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相反する思考を抱きながら男は淫猥に堕とされる
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組織に潜んでいた内通者によってこちらの行動を全て見抜かれたせいで、俺は敵の思惑通り罠にまんまと嵌まり捕らわれの身へと堕とされ敵の本拠地に連れ攫われてしまった。それだけでもこれ以上無い屈辱だというのに、俺は敵の男達の手で衣服と武器を一つ残らず奪われ全裸となった肉体に拘束具を兼ねる虎を模した着ぐるみを着せられ、あらゆる抵抗と言葉を封じられてしまった。
着ぐるみの厚い布で絞め付けられた手足は、窮屈に折り畳まされたまま伸ばしたくても伸ばせない。着ぐるみの頭部にあたる部分に取り付けられた輪状の金属を噛まされた俺の口は大きく開かされたまま閉じたくても閉じられず、意味を持つ言葉を発することも出来ぬまま飲み込めない唾液をだらしなく零し続ける状況へと追いやられた。幾つもの小さな穴を開けられているために視界は塞がれていないものの、手足を拘束され言葉を取り上げられた姿では周囲の様子をうかがえても意味は無い。唯一望むように使える視覚は黒い首輪と床の金具を繋ぐ短い鎖を眺め、肘と膝で身体を支える四つん這いを強いられた着ぐるみ入りの自身を見つめ、着ぐるみに開けられていた穴から外部へと露出させられた男根が惨めに揺れる様を目で追いながら、敵の手に堕ち無様な格好に変えられた事実を俺に改めて思い知らせる効果しか持たない。
だが、自分の置かれた立場を思い知らされながらも、俺は決して諦めていない。絶望を全く抱いていないと言ったら嘘になるが、今の俺は絶望を塗り潰す怒りの感情を抱きその怒りでもって理性を保ち続けている。
人間を捕らえ、弄び、心と身体を壊し商品へと作り変えて売り飛ばす非道な組織に屈したくない。着ぐるみ入りの俺を囲んで見下ろしながら特別な躾をたっぷりと加えて最高の商品に変えると宣言した男達に敗北したくない。
そんな思いを胸で燃やしながら、俺は今日も俺の元へとやって来た男達に向かって商品になどならないという意思を示すために手足を封じられた肉体を酷使し、男達に人間としての反抗を見せた。
背中を下にして仰向けに寝転がり、折り畳まされた手足を限界まで開いて丸出しの男根と虎の尻尾付きのアナルバイブが尻穴を埋め尽くしている光景を見やすくさせる反抗のポーズを取った俺に、男達が笑いながら距離を詰めてくる。そうして近付いた男達は俺が開いた手足を床に押さえ付けていきながら、愉快その物といった口調で俺に話しかけ始めた。
「いやいや、とても着ぐるみの機構で洗脳されきった人間とは思えないくらいの強気な態度だよ。流石だねぇ」
「あぉ、おぉぉっ!」
俺の反抗を笑い飛ばし、自分達の優位と俺の情けない状態を再確認させるつもりなのだろう。しかし、そんなことをしても俺の心は折れない。着ぐるみの機構で常識を上書きされ、常に発情し肉体を火照らせている淫乱に改造された俺は男の言葉程度では反抗を失わない。
俺は気落ちする俺の姿を愉しみにしているのであろう男達に向かって逆に挑発してやる目的で腰を振り、限界まで張り詰めビクビクと脈を打っている男根を跳ね回らせた。
「ふふっ、まだまだ元気だねぇ。でも、お尻のバイブを動かされたらその元気も保てなくなるよねぇ? 自分がもう元の生活に戻れないくらいに改造されたことも分からないまま、自分は正気だと信じ込んだまま、着ぐるみに閉じ込められた身体を痙攣させて幸せそうにイき狂っちゃうよねぇ?」
冷酷な笑みを浮かべながら、一人の男が俺の尻穴を内側から広げている尻尾付きバイブへと右手を伸ばす。それ以外の男は俺の手足を一層強く押さえ付け、身悶えさえも出来ないようにしていく。
これから、尻穴をバイブで容赦無く掻き回され、淫らに開発された腸壁を執拗に抉られながら断続的な射精へと追い立てられるのだろう。どんなに達しても許されず、吐き出す精液が底を尽いても絶頂を強要されるのだろう。
けれど、俺は快楽には溺れない。大好きなケツイキを何度も何度も迎えさせられ、俺が淫らな獣であることを叩き込まれながらよがり狂わされても、俺は男達の意に沿って陥落したりなどしない。
これから始まる淫猥な責め苦を耐え抜き、俺が絶対に堕ちないことを男達に見せ付けてやる。そんな決意を再度思い浮かべながら、俺はもうすぐ始まる幸せな快楽に期待を寄せて男根を更に硬くし、ようやく動かして貰えるバイブへと腸壁で熱烈にしゃぶりついていた。
快楽に屈しない抗いの思考と、快楽に溺れきった淫乱の思考が同時に存在している己に疑問さえ抱けぬまま自分達を睨み付け、尻穴をヒクヒクと震わせる哀れな着ぐるみ入りの男を生み出した男達はその躾の成果に表情を黒く微笑ませながら、堕ちた男に残酷なまでの快楽を与え、男を更に淫らな存在へと作り変えるのだった。
着ぐるみの厚い布で絞め付けられた手足は、窮屈に折り畳まされたまま伸ばしたくても伸ばせない。着ぐるみの頭部にあたる部分に取り付けられた輪状の金属を噛まされた俺の口は大きく開かされたまま閉じたくても閉じられず、意味を持つ言葉を発することも出来ぬまま飲み込めない唾液をだらしなく零し続ける状況へと追いやられた。幾つもの小さな穴を開けられているために視界は塞がれていないものの、手足を拘束され言葉を取り上げられた姿では周囲の様子をうかがえても意味は無い。唯一望むように使える視覚は黒い首輪と床の金具を繋ぐ短い鎖を眺め、肘と膝で身体を支える四つん這いを強いられた着ぐるみ入りの自身を見つめ、着ぐるみに開けられていた穴から外部へと露出させられた男根が惨めに揺れる様を目で追いながら、敵の手に堕ち無様な格好に変えられた事実を俺に改めて思い知らせる効果しか持たない。
だが、自分の置かれた立場を思い知らされながらも、俺は決して諦めていない。絶望を全く抱いていないと言ったら嘘になるが、今の俺は絶望を塗り潰す怒りの感情を抱きその怒りでもって理性を保ち続けている。
人間を捕らえ、弄び、心と身体を壊し商品へと作り変えて売り飛ばす非道な組織に屈したくない。着ぐるみ入りの俺を囲んで見下ろしながら特別な躾をたっぷりと加えて最高の商品に変えると宣言した男達に敗北したくない。
そんな思いを胸で燃やしながら、俺は今日も俺の元へとやって来た男達に向かって商品になどならないという意思を示すために手足を封じられた肉体を酷使し、男達に人間としての反抗を見せた。
背中を下にして仰向けに寝転がり、折り畳まされた手足を限界まで開いて丸出しの男根と虎の尻尾付きのアナルバイブが尻穴を埋め尽くしている光景を見やすくさせる反抗のポーズを取った俺に、男達が笑いながら距離を詰めてくる。そうして近付いた男達は俺が開いた手足を床に押さえ付けていきながら、愉快その物といった口調で俺に話しかけ始めた。
「いやいや、とても着ぐるみの機構で洗脳されきった人間とは思えないくらいの強気な態度だよ。流石だねぇ」
「あぉ、おぉぉっ!」
俺の反抗を笑い飛ばし、自分達の優位と俺の情けない状態を再確認させるつもりなのだろう。しかし、そんなことをしても俺の心は折れない。着ぐるみの機構で常識を上書きされ、常に発情し肉体を火照らせている淫乱に改造された俺は男の言葉程度では反抗を失わない。
俺は気落ちする俺の姿を愉しみにしているのであろう男達に向かって逆に挑発してやる目的で腰を振り、限界まで張り詰めビクビクと脈を打っている男根を跳ね回らせた。
「ふふっ、まだまだ元気だねぇ。でも、お尻のバイブを動かされたらその元気も保てなくなるよねぇ? 自分がもう元の生活に戻れないくらいに改造されたことも分からないまま、自分は正気だと信じ込んだまま、着ぐるみに閉じ込められた身体を痙攣させて幸せそうにイき狂っちゃうよねぇ?」
冷酷な笑みを浮かべながら、一人の男が俺の尻穴を内側から広げている尻尾付きバイブへと右手を伸ばす。それ以外の男は俺の手足を一層強く押さえ付け、身悶えさえも出来ないようにしていく。
これから、尻穴をバイブで容赦無く掻き回され、淫らに開発された腸壁を執拗に抉られながら断続的な射精へと追い立てられるのだろう。どんなに達しても許されず、吐き出す精液が底を尽いても絶頂を強要されるのだろう。
けれど、俺は快楽には溺れない。大好きなケツイキを何度も何度も迎えさせられ、俺が淫らな獣であることを叩き込まれながらよがり狂わされても、俺は男達の意に沿って陥落したりなどしない。
これから始まる淫猥な責め苦を耐え抜き、俺が絶対に堕ちないことを男達に見せ付けてやる。そんな決意を再度思い浮かべながら、俺はもうすぐ始まる幸せな快楽に期待を寄せて男根を更に硬くし、ようやく動かして貰えるバイブへと腸壁で熱烈にしゃぶりついていた。
快楽に屈しない抗いの思考と、快楽に溺れきった淫乱の思考が同時に存在している己に疑問さえ抱けぬまま自分達を睨み付け、尻穴をヒクヒクと震わせる哀れな着ぐるみ入りの男を生み出した男達はその躾の成果に表情を黒く微笑ませながら、堕ちた男に残酷なまでの快楽を与え、男を更に淫らな存在へと作り変えるのだった。
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