BLエロ小説短編集

五月雨時雨

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発明品は助手を猫にする

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「よし、しっかり固定したよ!」

白い壁に囲まれた研究室。白衣の男が嬉しそうに言い、言われた白衣の青年。助手は頭に黒色の猫の耳を模したカチューシャを乗せて、小さくため息を吐いた。
いつもこうやって新しい発明を試されるのは慣れている。
どうせ終わるまで付き合わされるんだろうなー。そう思いながら、尋ねた。

「で、博士。このカチューシャにはどんにゃ効果があるんですかにゃ……え?」
「おぉ、成功だ。君はもう私の猫になってるね」

助手は驚いてカチューシャを外そうとしたが、ピンで固定されて取れそうにない。慌てて博士に駆け寄る。

「博士! これ外せにゃ、い……?」

近付くと、甘い香りが博士からして、全身の力が抜けて。
助手はくにゃりと崩れ落ち、博士の腕に抱きすくめられた。

「実はこの白衣、またたびを染み込ませておいたんだけど……気分はどう?」
「んふ、んにゃあぁ……」

博士に身体をあずけて、呼吸する度に体臭とまたたびの混ざった香りが助手の鼻を満たして、全身が一気に発情していく。
助手が身体をくねらせると猫の耳に頬をくすぐられ、博士は微笑んで助手の服に手をかけた。

「はい、猫ちゃん。服を脱ごうね」
「あはっ……にゃぅぅ」

白衣とその下のシャツやズボンを脱がされる助手。その布が肌に擦れるのさえ今の身体には堪らない快感で、助手はひっきりなしに甘い鳴き声を上げた。
そして、研究室の中で全裸にされぴるぴると震える助手の腰に、博士はまた別の発明を取り付けた。

「ふにゃぁっ! はぅっ」

それは、耳と同じ黒の尻尾。吸盤で尻の上に貼り付けられ、まるで本物の尻尾のようになっていた。
耳と尻尾を付けられ、発情している助手をゆっくりと四つん這いにさせ、博士は自分のズボンをくつろげて硬く張り詰めたペニスを取り出した。

「あ……」
「ほら、君が大好きなモノだよ」

鼻先に肉棒を突き付けられ、助手のアナルがきゅんと疼く。思わず腰をくねらせると、尻尾もふよふよ揺れて可愛らしい。
博士は生唾を飲み込みながら、優しく命令する。

「欲しいかい? 欲しいなら、猫ちゃんらしくおねだりをして」
「ふにゃぁん……」

熱くて燃えそうな身体を鈍く動かし、助手は半回転して尻を博士に突き出す。
すでにとろとろのアナルを見せ付け、ペニスを期待で脈打たて。

「僕のエッチにゃおひりに……博士のおチ○チン、にゃんどもじゅぽじゅぽして欲しいですにゃっ!」

いやらしくおねだりする発情雄猫を愛しげに見つめ、博士はヒクついている淫穴にペニスを挿入した。

「んにゃあぁぁぁんっ!!」

舌を垂らし、四つん這いで跳ね回り、助手はたったの一突きで達して床に精液を吐き出した。

「可愛いね。もっともっと、エッチにしてあげる」
「あにゃっ!? イったばっかにゃのにぃっ」

ガツガツと奥にペニスを打ちつけられ、助手は射精したばかりでまだ過敏な中を収縮させ、博士の…大好きな恋人のペニスを一生懸命に絞め付けた。

「ほら、尻尾も弄ってあげる。神経が通ってるから、気持ち良いでしょ?」
「あぁんっ! だめらめにゃぁっ、そんにゃにされたら僕おかしくにゃっちゃうぅ!」

尻尾を爪で引っ掻かれると気持ち良くて、また中が絞まる。そのリズミカルな絞め付けを味わって、博士は可愛い助手を愛情を込めて犯し抜く。

「大好きだよ、猫ちゃん」
「はにゃぁん、博士、ひゃかせぇ……」

覆い被さられ、首を後ろに回してキスをして。
助手は愛しい博士のくれる快感に、可愛い喘ぎ鳴きを研究室に響かせていた。
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