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Case163.目覚め
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東京都。神道病院。
「ん・・・?」
女性はゆっくりと目を開けた。蛍光灯が眩しく、カーテンの隙間から光が差し込んでいる。頭の近くで電子音の音が聞こえ、点滴がわずかに視界に入った。
「ここ、は・・・。病院?私・・あの後・・・・」
体を起こそうと力を入れたが、女性の体は動かなかった。無理もない。1ヶ月以上眠っていたのだ。女性は何とかして手を伸ばし、ナースコールを押した。
「お目覚めですか。ああ、無理に起きないでください。まだ体が本調子ではありませんから。」
「あなたは・・・?」
女性は荒い息を吐きながら尋ねた。
「僕は医師の神道大和です。少し検査をしますので、そのままで。」
大和は機械を見て異常なしだと看護師に伝え、頭痛や傷痕が痛まないか女性に尋ねた。
「問題ありませんね。体が動かないのは仕方ありませんから、少しずつリハビリをしましょう。どなたか・・・連絡が取れる方はいますか?」
「えっと・・・可能、なら・・・・玲央・・警視庁捜査一課の、東堂玲央警部にお願いします。家族は無理なので。」
「分かりました。すぐに連絡しますので、今しばらくお待ちください、天宮さん。」
※
「小夜!」
病室の扉を勢いよく開け、玲央が入って来た。走って来たのか、息が乱れている。小夜は看護師に上半身を支えられながら、玲央を見てにっこりと笑った。
「1ヶ月・・・それ以上かしら?私、そんなに眠っていたのね。」
「出血が多かったらしくて、手術後ずっと眠っていた。呼吸はしているけど、意識を取り戻していないから、そのまま入院になったんだよ。」
「そうだったの・・・。」
浩史が死んだあの日より、小夜はいくらか痩せていた。すると大和が入ってきて、玲央の隣に立つ。
「体に異常はありません。ただ、体を動かすためのリハビリは必要です。撃たれた傷は痛まないとのことですが、大きな運動は避けてください。」
「分かりました。」
大和たちが出ていくと、小夜はもう1度ベッドに横になった。玲央はベッドの隣に椅子を置き、心配そうに彼女を見ている。
「夢を・・・見ていたの。子供の頃の、夢。家のことなんて何にも理解してなくて、恵まれるって思っていた時や、両親の不正に気がついて、由花に出会って、あなたに出会う夢。まるで、過去を振り返っているようだったわ。」
「そっか・・・。」
玲央も昔を思い出したのか、微笑んだ。小夜は尋ねる。
「あの後、どうなったの?良かったら聞かせてくれる?」
「もちろん。」
玲央はゆっくりと語り始めた。あの日、浩史が早乙女佑月と共に命を落としたこと、皆悲しんだけど乗り越えて幾度も事件に挑んだこと・・・。
1時間ほど経った頃、玲央は話を終えた。
「色々あったのね。」
「まあね。あの日悲しかったのは事実だけど、九重警視長の死を無駄にしないためにも、徹底的にテロリストを追うことに決めたんだ。まだ、全貌は掴めないけど、近いうちに必ず。」
「・・・・そのことなんだけど・・・生前、九重さんは自分が死ぬつもりだったからなのか、私に世界中のテロリストたちの資料を託したのよ。もし何もなければ、私の家にあると思うわ。」
「そうなの?どこに行ったのかと探していたけど、君が持っていたんだね。」
「ええ。あの事件の後に伝えるつもりだったのよ。こんなに眠るなんて思わなかったから、先延ばしになってしまったわね。」
小夜は苦笑した。撃たれた辺りをさすり、銃弾の感触を思い出す。
「九重さんは、私を殺すつもりはなかったのよね。あの人の腕なら、私の心臓を撃ち抜けた。」
「気づいてたんだ。」
