱり外は寒いんだろうな。
「すまん、佐野。これから彼女がここに来る」
「え。ここに来る?」
「前に今日の午後から生徒会がないって伝えていたようでさ。彼女も用事がなくなって暇だからって向かっているらしい。友人といるからと、一応は止めたんだけど」
「まぁいいんじゃないか。でも北村ってその彼女と結婚したらずっと振り回されてそうだな」
「今でもフルスイングで回されっぱなしだけど」
苦笑はするが満更でもない北村の姿に、やっぱりちょっと羨ましさが募る。彼女、って響きがまずイイ。
すべて食べ終えたし、俺も退散するか。こんだけ荷物があれば帰りはタクシーがいい。
立ち上がって荷物をまとめる。
「俺はその辺でタクシー拾って帰るわ。サンキューな、付き合ってくれて」
「もう帰る? 彼女が佐野にも会ってみたいって言ってたんだけど。俺も学校の話とかするとき佐野の話もするし」
「彼女もいない俺にゃーお前らが眩しすぎてムカつくかもしれないから退散しておく」
「そうか。悪いな。また埋め合わせする」
「あいよー」
かさばる紙袋を両手に店を出た。
空気が冷たいが風がないからまだ大丈夫。雲で隠れて陽が出てきそうにもないしさっさと大通りに出てタクシーでも拾おう。
一方通行ばかりのこの道は同じような景色も多い。路地は物騒だとよく聞くし歩きたくなくて、なるべく大きい道を通るがそうなると遠回りになることも多かった。
北村と2人でいたときでも入らなかった路地だが、荷物が多すぎてあまり歩きたくない。それにまだ昼間だし危険なことなんて何もないだろうと大通りに出るため細い路地を突っ切ることにした。
比較的新し目のビルと、昭和の臭いがする古びたコンクリートのビルの間を通ることにした。一番近かったからだ。人が2人並んで歩くのがやっとなくらいで、荷物を持った俺なんて1人がちょうど良いくらいの道。地面にはタバコの吸殻や空き缶やなんだがよく分からないごみが散乱していたり、時々ひどく臭いときがある。
やはりこんなところでの1人は心細くなってきた。何があるわけでもないのに、ただ通り過ぎるだけなのに。
出来るだけ息をしないように足早に通り過ぎようとしていると、あと半分というところで古びたビルからドアがガチャリと開いた。ドア横には小さめの青いポリのゴミ箱2つ置いてあるから裏口なのかもしれない。こんな狭い場所でのドアなんてと思うが、後からこの新しいビルが出来たのなら、このドアは昔はもっと使い勝手のよかったドアだったのだろう。
しかしさっさと通り過ぎたいのにこんな狭いところでドアを開けられたら通れなくなってしまう。息だってそうそうしたくないのに。
すると開いたドアからタバコを咥えた男が2人話をしながら出てきた。
2人ともスキンヘッドで上下真っ黒の服装。今まで17年生きてきたけど周りにこんな人たちはいなかったし、漫画や映画でしかみたことがない。
一瞬息を吸い込んで、呼吸が止まってしまった。
いかにもガラが悪いその風貌、佇まい。でも俺だって男だし別にどうこうはない、そう踏んでいるがなぜか男達が俺に気がついたときのニヤケた笑顔を見て何故来た道をすぐ戻らなかったのかと後悔した。
俺を見下げる歪んだ笑みは立ち竦む俺の体を金縛りのように動けなくしていた。
初めての、何にも言い表せない恐怖に男達が近づいてきても動けない。
だいいち動いてしまったら、この破裂しそうなほどの心臓の音がバレてしまいそうだった。
「ぼくちゃん、かわいいね。迷子なの?」
にやけたツラににやけた声。
乱暴に腕を取られ「ひっ」と声が漏れたくらいで喉がカラカラに乾いて言葉なんて出てこなかった。
俺よりもでかい男2人に抱きこまれてしまえば身動きなんて出来ない。そもそも俺は力自慢でも喧嘩が強いわけでもないし、抵抗してみたって男達にしてみれば「コラコラ、大人しくしてろよ」なんて子供を相手にしているようだ。
感じたことのないゴツゴツとした男達の手や体つきの感触に鳥肌が立つ。手で塞がれてしまった口も、声を出したくても出せない。手で塞がれていなくても大声なんて出ないだろう。喉も唇も震えてしまって役には立ちそうになかった。
物騒な噂はずっとあった。だから避けてもきた。でも今ここで、こんな昼間から連れ去られるとは思わない。俺は男であったし。でも気をつけろとはずっと言われてきた。
身じろいでもびくともしない腕にひきずられ、真っ暗なビルの中へと入り、ぼろいドアが閉まっていくのを嘘のように感じながら見ていた。
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