326 / 1,396
青年スパイは無意味に激しい発情を堪える
しおりを挟む
計画は完璧だった。建物内の全ての人物の行動を把握し、セキュリティの穴を探り、邪魔が入る事無くスパイとしての任務をいつも通り遂行出来るはずだった。
しかし、結果は大失敗。スパイの青年は情報を盗み出すどころか情報が置かれている部屋にすらたどり着けず、あろう事か罠に掛かって眠らされ、無抵抗のままあらゆる仕事道具を身に着けていた衣服ごと一つ残らず奪われ、捕らわれの身となってしまった。
計画を見透かされたばかりか無様に捕らえられた屈辱は耐えがたい物だ。スパイ失格と言っても良い。
これ以上、失態を犯す訳にはいかない。尋問に屈して依頼主の事を吐くような事があってはならない。
そう考えた青年は、敵が自分に施した苦悶の責めを必死に耐え、決して哀願をしないよう、心が責めに屈しないように我慢を続けていた。両手首と足首を一枚の板状の枷に繋がれた状態で枷を天井から吊るされ背中をベッドに預けたまま身動きを取れない姿にされ、その状況で口を開いたまま固定して舌噛みを封じる顔の下半分を覆う枷を施された口の中に強烈な媚薬のガスを透明なチューブを通して無理矢理に流し込まれ、気が狂っても不思議ではない暴力的なまでの発情の波に襲われているというのに、青年はスパイとして最低限の誇りだけは守り抜きたい一心で陥落を堪えに堪えていた。
「あ、ぐっ。あぉ、あもぉっ! ふー、ふっ、あむうぅ!」
媚薬によって強制的に高められた青年の裸体は、どこもかしこも淫らに変化してしまっている。
左右の乳首は赤く染まり切って硬くしこり、指で簡単につまめる程肥大している。男根は腹に付きそうなくらいに反り上がり、仰向けに寝かされた青年スパイの腹部に透明な先走りの蜜をとろとろと零している。尻穴は滲み出た腸液でしっとりと濡れ、刺激が欲しいと、腸内を太くたくましいモノで掻き回されたいと叫んでいる。
情報を聞き出す為仕方なく同じ男に身体を弄ばせた時でも抱かなかった淫らな欲望の嵐。快感を欲しがる肉体の悲鳴。けれど、その欲望を満たしたいと願っても、肉体が求める刺激を与えてやりたいと考えても、今の青年にはそれらを実行に移せない。両手両足を頑丈な板枷で拘束され火照る裸体に触る事すら封じられた状態では自らの手で快楽を貪るという惨めな行動に走れず、一人きりの部屋では誇りを守る事を諦めて敵に哀願する事も不可能だからだ。
「あー……あー! ふぅ、が、あおぉぉぉんっ…!」
終わりの見えない発情地獄。思考をめちゃくちゃに掻き乱す気持ち良くなりたいの欲望。残酷極まりない性の尋問に悶え鳴く哀れな青年スパイの痴態は部屋のカメラを通して別室のモニターに送られ、そのモニターを眺める男達をニヤニヤと微笑ませていた。
「くくくっ……良い姿だ。私をコケにしたスパイに相応しい姿だ」
「もっと鳴け。もっと狂え。二度とスパイなんてふざけた真似が出来なくなるくらいになぁ」
かつて青年スパイに辛酸を舐めさせられた男達が、一向に満たされない発情に狂いゆく青年スパイを見て愉快そうに言い放つ。そして、その愉快そうに言い放つ様を見て、モニターを男達の後ろから眺めていた男が小さく呟いた。
「スパイ君、頑張るねぇ。依頼主の私を守ろうとして、立派な事だ」
「うーぁっ! ほぉー……あぉぉぉぉぉんっ!!」
自分を罠に嵌めた張本人が自分の依頼主だと知らない青年スパイが目を剥き、汗まみれの裸体と硬く勃起した男根をくねらせながら依頼主の情報を吐くまいとして性の尋問を耐える様子をモニターで眺めながら、数人の男達は無意味な抵抗をする青年の様子を心から満喫し、理性を手放して肉欲に陥落するまでの一部始終を余すところ無く最後まで目と耳で堪能していた。