「関わっているうちに、人の性格は見えてくるから。」
沈黙が流れた。微かに空いた窓からそよ風が吹き込んだ。
やがて、玲央は尋ねた。
「もう、復讐心はないの?」
小夜は驚くことも怒ることもなく、ゆっくりと答えた。
「・・・・そうね。直接的に殺したのは早乙女佑月だから、そう言った意味では終わっているわ。でも、父は恐らくテロリストの幹部だったから、それを踏まえると取り込まれてもおかしくないし・・・。まあ、私個人の復讐は、もうお終い・・かな。」
「そう・・・。それなら、良かった。」
玲央は安心したように笑った。すると、今度は小夜が尋ねる。
「私がこれ以上関わるのは反対?」
小夜は答えが分かっている質問を投げかけた。玲央は深く頷く。
「そうだね。元天宮家の令嬢と言っても、俺からすれば君は一般人だ。由花との約束もあるし、巻き込みたくない。でも、君自身が巻き込まれる可能性があるうちは、関わってしまうのも仕方ないと思ってる。それに、君の頭脳が素晴らしいことは事実だ。あの九重警視長も求めたのだから。」
言い終わると、2人は同時に苦笑した。
「つまり、状況によるってことね。」
「そういうことだね。」
しばらくすると、海里と龍がやって来た。
「あら、久しぶりですね。お2人とも。」
「小夜さん・・・!もう、大丈夫なんですか?」
「ええ。まだ体は動きにくいですけど、大きな問題はありません。リハビリをすれば大丈夫だと先生も仰っていましたから。」
「一応、刑務所にいる3人に連絡したけど構わなかったか?」
龍の質問に小夜は頷いた。
「そうだ、小夜って江本君に妹がいることは知ってる?」
「知ってるわ。彼と初めて会った時、勝手に調べたもの。事故に遭って意識不明・・・・だった?」
「はい。でも先日、というより、浩史さんが亡くなったすぐ後に目覚めたんです。」
「まあ、それは良かった。元気?」
「驚くほどに。元々事故の傷が浅かったこともあって。」
「良かった。家族は唯一無二だもの。大切にしないとね。」
海里は頷いた。すると、何か思い出したのか、小夜は玲央に支えられて体を起こした。
「玲央・・・東堂さん。2人に調べて欲しいことがあるの。」
「テロリストのこと?」
「いいえ。ある人物のこと・・・。議員の呉橋光雄は知ってる?」
2人は頷いた。小夜は続ける。
「私の記憶違いでなければ、2週間後に彼のお屋敷でパーティーが催されるの。でも彼には以前から悪い噂が絶えなくて・・・。SPたちもいるだろうけど、多分、あなたたちにも警備の依頼が来ると思う。だから、彼の不正や、できれば彼を狙う人間のことも調べて欲しい。」
小夜は大袈裟とも言えるほど真剣な表情であり、玲央は少し驚きながら尋ねた。
「構わないけど・・・どうして急に?」
「・・・・そのパーティー自体が不正な可能性があるからよ。あくまで噂だけど、そのパーティーで麻薬の取引をする話を耳にしたことがあるの。申し訳ないけど、お願いできる?」
2人は快く了承した。
そして、後日。
「警護の依頼?」
「はい。警視庁捜査一課に直々に来ました。呉橋光雄からです。」
伊吹の言葉に、龍と玲央は驚いた。本当に小夜の言う通りになるとは思っていなかったのだ。
「ただ呉橋には麻薬密売の容疑がありますから、できればそちらにも目を向けてください。屋敷には地下もあるので、許可が出れば入室を。非常時の発砲許可もしておきます。」
「だいぶ切羽詰まった話なんだね・・・了解。」
「ああ、それと・・この手紙。江本さんでしたっけ?あの方に渡しておいてください。」
金色の縁で彩られた手紙に龍は首を傾げた。
「これ・・・パーティーの招待状?江本にか?」
「はい。呉橋からの物です。真意は存じませんが、取り敢えずお願いします。」
「・・・分かった。」
嫌な予感がする。2人は、何となくそう思った。
