1,003 / 1,394
淫猥な狼は爛れたステージに少年を招く
しおりを挟む
夜に街外れの工場跡へと足を運べば、エッチな狼獣人と出会える。そんな噂を耳にした日から膨らむ一方の好奇心と欲望を抑えられなくなった人間の少年は、両親が数日家を空けることとなった好機を狙って真夜中の外出を行い、噂の場所である工場跡へと赴いた。
そんな少年を待っていたのは、予想外の展開。勝手に雌の狼獣人を想像していた少年の思いを否定する雄の狼獣人という存在と、同じ雄とは思えぬ程に妖艶で淫らな狼に欲情を掻き立てられるという展開だった。
「あっ、んぅぅっ! すっげ、気持ち良いぃ……ケツ穴、最高に気持ち良いぃぃっ!」
薄汚れたコンクリートの上で全裸となった狼が、同じコンクリートに置いた偽の男根の上で全身を上下に往復させながら尻穴を用いた自慰に耽っている。
うち捨てられたとはいえまだそのほとんどが原形を保っている広い建物の中で白銀の体毛を纏った裸体を晒し、一部が割れた窓からスポットライトのように降り注ぐ月明かりを浴びながら己の尻穴を夢中で掻き毟っている狼が、壁や床に当たって反響する自身の淫猥な咆哮にも興奮を加速させつつ直接の刺激は一切与えていない上下左右に跳ね回っている男根から精液を迸らせていく。
「気持ちぃ、気持ち良ぃぃっ! 家の外で全部晒してオナるの幸せぇっ! もっと、もっとイきたいぃっ!!」
胴体の後ろ側に位置する床に手を付けた腕と、男根を見せ付けるように折り畳んで開いた足を酷使させながら、裸体を一層激しく上下させて自身の尻穴を偽の男根でほじくり回す。遠くから隠れて観察しているだけでも淫蕩な匂いが漂ってきそうな錯覚を抱かせる程に精液と汗を撒き散らしながら、快楽を追求する。
そんな狼を壁の裏に潜んだ状態で盗み見ながら、少年が息を荒げつつ自らの男根をファスナーから取り出し右手で扱き始める。エッチな雌の狼獣人との邂逅を期待していた時には考えてもいなかった雄への欲情を覚えつつ、少年が狼の自慰を眺めながらの自慰を行い出す。
不意打ちで言葉が放たれたのは、そんな瞬間だった。
「おい、そこのボウズっ! そんなところでオナってないでもっと近くで俺を見てぇっ! ケツでオナってる俺をオカズにしてお前もオナって、精液ぶっかけてもっと俺を興奮させてぇっ!!」
気付かれていた事実に驚き、男根を包んでいた右手の動きを停止させながら。正面をこちらに向け誘惑するように男根のダンスを意識した腰振りを披露し始めた狼に生唾を飲み込みながら。少年は考えるよりも先に身体を動かして狼の前に全身を表わし、期待に目を輝かせ全身を心地良さげに震わせている狼が望む痴態を捧げるべく男根への摩擦を再開しながら、月明かりで作られたステージの中へと、すでに出来上がった狼が待つ淫猥な舞台へと、二度と普通の生活には戻れない予感を承知で自らも足を踏み入れていくのだった。
そんな少年を待っていたのは、予想外の展開。勝手に雌の狼獣人を想像していた少年の思いを否定する雄の狼獣人という存在と、同じ雄とは思えぬ程に妖艶で淫らな狼に欲情を掻き立てられるという展開だった。
「あっ、んぅぅっ! すっげ、気持ち良いぃ……ケツ穴、最高に気持ち良いぃぃっ!」
薄汚れたコンクリートの上で全裸となった狼が、同じコンクリートに置いた偽の男根の上で全身を上下に往復させながら尻穴を用いた自慰に耽っている。
うち捨てられたとはいえまだそのほとんどが原形を保っている広い建物の中で白銀の体毛を纏った裸体を晒し、一部が割れた窓からスポットライトのように降り注ぐ月明かりを浴びながら己の尻穴を夢中で掻き毟っている狼が、壁や床に当たって反響する自身の淫猥な咆哮にも興奮を加速させつつ直接の刺激は一切与えていない上下左右に跳ね回っている男根から精液を迸らせていく。
「気持ちぃ、気持ち良ぃぃっ! 家の外で全部晒してオナるの幸せぇっ! もっと、もっとイきたいぃっ!!」
胴体の後ろ側に位置する床に手を付けた腕と、男根を見せ付けるように折り畳んで開いた足を酷使させながら、裸体を一層激しく上下させて自身の尻穴を偽の男根でほじくり回す。遠くから隠れて観察しているだけでも淫蕩な匂いが漂ってきそうな錯覚を抱かせる程に精液と汗を撒き散らしながら、快楽を追求する。
そんな狼を壁の裏に潜んだ状態で盗み見ながら、少年が息を荒げつつ自らの男根をファスナーから取り出し右手で扱き始める。エッチな雌の狼獣人との邂逅を期待していた時には考えてもいなかった雄への欲情を覚えつつ、少年が狼の自慰を眺めながらの自慰を行い出す。
不意打ちで言葉が放たれたのは、そんな瞬間だった。
「おい、そこのボウズっ! そんなところでオナってないでもっと近くで俺を見てぇっ! ケツでオナってる俺をオカズにしてお前もオナって、精液ぶっかけてもっと俺を興奮させてぇっ!!」
気付かれていた事実に驚き、男根を包んでいた右手の動きを停止させながら。正面をこちらに向け誘惑するように男根のダンスを意識した腰振りを披露し始めた狼に生唾を飲み込みながら。少年は考えるよりも先に身体を動かして狼の前に全身を表わし、期待に目を輝かせ全身を心地良さげに震わせている狼が望む痴態を捧げるべく男根への摩擦を再開しながら、月明かりで作られたステージの中へと、すでに出来上がった狼が待つ淫猥な舞台へと、二度と普通の生活には戻れない予感を承知で自らも足を踏み入れていくのだった。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる