BLエロ小説短編集

五月雨時雨

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絶望に満ちた怯えを抱きつつ男達は無駄な哀願を叫ぶ

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「はぁ、は、あぁぁ……っ! も、もぅ、ゆるじでぐれぇ……っ!! もぉやら、もう……きもぢいいの、いやぁぁ……!!」
「お、おにぇがい、じまずぅ……っ!! やめでぐだじゃいぃ……これ以上、きもちよぐっ、じないでぐだしゃいぃぃ……っ!!」

形だけの虚勢を張る余力すらも失った男達が、大粒の涙を零しつつ小刻みに震えている唇から荒く乱れた呼吸混じりの哀願をなりふり構わずに紡いでいる。すぐ隣にいる仲間に無様を見られたくないと意識していたほんの数十分前の様子を欠片も伺わせない惨めな陥落へと追い詰められた男達が、自由を奪う拘束との格闘を試みる余裕さえ打ちのめされた心を恐怖に満たし裸体を苦しげに跳ねさせながら反抗をぶつけていたはずの敵達に向かって地獄の終わりを願う言葉を仲良く間抜けに寄せている。
その様は、二人の男の敗北をどんな言葉よりも分かりやすく伝える愉快な光景だ。肌触りの良い黒革が張られたベッドの上へと並んで仰向けに転がされ、左右の手首同士と足首同士を短く繋いでいる黒革の枷をベッドの上下に位置する金属製の柵に鎖と南京錠を用いて遊び無く接続された男達が上下に引き延ばされた無様な裸体をよじらせつつ誇りを捨てて慈悲をねだる様子は、滑稽極まりない屈服の光景だ。
そんな実に見応えのある男達の痴態を作り出した残酷な敵の男達は、責めの終了を欲する二人の無意味な意思表示を満喫しながら歪んだ笑みの黒さを更に深めていく。
幾ら縋り付いても、自分達はそれに応える存在ではない。その事実をよく知っているであろう二人の男が絶望から目を逸らすかのように放つ助けてを堪能しながら、逃れられぬ二つの裸体を乗せたベッドを包囲した敵の男達は戦慄の態度を強めながら諦め悪く懇願を叫ぶ男達を再び容赦無く弄ぶ時の到来への期待を嬉々として膨らませていく。
いかにも優しさのように言い渡された小休止の時間を怯えの中で過ごし敵達を悦ばせるだけの叫びを上げることに費やしている男達はもう、全ての反応を敵の興奮と愉悦を加速させる材料に変換されながら真横の仲間と共に何もかもを壊し尽くされるしか無い。
情け容赦無く全身を嬲られ望まぬ快楽にいたぶられながら絶頂を絶え間無く迎えさせられる淫獄と、その淫獄の余韻が色濃く残ったままの裸体が間抜けに跳ねている姿を敵達に鑑賞されつつ次の淫獄への恐れを嫌でも肥大化させられる休憩と銘打った精神への攻撃を交互に与えられている男達はもはや、淫らで残酷な緩急を生み出す敵達が休憩時間の終了を視線のみで共有し薄いゴム製の手袋を嵌めた両手を手も足も出せぬ自分達の裸体に再度迫らせる展開に表情を情けなく強ばらせながら、無駄に終わるだけの悲鳴を敵達の娯楽として提供させられるしか無いのだ。

「いっ、いやらぁぁぁぁーっ!! も、もぉやめでぇ! おぐしゅりやらぁぁぁぁーっ!!」
「らめ、りゃめぇぇ!! おっぱいらめ、ち○こりゃめぇぇっ!! じぇんぶ、ぜんぶひゃめぇっ!! じぇんぶっ、イぎゅぅぅぅぅーっ!!」

塗られた箇所の感度を高め、発情を促す。そんな薬品を新たにまぶされながら全身を撫で回されつつ、男達が我慢さえも叶わずに絶頂し始める。
薬品の粘性を借りた滑らかな動きで胸元を這い回り、男根を巧みに捏ね回し、無防備な脇の下や閉じさせられた太ももの間のみならず裸体の下にも潜り込んで淫薬を全身へと丹念に塗り込みつつ快楽を叩き込む敵達の手に抗えぬまま、男達が甘い頂点に上り詰めさせられ精液を次々と放出させられていく。
そうしてまたただただイき狂うだけの肉塊に堕ちた男達を手加減無く迷いすら挟まずに断続的な絶頂へと導きながら、敵の男達は順調に瓦解が近付いている二人の過敏に高まった裸体を協力して弄びつつ、一層切羽詰まり正気の度合いが薄まった哀願が見られるであろう次の休憩に対する期待を冷酷に滾らせていくのだった。
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