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Act.5-02☆
「ん……あぁ……ん……」
先ほどにも増して官能的に喘ぐ。刺激するたびに蜜壺が締まり、萌恵が感じているのだと実感出来る。
夏目自身も硬さを増してゆく。すぐにでも挿れたい衝動に駆られたが、もう少し我慢しなければと自制する。
「やっ……ダメ……っ……!」
萌恵が両脚を閉じようとする。だが、気遣うだけの余裕がなくなっていた夏目は、なおも萌恵のナカを犯し続ける。
「やだ……っ……なんか……きちゃう……っ……!」
嬌声を上げたのとほぼ同時に、蜜壺が強く締まった。どうやら、夏目の舌で絶頂を迎えたらしい。
そこでようやく、夏目は顔を上げた。
顔を赤らめ、目を潤ませている萌恵。自分で初めて昇りつめてくれたのだと思ったら、何とも言えない満足感を覚えた。
だが、これで終わりにするつもりはもちろんない。むしろ、ここからが本番だ。とはいえ、やはりどこかで最後までしてしまうことに躊躇いも感じている。
夏目は萌恵に軽く口付けた。そして、そっと頬を撫で、小さく口元を綻ばせた。
「そろそろ、いい?」
夏目の問いに、萌恵がわずかに目を見開く。
「無理そうなら、ここでやめるけど?」
心にもないことを重ねて問う。
そんな夏目に、萌恵はゆっくりと頷いた。
「まだ、大丈夫です」
相当強がっている。本当は怖い、と顔に書いているのに。
「大丈夫そうに見えないけど?」
「だって、夏目さんは全然満足してないでしょ?」
「いや、そんなことはない」
「嘘だ。私でも分かりますもん。それに……」
「『それに』?」
萌恵は少し間を置き、「それに」とはにかみながら続けた。
「私、ちゃんと夏目さんとひとつになりたい……。ほんとの〈大人〉になりたい……」
〈大人〉の意味をはき違えている気がしなくもない。しかし、自分とひとつになりたい、などと言われてしまうと理性を保てなくなる。
「ここからは、優しくする自信はないよ?」
脅しとも取れる言い回しに、萌恵は、「いいですよ」と答える。
「夏目さんになら、どんなことをされても平気ですから……。私を、壊して下さい……」
「――分かった」
夏目は一度、萌恵から離れた。そして、ベッドから降り、チェストの一番上の小さな引き出しを開けた。
念のためにと用意していたものの、まさか本当に使うことになるとは考えもしなかった。だが、結果としてこうなってしまったのだから、買っておいて良かったとつくづく思う。
萌恵に背中を向けた状態だから、萌恵がこちらを見ているのかどうかは全く分からない。しかし、夏目が今、何をしているかは、もしかしたら何となく想像は出来ているかもしれない。
夏目は手の平に収まる箱の中から、ミシン目で繋がったそれを取り出す。そこからひとつだけ切り離し、中身を破かないように注意深く開けると、ゆっくりと夏目自身に被せてゆく。
しっかり入ったことを確認した夏目は、再びベッドに戻った。
先ほどにも増して官能的に喘ぐ。刺激するたびに蜜壺が締まり、萌恵が感じているのだと実感出来る。
夏目自身も硬さを増してゆく。すぐにでも挿れたい衝動に駆られたが、もう少し我慢しなければと自制する。
「やっ……ダメ……っ……!」
萌恵が両脚を閉じようとする。だが、気遣うだけの余裕がなくなっていた夏目は、なおも萌恵のナカを犯し続ける。
「やだ……っ……なんか……きちゃう……っ……!」
嬌声を上げたのとほぼ同時に、蜜壺が強く締まった。どうやら、夏目の舌で絶頂を迎えたらしい。
そこでようやく、夏目は顔を上げた。
顔を赤らめ、目を潤ませている萌恵。自分で初めて昇りつめてくれたのだと思ったら、何とも言えない満足感を覚えた。
だが、これで終わりにするつもりはもちろんない。むしろ、ここからが本番だ。とはいえ、やはりどこかで最後までしてしまうことに躊躇いも感じている。
夏目は萌恵に軽く口付けた。そして、そっと頬を撫で、小さく口元を綻ばせた。
「そろそろ、いい?」
夏目の問いに、萌恵がわずかに目を見開く。
「無理そうなら、ここでやめるけど?」
心にもないことを重ねて問う。
そんな夏目に、萌恵はゆっくりと頷いた。
「まだ、大丈夫です」
相当強がっている。本当は怖い、と顔に書いているのに。
「大丈夫そうに見えないけど?」
「だって、夏目さんは全然満足してないでしょ?」
「いや、そんなことはない」
「嘘だ。私でも分かりますもん。それに……」
「『それに』?」
萌恵は少し間を置き、「それに」とはにかみながら続けた。
「私、ちゃんと夏目さんとひとつになりたい……。ほんとの〈大人〉になりたい……」
〈大人〉の意味をはき違えている気がしなくもない。しかし、自分とひとつになりたい、などと言われてしまうと理性を保てなくなる。
「ここからは、優しくする自信はないよ?」
脅しとも取れる言い回しに、萌恵は、「いいですよ」と答える。
「夏目さんになら、どんなことをされても平気ですから……。私を、壊して下さい……」
「――分かった」
夏目は一度、萌恵から離れた。そして、ベッドから降り、チェストの一番上の小さな引き出しを開けた。
念のためにと用意していたものの、まさか本当に使うことになるとは考えもしなかった。だが、結果としてこうなってしまったのだから、買っておいて良かったとつくづく思う。
萌恵に背中を向けた状態だから、萌恵がこちらを見ているのかどうかは全く分からない。しかし、夏目が今、何をしているかは、もしかしたら何となく想像は出来ているかもしれない。
夏目は手の平に収まる箱の中から、ミシン目で繋がったそれを取り出す。そこからひとつだけ切り離し、中身を破かないように注意深く開けると、ゆっくりと夏目自身に被せてゆく。
しっかり入ったことを確認した夏目は、再びベッドに戻った。
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