そして、その予感が当たることを、2人はまだ、知らない。
「ん・・・?」
女性はゆっくりと目を開けた。蛍光灯が眩しく、カーテンの隙間から光が差し込んでいる。頭の近くで電子音の音が聞こえ、点滴がわずかに視界に入った。
「ここ、は・・・。病院?私・・あの後・・・・」
体を起こそうと力を入れたが、女性の体は動かなかった。無理もない。1ヶ月以上眠っていたのだ。女性は何とかして手を伸ばし、ナースコールを押した。
「お目覚めですか。ああ、無理に起きないでください。まだ体が本調子ではありませんから。」
「あなたは・・・?」
女性は荒い息を吐きながら尋ねた。
「僕は医師の神道大和です。少し検査をしますので、そのままで。」
大和は機械を見て異常なしだと看護師に伝え、頭痛や傷痕が痛まないか女性に尋ねた。
「問題ありませんね。体が動かないのは仕方ありませんから、少しずつリハビリをしましょう。どなたか・・・連絡が取れる方はいますか?」
「えっと・・・可能、なら・・・・玲央・・警視庁捜査一課の、東堂玲央警部にお願いします。家族は無理なので。」
「分かりました。すぐに連絡しますので、今しばらくお待ちください、天宮さん。」
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「小夜!」
病室の扉を勢いよく開け、玲央が入って来た。走って来たのか、息が乱れている。小夜は看護師に上半身を支えられながら、玲央を見てにっこりと笑った。
「1ヶ月・・・それ以上かしら?私、そんなに眠っていたのね。」
「出血が多かったらしくて、手術後ずっと眠っていた。呼吸はしているけど、意識を取り戻していないから、そのまま入院になったんだよ。」
「そうだったの・・・。」
浩史が死んだあの日より、小夜はいくらか痩せていた。すると大和が入ってきて、玲央の隣に立つ。
「体に異常はありません。ただ、体を動かすためのリハビリは必要です。撃たれた傷は痛まないとのことですが、大きな運動は避けてください。」
「分かりました。」
大和たちが出ていくと、小夜はもう1度ベッドに横になった。玲央はベッドの隣に椅子を置き、心配そうに彼女を見ている。
「夢を・・・見ていたの。子供の頃の、夢。家のことなんて何にも理解してなくて、恵まれるって思っていた時や、両親の不正に気がついて、由花に出会って、あなたに出会う夢。まるで、過去を振り返っているようだったわ。」
「そっか・・・。」
玲央も昔を思い出したのか、微笑んだ。小夜は尋ねる。
「あの後、どうなったの?良かったら聞かせてくれる?」
「もちろん。」
玲央はゆっくりと語り始めた。あの日、浩史が早乙女佑月と共に命を落としたこと、皆悲しんだけど乗り越えて幾度も事件に挑んだこと・・・。
1時間ほど経った頃、玲央は話を終えた。
「色々あったのね。」
「まあね。あの日悲しかったのは事実だけど、九重警視長の死を無駄にしないためにも、徹底的にテロリストを追うことに決めたんだ。まだ、全貌は掴めないけど、近いうちに必ず。」
「・・・・そのことなんだけど・・・生前、九重さんは自分が死ぬつもりだったからなのか、私に世界中のテロリストたちの資料を託したのよ。もし何もなければ、私の家にあると思うわ。」
「そうなの?どこに行ったのかと探していたけど、君が持っていたんだね。」
「ええ。あの事件の後に伝えるつもりだったのよ。こんなに眠るなんて思わなかったから、先延ばしになってしまったわね。」
小夜は苦笑した。撃たれた辺りをさすり、銃弾の感触を思い出す。
「九重さんは、私を殺すつもりはなかったのよね。あの人の腕なら、私の心臓を撃ち抜けた。」
「気づいてたんだ。」
「関わっているうちに、人の性格は見えてくるから。」
