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Case49.教授の遺した暗号③
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呆れた彼女の言葉に、東さんたちも苦い表情を浮かべた。
すると、零さんは一転して穏やかな笑みを浮かべ、彼女の方を見つめる。どうしたのかと首を傾げると、零さんは驚くべき言葉を口にした。
「それより、久しぶりだね。元気そうで良かった・・・・」
ーカイリ『教授の遺した暗号』第3章 下書きー
※
「私が宮前教授と犯人・・・の姿を見たのは、19時くらいだったと思います。図書館で勉強した後にサークルも行って、帰るのが遅くなったんです」
村上琴子は講義室の椅子に腰掛け、膝の上で手を組んでいた。視線は常に下を向いており、必死に言葉を選んでいる様子だった。
「私、宮前教授の講義を取っていて、音楽科の教授ですから、関わる機会も多いんです。昨日、宮前教授の講義はなかったんですけど、渡したいものがあって、音楽室に行ったんです」
「渡したいもの?」
海里が首を傾げた。村上琴子は頷く。
「はい。これです」
そう言って、琴子は自分の鞄を開き、1枚の紙を海里に渡した。丁寧にジップロックに入っており、中の紙は小さなビニール袋にまで入れられている。几帳面な少女だと思いながら、海里は紙に視線を落とした。
「これは・・・・⁉︎」
海里、龍、小夜は、彼女が差し出した紙を見て怪訝な顔をした。そこには、
①(4)①(2)①(9)
⑤(7)⑤(5)
②(7)❸(3)②(3)①(7) (50)
「何だ? これ・・・」
龍が呆れ混じりに呟き、続いて小夜が声を上げた。
「村上さん。本当に、これを宮前教授が持っていたの?」
小夜は信じ難いというような表情で尋ねた。しかし、村上琴子は躊躇う様子なく頷く。海里は何度も紙を見返したが、全く意味が分からなかった。
そんな中、村上琴子は再び口を開く。
「事件の前日のことです。宮前教授と構内ですれ違って、その時、宮前教授の胸ポケットあたりから、これが落ちたんです。拾ったので声をかけようと思ったんですが、急がれていたので呼び止められなくて。その日のうちに渡そうと思ったんですけど時間がなかったので、仕方なく家に持ち帰ったんです。
それで事件当日の昨日、返そうと思って音楽室に行きました」
「それで殺人を目撃したのですね?」
「はい」
海里は、長い息を吐いた。宮前太一が亡くなったのが彼女の言う通り18時だとすれば、彼は、生徒がいる時間帯に殺されたことになる。
「しかし・・・犯人も危険なことをしますね。学生に自分の顔が見られるかもしれないと言うのに、そんな早い時間に殺人を・・・・?」
「音楽科の生徒は、他の学科に比べて少ないんです。ですから、音楽室に用がある生徒もあまりいなくて」
村上琴子の言葉に、海里はなるほど、と言った。確かに、この学校の人間であれば、そのくらいの情報は誰でも知っている。殺すタイミングは、意外に多かったのだろう。
「この紙、お預かりしても?」
「どうぞ。もともと、宮前教授の物ですから」
「ありがとうございます。お忙しいところ、すみませんでした」
「いえ。あの・・・泉龍寺さん」
「どうしたの?」
小夜が琴子の顔を覗き込むように、少し屈んだ。琴子は目を泳がせながら、
「2人きりで、話がしたいです」
「いいわよ。別室に行きましょう」
小夜はその場では彼女に何も聞かず、黙って講義室を出て行った。その後ろ姿を見た海里と龍は、怪訝な顔をする。
「話って何だと思う?」
「さあ・・・しかし、教務課の小夜さんに村上さんが勉強の質問をするとは思えません。今成績関連の話をするのもおかしいですし、恐らく、事件に関わる何かでしょう」
「だろうな。だが、今の問題はこれだ」
「ええ」
海里は再び暗号を睨んだ。やはり、規則性などは見出せない。なぜ宮前太一がこんなものを持っていたのか、何の暗号なのかーー。暗中模索、の4文字が頭をよぎった。
その時だった。
「難しい顔してるね。どうしたの?」
「玲央さん?」 「兄貴?」
いつもと同じ笑みを浮かべ、玲央は講義室に入って来た。扉を閉め、海里の側に立ち、横から暗号を覗き込み、鷹揚に頷く。