しかし、結果は大失敗。スパイの青年は情報を盗み出すどころか情報が置かれている部屋にすらたどり着けず、あろう事か罠に掛かって眠らされ、無抵抗のままあらゆる仕事道具を身に着けていた衣服ごと一つ残らず奪われ、捕らわれの身となってしまった。
計画を見透かされたばかりか無様に捕らえられた屈辱は耐えがたい物だ。スパイ失格と言っても良い。
これ以上、失態を犯す訳にはいかない。尋問に屈して依頼主の事を吐くような事があってはならない。
そう考えた青年は、敵が自分に施した苦悶の責めを必死に耐え、決して哀願をしないよう、心が責めに屈しないように我慢を続けていた。両手首と足首を一枚の板状の枷に繋がれた状態で枷を天井から吊るされ背中をベッドに預けたまま身動きを取れない姿にされ、その状況で口を開いたまま固定して舌噛みを封じる顔の下半分を覆う枷を施された口の中に強烈な媚薬のガスを透明なチューブを通して無理矢理に流し込まれ、気が狂っても不思議ではない暴力的なまでの発情の波に襲われているというのに、青年はスパイとして最低限の誇りだけは守り抜きたい一心で陥落を堪えに堪えていた。
「あ、ぐっ。あぉ、あもぉっ! ふー、ふっ、あむうぅ!」
媚薬によって強制的に高められた青年の裸体は、どこもかしこも淫らに変化してしまっている。
左右の乳首は赤く染まり切って硬くしこり、指で簡単につまめる程肥大している。男根は腹に付きそうなくらいに反り上がり、仰向けに寝かされた青年スパイの腹部に透明な先走りの蜜をとろとろと零している。尻穴は滲み出た腸液でしっとりと濡れ、刺激が欲しいと、腸内を太くたくましいモノで掻き回されたいと叫んでいる。
情報を聞き出す為仕方なく同じ男に身体を弄ばせた時でも抱かなかった淫らな欲望の嵐。快感を欲しがる肉体の悲鳴。けれど、その欲望を満たしたいと願っても、肉体が求める刺激を与えてやりたいと考えても、今の青年にはそれらを実行に移せない。両手両足を頑丈な板枷で拘束され火照る裸体に触る事すら封じられた状態では自らの手で快楽を貪るという惨めな行動に走れず、一人きりの部屋では誇りを守る事を諦めて敵に哀願する事も不可能だからだ。
「あー……あー! ふぅ、が、あおぉぉぉんっ…!」
終わりの見えない発情地獄。思考をめちゃくちゃに掻き乱す気持ち良くなりたいの欲望。残酷極まりない性の尋問に悶え鳴く哀れな青年スパイの痴態は部屋のカメラを通して別室のモニターに送られ、そのモニターを眺める男達をニヤニヤと微笑ませていた。
「くくくっ……良い姿だ。私をコケにしたスパイに相応しい姿だ」
「もっと鳴け。もっと狂え。二度とスパイなんてふざけた真似が出来なくなるくらいになぁ」
かつて青年スパイに辛酸を舐めさせられた男達が、一向に満たされない発情に狂いゆく青年スパイを見て愉快そうに言い放つ。そして、その愉快そうに言い放つ様を見て、モニターを男達の後ろから眺めていた男が小さく呟いた。
「スパイ君、頑張るねぇ。依頼主の私を守ろうとして、立派な事だ」
「うーぁっ! ほぉー……あぉぉぉぉぉんっ!!」
自分を罠に嵌めた張本人が自分の依頼主だと知らない青年スパイが目を剥き、汗まみれの裸体と硬く勃起した男根をくねらせながら依頼主の情報を吐くまいとして性の尋問を耐える様子をモニターで眺めながら、数人の男達は無意味な抵抗をする青年の様子を心から満喫し、理性を手放して肉欲に陥落するまでの一部始終を余すところ無く最後まで目と耳で堪能していた。
4
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる