優しく繋がる赤い糸

雪原歌乃

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Act.5-01☆

 異性を抱くのはどれぐらいぶりだろう。さすがの夏目も若い頃は彼女がいたことがあるし、経験もあるにはある。だが、あまりに久しぶり過ぎて、正直なところ戸惑っていた。しかも、萌恵は処女だから、なおさら気を遣う。
 今、夏目と萌恵はベッドの上にいる。つい、畳の上に押し倒してしまったが、不意に冷静さを取り戻し、萌恵をベッドまで抱き上げながら連れて行った。
 初めて目にした萌恵の生まれたままの姿は綺麗だと思った。まだハタチになったばかりという若々しさもあるが、何より、男を全く知らない身体は透き通るように白くて滑らかだ。
(それに比べて、俺の身体は……)
 チラリと己と萌恵を見比べながら、苦笑いが浮かぶ。極端な肥満ではないものの、心なしか、出てほしくない場所が出てきている。夏目の全裸を見て、萌恵は幻滅したのではないだろうか。不意にそんな不安が襲う。
「――少し、痩せないとな……」
 思わず漏らしてしまった。
 萌恵は不思議そうに夏目を見上げている。
「急にどうしたんですか?」
「いや、ちょっと自分の腹が気になってね……」
「お腹?」
 そう口にすると、萌恵は自らの手を伸ばし、夏目の腹部に触れてきた。
「腹の出たオヤジは嫌だろ?」
「そんなに出てます?」
「気になんない?」
「うーん……、よく分かんないです」
 萌恵はなおも腹を擦り続ける。
「ダメだよ」
 触られ続けるのに耐えられなくなった夏目は、そっと萌恵の手首を掴んだ。
「まずは君に気持ち良くなってもらわないと」
「どんな風に?」
「どうしてもらいたい?」
「どうして、って……」
 萌恵が困惑している。セックスしようと積極的に攻めてきたくせに、やはりまだまだ初心な乙女だ。
(可愛いな)
 つい、口元が緩んでしまう。
 夏目は萌恵の唇に自らのそれを落とすと、首筋から胸元へと舌を這わせながら滑らせてゆく。
 白い乳房の頂は固く尖っていた。片方は指で摘まみ、もう片方はそのまま口に含み、音を立てながら吸い付く。
「ん……っ……」
 萌恵が小さく呻いた。上目で萌恵の表情を覗うと、眉間に皺を寄せている。痛かったのだろうかと思ったが、違った。何度も舌で愛撫を繰り返していたら、少しずつ、萌恵から甘い鳴き声が漏れてきた。
 夏目は乳首を咥えたまま、乳房に添えていた手を下肢へと滑らせる。茂みをかき分け、秘部に触れてみると、そこからは蜜が溢れていた。
「濡れてるよ」
 舌での愛撫をやめ、夏目が告げる。
 萌恵の頬が赤みを差した。処女であっても、夏目の言わんとしていることは理解したのだろう。
「ここ、どうなってるか見てもいい?」
「恥ずかしい、けど……」
「ダメ?」
「い、いいですよ……」
 戸惑いながらも素直に応じてくれる。夏目は安心させるつもりで萌恵に笑みを見せ、宣言通り、秘部をじっくりと眺める。ただの変態ではないか、と不意に冷静になって思うものの、泉のように湧き出る愛液を見ているうちに興奮が増してくる。
 誰にも犯されたことのない萌恵の禁域。これから夏目によって解放されてゆく。
 少しずつ、唇を近付けてゆく。そして、ナカへと舌を挿し入れ、音を立てながらかき混ぜる。
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