「なるほど。確かに意味が分からない。ただ、色違いの丸や括弧に意味はあるだろう。そうじゃなきゃ、こんな面倒なやり方はしないし」
「それはそうだと思いますが・・・どうしてここに? 東堂さんから、今日は来ないと聞いていたのですが」
よく知ってるね、と言いながら玲央は続けた。
「俺も来るつもりはなかったよ。江本君には悪いけど、上からの指示さ。どうやら、上層部は君を信用していないらしい。九重警視長が実績があると主張したけどダメだったから、兄で同じ警部の俺が引っ張り出されたって感じかな」
玲央は苦笑した。龍も聞き飽きた言葉なのか、呆れた表情をしている。当の本人である海里は、玲央の言葉を聞いているのか分からないほど、暗号を凝視していた。
玲央は海里らしいと感じたのか、思わず笑みをこぼす。しかし、すぐに温かみを含んだ目の光は消え、刑事らしい鋭さを露わにした。
「でも、今回の殺人犯は度胸があるよね。学生が来ないかもしれないとはいえ、見つかれば殺人犯だと騒がれることは確実。おまけに手で締め殺してから吊るした? 随分な力仕事じゃないか」
玲央は、妙に“手で締め殺した”という言葉を強調した。当然、2人もその意味を分かっている。
「やはり、おかしいですか」
「俺にはそう思えるよ。龍は?」
「おかしいだろうな。
犯人は被害者を手で締め殺したのに、わざわざ吊るした。そのまま遺体を床に放置しておいた方が、犯人にとっての手間は省ける。だが、被害者の首に手の跡は残っていなかった・・・・」
「ええ。被害者がピアノ線で絞め殺されたことは確実なんです。吉川線や爪から被害者以外の皮膚片等が見当たらないことが理由ですね。
しかし、音楽科の生徒である村上琴子さんは、手で首を絞められている被害者を目撃しています。この矛盾を解決しないと、事件の真相は見えません」
2人の見解を聞いて頷いた玲央は、軽い溜息をついた。
「口で言うと分かりにくいね。少し整理しようか。」
そう言って、玲央は龍から受け取ったメモ用紙を1枚千切り、持っていたボールペンで時系列を書き出した。それは、以下の通りである。
〈昨夜〉
・18時前?
宮前太一死亡。ピアノ線に よる絞殺。
・18時
生徒である村上琴子が、首を絞められ
ている宮前太一と、犯人らしき人物を
目撃。
→犯人の顔は見えず
〈今朝~現在〉
・8時
学長・水嶋智彦が遺体発見。音楽室を
封鎖し、警察へ通報。
・8時半
東堂・江本の両名が水嶋大学到着。水
嶋からの指示のもと、調査開始。
→同時刻に泉龍寺小夜と再会、共同捜査
・9時~14時
大学内部における被害者の情報収集。
→教授・生徒からの聞き取り調査。
・14時半(現在)
村上琴子に話を聞く。
→暗号の紙を受け取る。意味は不明。
「こう見ると穴だらけですね。調べ物の時間が長い・・・・」
「仕方ないんじゃないか? 学長が徹底的に生徒と関わることを許していないんだから」
「それにしても、だよ。水嶋学長は何か隠している気がするけどなあ。彼、事情聴取に応じなかったんだろ?」
「はい。仕事があると・・・・」
「それ嘘よ」
そう言いながら入って来たのは小夜だった。海里は思わず「嘘?」と反問する。
「ええ。廊下ですれ違った学生に、学長を見たか聞いたの。そしたら、学長室でお茶飲んでたって。全く・・・呆れてものも言えないわ」
龍は呆れた顔をしながら言った。
「自分が設立した学校の心配はないのか?」
「少しはして欲しいけどね」
玲央は苦い笑みを浮かべた。だが、すぐに一転。優しげな笑みと視線を小夜に向けた。
「それよりーー久しぶりじゃないか。元気そうだね、小夜」
その言葉に、海里と龍は動きを止めた。小夜は嬉しそうに笑い、玲央に声をかける。
「ええ。あなたも元気そうで良かったわ。玲央」
小夜はゆっくりと玲央に近づいた。彼女は手に持っていたノートを差し出し、玲央に渡す。
「はい、どうぞ。あなたに頼まれて調べた水嶋学長と宮前教授の情報」
「ありがとう」
玲央は変わらず笑っていたが、小夜は溜息をついた。
「私は警察官でも探偵でも、ましてや天宮でもないのよ? こんなこと頼むなんてどうかしてるわ」
「できると思うから頼んでるのさ」
不思議な信頼と、優しげな視線を交わす2人。隠された関係が意味するものとは?
