BLエロ小説短編集

五月雨時雨

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捜査員達は生殺しはそのままに男根を淫薬に漬け込まれる

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新たな見応えを求めて昨夜に非道な熟成の仕掛けを用意した男は、約十時間ぶりに訪れた自分だけの地下室で待っていた予想を超える苦悶の光景に驚きつつ目論んでいた以上の成果に達した熟成を祝福する言葉を口にした。

「捜査員さん達、随分と素敵な状態になったねぇ。部屋に入った瞬間から分かるくらいにエッチな匂いがしてたし、丸出しのおチ〇チンが間抜けに苦しがってるところも見えてたよ」

浴びせられた言葉に対する返事は無い。今の捜査員達に、それを聞く術は無いからだ。
だが仮に笑い混じりの暢気な言葉が聞こえていたとしても、捜査員達に返事を行う手段はやはり無い。それは非道な加虐によって言葉を紡ぐ余裕を削ぎ落とされているからではなく、発声の手段を根底から没収されているからだ。
狂った技術を詰め込んだ黒い小箱を用いて、その内部に生きた人間の肉体を収納する。そんな異常な拘束を二人仲良くもたらされた捜査員達はもう、わざと小箱の外部に露出させられた男根を睾丸と共に狭い範囲で跳ね回らせながら絶えず襲い来る甘くもどかしい地獄の緩和を図ることしか出来はしない。
男根と反対の面で小箱を支える短い四本の脚の中心に据えるように露出させられた尻穴を下に向ける形で冷酷な容器の中へと自身の大部分を封じた小箱を置かれた捜査員達はもはや、容器に注がれた強烈な淫薬が生み出す気が狂うような発情と疼きに嬲られている尻穴をヒクつかせながら、自力では決して得られぬ快楽という慈悲を男根から淫蜜を撒き散らしつつ願うことしか出来はしないのだ。

「ふふっ、本当に大変なことになってるねぇ。念の為に容器をかなり大きな物にして置いて良かったよ。そうじゃなかったら、今頃この机も捜査員さん達のエッチなお汁でぐちゃぐちゃになっちゃってただろうねぇ」

捜査員達を閉じ込めた小箱を容器の真上から覗き込みながら、生殺しとは無縁の場所にいる悪の男が笑みの黒さを深める。より濃くなった淫臭を満喫し、容器の水かさがわずかだが目に見えて増す程に淫蜜を分泌した二本の男根が救いを求めてじたばたと悶え狂う様子を独占しながら、悪の男が小箱に搭載された機構によって死はおろか発狂にさえも達せぬまま苦しみ抜いているであろう二人の絶叫を想像しつつ自身の声を愉悦に弾ませていく。
そうして愉悦を滾らせ、同時に加虐欲を膨らませていく悪の男を阻む物は何も無い。地下室に残しておいた淫薬のボトルをさも当然のように両手に取った悪の男に制止を飛ばす者もいはしない。
残酷な悪の男に捕らわれ、男根と尻穴を除く全てを小箱の内側へと隔離された捜査員達を甘く無慈悲な地獄から解放してくれる存在も無い以上、二人はこれから始まる駄目押しの責め苦で、望んでも快感を手に入れられない生殺しの苦しみを反転させたような拷問で、求めていた物を遥かに超える絶頂をただただ強いられるしか無いのだ。

「エッチなお汁をみっともなく撒き散らしながらたくさん生殺しの中で頑張った捜査員さん達には、お待ちかねの気持ち良いをご褒美としてあげようね。今からこの容器を、そのおチ〇チンが先っぽまで浸かるくらいにこのエッチなお薬で満たしてあげる。エッチなお薬を直接掛けられただけで嬉しそうにイっちゃってるおチ〇チンを二本共、お薬の中に漬け込んであげる。お尻の疼きはほとんど変わらないだろうけど、代わりにおチ〇チンで嫌ってくらいにイきまくらせてあげるから思う存分堪能してね。捜査員さん達?」

亀頭目掛けて浴びせられ始めた淫薬の刺激に狼狽し、希求していたはずの射精を悲痛に迎えながら淫薬から逃れようと男根達が必死で跳ね回る。その逃げる男根を苦も無く追いかけ淫薬の滝で嬲って断続的な絶頂を強要しながら、悪の男がイきまくり感度が抜群となった男根を淫薬に包囲される地獄を尻穴を今苛んでいる生殺しはそのままに作り上げていく。
そうしてより残酷で容赦の無い淫猥な仕打ちを欲望に従って構築しながら、悪の男はこの後に待っている鑑賞の時間に思いを馳せつつ歪んだ興奮を湧き上がらせ、衣服の下に隠された自身の男根を硬く張り詰めさせていた。
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