沈黙が流れた。微かに空いた窓からそよ風が吹き込んだ。
やがて、玲央は尋ねた。
「もう、復讐心はないの?」
小夜は驚くことも怒ることもなく、ゆっくりと答えた。
「・・・・そうね。直接的に殺したのは早乙女佑月だから、そう言った意味では終わっているわ。でも、父は恐らくテロリストの幹部だったから、それを踏まえると取り込まれてもおかしくないし・・・。まあ、私個人の復讐は、もうお終い・・かな。」
「そう・・・。それなら、良かった。」
玲央は安心したように笑った。すると、今度は小夜が尋ねる。
「私がこれ以上関わるのは反対?」
小夜は答えが分かっている質問を投げかけた。玲央は深く頷く。
「そうだね。元天宮家の令嬢と言っても、俺からすれば君は一般人だ。由花との約束もあるし、巻き込みたくない。でも、君自身が巻き込まれる可能性があるうちは、関わってしまうのも仕方ないと思ってる。それに、君の頭脳が素晴らしいことは事実だ。あの九重警視長も求めたのだから。」
言い終わると、2人は同時に苦笑した。
「つまり、状況によるってことね。」
「そういうことだね。」
しばらくすると、海里と龍がやって来た。
「あら、久しぶりですね。お2人とも。」
「小夜さん・・・!もう、大丈夫なんですか?」
「ええ。まだ体は動きにくいですけど、大きな問題はありません。リハビリをすれば大丈夫だと先生も仰っていましたから。」
「一応、刑務所にいる3人に連絡したけど構わなかったか?」
龍の質問に小夜は頷いた。
「そうだ、小夜って江本君に妹がいることは知ってる?」
「知ってるわ。彼と初めて会った時、勝手に調べたもの。事故に遭って意識不明・・・・だった?」
「はい。でも先日、というより、浩史さんが亡くなったすぐ後に目覚めたんです。」
「まあ、それは良かった。元気?」
「驚くほどに。元々事故の傷が浅かったこともあって。」
「良かった。家族は唯一無二だもの。大切にしないとね。」
海里は頷いた。すると、何か思い出したのか、小夜は玲央に支えられて体を起こした。
「玲央・・・東堂さん。2人に調べて欲しいことがあるの。」
「テロリストのこと?」
「いいえ。ある人物のこと・・・。議員の呉橋光雄は知ってる?」
2人は頷いた。小夜は続ける。
「私の記憶違いでなければ、2週間後に彼のお屋敷でパーティーが催されるの。でも彼には以前から悪い噂が絶えなくて・・・。SPたちもいるだろうけど、多分、あなたたちにも警備の依頼が来ると思う。だから、彼の不正や、できれば彼を狙う人間のことも調べて欲しい。」
小夜は大袈裟とも言えるほど真剣な表情であり、玲央は少し驚きながら尋ねた。
「構わないけど・・・どうして急に?」
「・・・・そのパーティー自体が不正な可能性があるからよ。あくまで噂だけど、そのパーティーで麻薬の取引をする話を耳にしたことがあるの。申し訳ないけど、お願いできる?」
2人は快く了承した。
そして、後日。
「警護の依頼?」
「はい。警視庁捜査一課に直々に来ました。呉橋光雄からです。」
伊吹の言葉に、龍と玲央は驚いた。本当に小夜の言う通りになるとは思っていなかったのだ。
「ただ呉橋には麻薬密売の容疑がありますから、できればそちらにも目を向けてください。屋敷には地下もあるので、許可が出れば入室を。非常時の発砲許可もしておきます。」
「だいぶ切羽詰まった話なんだね・・・了解。」
「ああ、それと・・この手紙。江本さんでしたっけ?あの方に渡しておいてください。」
金色の縁で彩られた手紙に龍は首を傾げた。
「これ・・・パーティーの招待状?江本にか?」
「はい。呉橋からの物です。真意は存じませんが、取り敢えずお願いします。」
「・・・分かった。」
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