すると、零さんは一転して穏やかな笑みを浮かべ、彼女の方を見つめる。どうしたのかと首を傾げると、零さんは驚くべき言葉を口にした。
「それより、久しぶりだね。元気そうで良かった・・・・」
ーカイリ『教授の遺した暗号』第3章 下書きー
※
「私が宮前教授と犯人・・・の姿を見たのは、19時くらいだったと思います。図書館で勉強した後にサークルも行って、帰るのが遅くなったんです」
村上琴子は講義室の椅子に腰掛け、膝の上で手を組んでいた。視線は常に下を向いており、必死に言葉を選んでいる様子だった。
「私、宮前教授の講義を取っていて、音楽科の教授ですから、関わる機会も多いんです。昨日、宮前教授の講義はなかったんですけど、渡したいものがあって、音楽室に行ったんです」
「渡したいもの?」
海里が首を傾げた。村上琴子は頷く。
「はい。これです」
そう言って、琴子は自分の鞄を開き、1枚の紙を海里に渡した。丁寧にジップロックに入っており、中の紙は小さなビニール袋にまで入れられている。几帳面な少女だと思いながら、海里は紙に視線を落とした。
「これは・・・・⁉︎」
海里、龍、小夜は、彼女が差し出した紙を見て怪訝な顔をした。そこには、
①(4)①(2)①(9)
⑤(7)⑤(5)
②(7)❸(3)②(3)①(7) (50)
「何だ? これ・・・」
龍が呆れ混じりに呟き、続いて小夜が声を上げた。
「村上さん。本当に、これを宮前教授が持っていたの?」
小夜は信じ難いというような表情で尋ねた。しかし、村上琴子は躊躇う様子なく頷く。海里は何度も紙を見返したが、全く意味が分からなかった。
そんな中、村上琴子は再び口を開く。
「事件の前日のことです。宮前教授と構内ですれ違って、その時、宮前教授の胸ポケットあたりから、これが落ちたんです。拾ったので声をかけようと思ったんですが、急がれていたので呼び止められなくて。その日のうちに渡そうと思ったんですけど時間がなかったので、仕方なく家に持ち帰ったんです。
それで事件当日の昨日、返そうと思って音楽室に行きました」
「それで殺人を目撃したのですね?」
「はい」
海里は、長い息を吐いた。宮前太一が亡くなったのが彼女の言う通り18時だとすれば、彼は、生徒がいる時間帯に殺されたことになる。
「しかし・・・犯人も危険なことをしますね。学生に自分の顔が見られるかもしれないと言うのに、そんな早い時間に殺人を・・・・?」
「音楽科の生徒は、他の学科に比べて少ないんです。ですから、音楽室に用がある生徒もあまりいなくて」
村上琴子の言葉に、海里はなるほど、と言った。確かに、この学校の人間であれば、そのくらいの情報は誰でも知っている。殺すタイミングは、意外に多かったのだろう。
「この紙、お預かりしても?」
「どうぞ。もともと、宮前教授の物ですから」
「ありがとうございます。お忙しいところ、すみませんでした」
「いえ。あの・・・泉龍寺さん」
「どうしたの?」
小夜が琴子の顔を覗き込むように、少し屈んだ。琴子は目を泳がせながら、
「2人きりで、話がしたいです」
「いいわよ。別室に行きましょう」
小夜はその場では彼女に何も聞かず、黙って講義室を出て行った。その後ろ姿を見た海里と龍は、怪訝な顔をする。
「話って何だと思う?」
「さあ・・・しかし、教務課の小夜さんに村上さんが勉強の質問をするとは思えません。今成績関連の話をするのもおかしいですし、恐らく、事件に関わる何かでしょう」
「だろうな。だが、今の問題はこれだ」
「ええ」
海里は再び暗号を睨んだ。やはり、規則性などは見出せない。なぜ宮前太一がこんなものを持っていたのか、何の暗号なのかーー。暗中模索、の4文字が頭をよぎった。
その時だった。
「難しい顔してるね。どうしたの?」
「玲央さん?」 「兄貴?」
いつもと同じ笑みを浮かべ、玲央は講義室に入って来た。扉を閉め、海里の側に立ち、横から暗号を覗き込み、鷹揚に頷く。
「なるほど。確かに意味が分からない。ただ、色違いの丸や括弧に意味はあるだろう。そうじゃなきゃ、こんな面倒なやり方はしないし」
