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哀れなヒーロー達はカプセルの中で幸せな快楽に溺れる
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「ご覧ください。こいつらが、我々の計画の邪魔をしていたヒーロー達です」
「ふむ……見事、生け捕りにしたという訳だな? 加えて、無様な姿をいつでも愉しめるようにしたと……お前は、実に有能な奴だ」
「お褒め頂き、ありがとうございます」
白銀の体毛を生やした狼の獣人が、自分の組織の頂点に位置する黒いマントを羽織った男に生け捕りにした二人の青年ヒーローを見せ、男は大きな働きを見せた優秀な部下に褒める言葉を与えた。
だが、そんな悪達の会話は何一つとして青年ヒーロー達には届いていない。分厚いガラスと液体が、二人のヒーローを閉じ込める檻の役割も兼ねている円柱状をした強化ガラス製のカプセルと、そのカプセルを満たす特殊な液体が、悪達の声を遮ってしまっているからだ。
外側から何をしゃべっても、カプセルの中にいる青年ヒーロー達には聞こえない。逆に、カプセルの中にいるヒーロー達がヒーロースーツを剥ぎ取られた裸体をよじらせながら叫んでも、悪達には聞こえない。
そんな状況の中で、青年ヒーロー達は望まぬ刺激に悶え苦しんでいた。その刺激は、カプセルを満たす液体が絶えず生み出している刺激。自身の内部での呼吸を可能にする能力を持った水色のスライムが、ヒーローである青年達の裸体を好き勝手に弄んで生み出す、甘く苦しい快楽の刺激だ。
人間の指とは全く違う粘ついた物体に文字通り身体中を愛撫されたヒーロー達は、もはや自分達を敵の首領が眺めている事に気付けず、同じカプセル内に閉じ込められた仲間を気遣う余裕も無いまま断続的に訪れる絶頂に身を震わせている。
スライムに吸い付かれ、不規則に弾かれ、真っ赤に充血して尖り切ってしまった乳首が、気持ち良い。スライムに全体をまんべんなく撫で回され、幾度と無く射精させられてもガチガチに勃起したまま萎える事も叶わない男根が、気持ち良い。スライムに奥深くまで丹念にほじくられ、雌の悦びを教え込まされてしまった尻穴が、気持ち良い。滅茶苦茶に蹂躙され、自分と仲間が吐き出した精液を混ぜた液体を飲まされている口が、息苦しいのに気持ち良い。
どこもかしこも気持ち良い。イきたくないと絶頂を我慢していた自分を思い出す事も不可能な程に快楽に翻弄され、幸せそうに絶頂を繰り返す惨めな青年ヒーロー達。そんなヒーロー達を観察していた首領の男は、狼の部下に顔を向けて問いかけた。
「一つ聞きたいのだが、このカプセルはここから移動させられるのか?」
「えぇ、可能です。お部屋に運びますか? それとも寝室で愉しみますか?」
気を利かせ、自分の私的空間に運ぶかを尋ねた狼に、首領は笑って返す。
「いや、食堂に飾っておいてくれ。これだけの素晴らしい見世物を私が独り占めする訳にはいかない。組織の者全員に、ヒーロー達が淫らに踊る様を愉しんでもらおう」
「かしこまりました。仰せのままに……」
小さく頭を下げる狼をしばらく見つめてから、首領の男は再びカプセルに目を向ける。
カプセルの中では、自分達が淫らな見世物として敵の組織の食堂に飾られる未来を知らない哀れな青年ヒーロー達が、精液が漂るスライムの中で嬉しそうに腰を振りながら、情けない表情を晒しつつほぼ同時に男根から薄まった精液を放出していた。
「ふむ……見事、生け捕りにしたという訳だな? 加えて、無様な姿をいつでも愉しめるようにしたと……お前は、実に有能な奴だ」
「お褒め頂き、ありがとうございます」
白銀の体毛を生やした狼の獣人が、自分の組織の頂点に位置する黒いマントを羽織った男に生け捕りにした二人の青年ヒーローを見せ、男は大きな働きを見せた優秀な部下に褒める言葉を与えた。
だが、そんな悪達の会話は何一つとして青年ヒーロー達には届いていない。分厚いガラスと液体が、二人のヒーローを閉じ込める檻の役割も兼ねている円柱状をした強化ガラス製のカプセルと、そのカプセルを満たす特殊な液体が、悪達の声を遮ってしまっているからだ。
外側から何をしゃべっても、カプセルの中にいる青年ヒーロー達には聞こえない。逆に、カプセルの中にいるヒーロー達がヒーロースーツを剥ぎ取られた裸体をよじらせながら叫んでも、悪達には聞こえない。
そんな状況の中で、青年ヒーロー達は望まぬ刺激に悶え苦しんでいた。その刺激は、カプセルを満たす液体が絶えず生み出している刺激。自身の内部での呼吸を可能にする能力を持った水色のスライムが、ヒーローである青年達の裸体を好き勝手に弄んで生み出す、甘く苦しい快楽の刺激だ。
人間の指とは全く違う粘ついた物体に文字通り身体中を愛撫されたヒーロー達は、もはや自分達を敵の首領が眺めている事に気付けず、同じカプセル内に閉じ込められた仲間を気遣う余裕も無いまま断続的に訪れる絶頂に身を震わせている。
スライムに吸い付かれ、不規則に弾かれ、真っ赤に充血して尖り切ってしまった乳首が、気持ち良い。スライムに全体をまんべんなく撫で回され、幾度と無く射精させられてもガチガチに勃起したまま萎える事も叶わない男根が、気持ち良い。スライムに奥深くまで丹念にほじくられ、雌の悦びを教え込まされてしまった尻穴が、気持ち良い。滅茶苦茶に蹂躙され、自分と仲間が吐き出した精液を混ぜた液体を飲まされている口が、息苦しいのに気持ち良い。
どこもかしこも気持ち良い。イきたくないと絶頂を我慢していた自分を思い出す事も不可能な程に快楽に翻弄され、幸せそうに絶頂を繰り返す惨めな青年ヒーロー達。そんなヒーロー達を観察していた首領の男は、狼の部下に顔を向けて問いかけた。
「一つ聞きたいのだが、このカプセルはここから移動させられるのか?」
「えぇ、可能です。お部屋に運びますか? それとも寝室で愉しみますか?」
気を利かせ、自分の私的空間に運ぶかを尋ねた狼に、首領は笑って返す。
「いや、食堂に飾っておいてくれ。これだけの素晴らしい見世物を私が独り占めする訳にはいかない。組織の者全員に、ヒーロー達が淫らに踊る様を愉しんでもらおう」
「かしこまりました。仰せのままに……」
小さく頭を下げる狼をしばらく見つめてから、首領の男は再びカプセルに目を向ける。
カプセルの中では、自分達が淫らな見世物として敵の組織の食堂に飾られる未来を知らない哀れな青年ヒーロー達が、精液が漂るスライムの中で嬉しそうに腰を振りながら、情けない表情を晒しつつほぼ同時に男根から薄まった精液を放出していた。
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