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仕置きの理由は主を悦ばせつつ献上される
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膝の上下を短く括る形で施された黒色の粘着テープによって、少年は足を思い通りに伸ばすことを禁じられてしまっている。右の手首と足首、そして左の手首と足首を遊び無く結合する同じテープによって、少年は足の自由を更に奪われただけでなく手の動きも大きく制限されてしまっている。
頑丈なテープは、少年が華奢な身体に幾ら力を込めても振り払えはしない。同じテープを用いて栓を与えられた口から言葉にならないくぐもった唸りを発しつつ裸体をもがかせても、少年は真後ろに向かって恥部を無防備にさらけ出す情けない格好から逃れられはしない。
手足の使用を不可能にされ言葉すらも放てないようにされた少年はもう、腹側を下にしてベッドの端に乗せられた裸体を惨めに観察されることしか出来はしない。ベッドから少し離れた場所に一人用のソファーを置いて自分を鑑賞している男の支配下に置かれた少年はもはや、丸出しの男根とその上で情けなくヒクついている尻穴を視線で絶え間無く貫かれながら恥辱に休み無く苛まれる存在でしか無い。
ただ見られているだけで膨れ上がる興奮に沿って年相応の小ぶりな男根を勃起させ、主の目に恥ずかしい場所を突き出し捧げている事実を受けて際限無く加速していく異常で幸せな愉悦に耐えきれず主に数えきれぬ程愛された尻穴をはしたなく収縮させている少年は、拘束されている立場を嬉しがり、口を塞がれた状況を至福と捉えながら発情を増幅させる、可愛い淫乱奴隷以外の何物でも無いのだ。
「んっ、んむっ、むふぅっ」
愛しい主に、自分の無様な姿を愉しんで頂いている。その現実を常に噛み締めながら、少年は悦び由来の涙を目と男根から滴らせつつ鼻から漏れる呼吸音を一層間抜けな物へと引き上げていく。
口を閉ざされている為に唯一の呼吸孔にされた鼻をどんなにプスプスと鳴らしつつ頑張らせても、息苦しさは和らがない。積み重なる一方の発情で火照り、勝手に悶えて主の鑑賞の邪魔をしてしまわないよう少年自身の意思で強固に制御されている裸体は息を荒げさせる熱を鎮めることも散らすことも叶わぬまま、終わりなき酸欠へと追い詰められていく。
だが、少年は苦悶を一切感じてはいない。辛い、苦しいという感情を悦びに直結させる思考を生来から携え主の躾でより鮮明となるよう仕立てられた少年は、息苦しさのみならず快楽という慈悲も注がれぬまま焦らしに焦らされている状況にも高揚を掻き立てられつつ果ての無い被虐の愉悦へと自らも望みながら導かれていく。
「うっ、むぐっ、んもおぉ……っ!」
まだまだ、疼きに疼いている男根と尻穴には触れて貰えない。そんな生殺しの情報を幸せに汲み取りながら。大好きな主に無様な自分を率先して提供する少年は気が狂うような我慢の先に待つ主の立派な男根を用いた肛虐のご褒美に心を躍らせつつ、理性の大半を削り落とされた脳で抑えきれなくなった無自覚の腰振りに合わせて男根を跳ね回らせ、鬼畜で最愛な主に自身への罰を下させる材料を、円滑な観察を妨害したという仕置きに繋がる理由を、主の目を悦ばせながら献上していくのだった。
頑丈なテープは、少年が華奢な身体に幾ら力を込めても振り払えはしない。同じテープを用いて栓を与えられた口から言葉にならないくぐもった唸りを発しつつ裸体をもがかせても、少年は真後ろに向かって恥部を無防備にさらけ出す情けない格好から逃れられはしない。
手足の使用を不可能にされ言葉すらも放てないようにされた少年はもう、腹側を下にしてベッドの端に乗せられた裸体を惨めに観察されることしか出来はしない。ベッドから少し離れた場所に一人用のソファーを置いて自分を鑑賞している男の支配下に置かれた少年はもはや、丸出しの男根とその上で情けなくヒクついている尻穴を視線で絶え間無く貫かれながら恥辱に休み無く苛まれる存在でしか無い。
ただ見られているだけで膨れ上がる興奮に沿って年相応の小ぶりな男根を勃起させ、主の目に恥ずかしい場所を突き出し捧げている事実を受けて際限無く加速していく異常で幸せな愉悦に耐えきれず主に数えきれぬ程愛された尻穴をはしたなく収縮させている少年は、拘束されている立場を嬉しがり、口を塞がれた状況を至福と捉えながら発情を増幅させる、可愛い淫乱奴隷以外の何物でも無いのだ。
「んっ、んむっ、むふぅっ」
愛しい主に、自分の無様な姿を愉しんで頂いている。その現実を常に噛み締めながら、少年は悦び由来の涙を目と男根から滴らせつつ鼻から漏れる呼吸音を一層間抜けな物へと引き上げていく。
口を閉ざされている為に唯一の呼吸孔にされた鼻をどんなにプスプスと鳴らしつつ頑張らせても、息苦しさは和らがない。積み重なる一方の発情で火照り、勝手に悶えて主の鑑賞の邪魔をしてしまわないよう少年自身の意思で強固に制御されている裸体は息を荒げさせる熱を鎮めることも散らすことも叶わぬまま、終わりなき酸欠へと追い詰められていく。
だが、少年は苦悶を一切感じてはいない。辛い、苦しいという感情を悦びに直結させる思考を生来から携え主の躾でより鮮明となるよう仕立てられた少年は、息苦しさのみならず快楽という慈悲も注がれぬまま焦らしに焦らされている状況にも高揚を掻き立てられつつ果ての無い被虐の愉悦へと自らも望みながら導かれていく。
「うっ、むぐっ、んもおぉ……っ!」
まだまだ、疼きに疼いている男根と尻穴には触れて貰えない。そんな生殺しの情報を幸せに汲み取りながら。大好きな主に無様な自分を率先して提供する少年は気が狂うような我慢の先に待つ主の立派な男根を用いた肛虐のご褒美に心を躍らせつつ、理性の大半を削り落とされた脳で抑えきれなくなった無自覚の腰振りに合わせて男根を跳ね回らせ、鬼畜で最愛な主に自身への罰を下させる材料を、円滑な観察を妨害したという仕置きに繋がる理由を、主の目を悦ばせながら献上していくのだった。
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