「それはそうだと思いますが・・・どうしてここに? 東堂さんから、今日は来ないと聞いていたのですが」
よく知ってるね、と言いながら玲央は続けた。
「俺も来るつもりはなかったよ。江本君には悪いけど、上からの指示さ。どうやら、上層部は君を信用していないらしい。九重警視長が実績があると主張したけどダメだったから、兄で同じ警部の俺が引っ張り出されたって感じかな」
玲央は苦笑した。龍も聞き飽きた言葉なのか、呆れた表情をしている。当の本人である海里は、玲央の言葉を聞いているのか分からないほど、暗号を凝視していた。
玲央は海里らしいと感じたのか、思わず笑みをこぼす。しかし、すぐに温かみを含んだ目の光は消え、刑事らしい鋭さを露わにした。
「でも、今回の殺人犯は度胸があるよね。学生が来ないかもしれないとはいえ、見つかれば殺人犯だと騒がれることは確実。おまけに手で締め殺してから吊るした? 随分な力仕事じゃないか」
玲央は、妙に“手で締め殺した”という言葉を強調した。当然、2人もその意味を分かっている。
「やはり、おかしいですか」
「俺にはそう思えるよ。龍は?」
「おかしいだろうな。
犯人は被害者を手で締め殺したのに、わざわざ吊るした。そのまま遺体を床に放置しておいた方が、犯人にとっての手間は省ける。だが、被害者の首に手の跡は残っていなかった・・・・」
「ええ。被害者がピアノ線で絞め殺されたことは確実なんです。吉川線や爪から被害者以外の皮膚片等が見当たらないことが理由ですね。
しかし、音楽科の生徒である村上琴子さんは、手で首を絞められている被害者を目撃しています。この矛盾を解決しないと、事件の真相は見えません」
2人の見解を聞いて頷いた玲央は、軽い溜息をついた。
「口で言うと分かりにくいね。少し整理しようか。」
そう言って、玲央は龍から受け取ったメモ用紙を1枚千切り、持っていたボールペンで時系列を書き出した。それは、以下の通りである。
〈昨夜〉
・18時前?
宮前太一死亡。ピアノ線に よる絞殺。
・18時
生徒である村上琴子が、首を絞められ
ている宮前太一と、犯人らしき人物を
目撃。
→犯人の顔は見えず
〈今朝~現在〉
・8時
学長・水嶋智彦が遺体発見。音楽室を
封鎖し、警察へ通報。
・8時半
東堂・江本の両名が水嶋大学到着。水
嶋からの指示のもと、調査開始。
→同時刻に泉龍寺小夜と再会、共同捜査
・9時~14時
大学内部における被害者の情報収集。
→教授・生徒からの聞き取り調査。
・14時半(現在)
村上琴子に話を聞く。
→暗号の紙を受け取る。意味は不明。
「こう見ると穴だらけですね。調べ物の時間が長い・・・・」
「仕方ないんじゃないか? 学長が徹底的に生徒と関わることを許していないんだから」
「それにしても、だよ。水嶋学長は何か隠している気がするけどなあ。彼、事情聴取に応じなかったんだろ?」
「はい。仕事があると・・・・」
「それ嘘よ」
そう言いながら入って来たのは小夜だった。海里は思わず「嘘?」と反問する。
「ええ。廊下ですれ違った学生に、学長を見たか聞いたの。そしたら、学長室でお茶飲んでたって。全く・・・呆れてものも言えないわ」
龍は呆れた顔をしながら言った。
「自分が設立した学校の心配はないのか?」
「少しはして欲しいけどね」
玲央は苦い笑みを浮かべた。だが、すぐに一転。優しげな笑みと視線を小夜に向けた。
「それよりーー久しぶりじゃないか。元気そうだね、小夜」
その言葉に、海里と龍は動きを止めた。小夜は嬉しそうに笑い、玲央に声をかける。
「ええ。あなたも元気そうで良かったわ。玲央」
小夜はゆっくりと玲央に近づいた。彼女は手に持っていたノートを差し出し、玲央に渡す。
「はい、どうぞ。あなたに頼まれて調べた水嶋学長と宮前教授の情報」
「ありがとう」
玲央は変わらず笑っていたが、小夜は溜息をついた。
「私は警察官でも探偵でも、ましてや天宮でもないのよ? こんなこと頼むなんてどうかしてるわ」
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