BLエロ小説短編集

五月雨時雨

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淫らな末路へと閉じ込められた探偵は為す術無く喘ぎ笑わされる

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依頼人のご子息を魔の手から救い出す為、そして何より自らの幼き頃に家族を壊した存在を壊滅へと導く復讐の為に、男はとある組織へと身分を偽り潜入した。
教義に感銘を受けた信徒希望者という立場を装って教団に入り込んだ探偵の男は、十数年が経過しても変わらず信徒を食い物にし暴利を貪っていた者達に対する怒りを押し殺しつつ、これまで幾ら調べても掴めなかった決定的な証拠を掴むべく敬虔な信徒を演じて情報を探っていた。
どれだけ力を尽くしても教団の悪事を白日の下に晒す糸口が見えない状況に業を煮やした自分に、非常に危険な潜入を選択させる。自分に寄せられた依頼がそんな誘導を目的とした罠だったという事実に気付けぬまま自分の正体を最初から看破していた教団に潜り込んだ男は、無意味な慎重さを知らぬ場所で嘲笑われつつ小さな失言に見せかけて与えられた手掛かりを元にまんまと自らの意思で味方のいない空間の地下へと情報の為に踏み込み、第三者はおろか他の信徒にも悲鳴が届かぬ位置での捕獲と拘束をその身に施されてしまった。

「ううぅ……んぐっ、むぐうぅっ!!」

隠し持っていた武器を仮に返却されても、男はもうそれを使用出来ない。
信徒の証として贈られた悪趣味な薄桃色のローブを下の衣服と共に剥ぎ取られ、地下に用意されていた非道な装置へと抵抗虚しく裸体を組み込まれた男はもはや、自由を奪われた自分を眺めて愉悦を剥き出しにした笑みを浮かべている教団の幹部達に怒りを乗せた言葉をぶつけることも出来はしない。
大の字に伸ばさせられた両手両足を装置に搭載された十数個の器具を用いて入念に縫い付けられ、腹部と首の部分にもあてがわれた同じ器具の力で手足の動きに続いて胴体の身悶えさえも制限され、内側に男根を模した棒が突き出ている他の物とは違う機構を使って頭部を振り乱す行動すらも却下された男に残された選択肢は、自身が行った調査の末に知った淫猥な破滅へと突き落とされる選択肢のみ。
その破滅がこの装置を用いて引き起こされていたのだという情報を手遅れの状態で握らされながら、教団幹部の操作に従って透明な蓋を閉じられると同時に無慈悲で淫蕩な加虐を開始した装置の責めに理性を跡形も無く削ぎ落とされる選択肢にしか、悪の支配下に堕とされた探偵には進む道などありはしないのだ。

「んもぉぉぉぉっ!? うっ、んぎゅふふぅっ!?」

蓋が閉まったのを感知した装置が、仰向けに寝かされ大の字の格好に保たされた男の裸体に甘い苦悶を容赦無く注ぎ出す。口を貫いた偽の男根の中心を通っている細いチューブが強烈な発情効果を有する淫薬を喉に向かって滴らせ始め、抗えぬ裸体を取り囲むように配置されている小さな扉から現れた器具が、自身の先端に装着された白くふわふわな球状の毛に小刻みな振動を行わせつつ、逃れられぬ男の裸体にこそばゆさの地獄を、一方的に嚥下させられている淫薬の威力で火照らされゆく裸体に快楽と紐付いたくすぐったさの地獄を味わわせていく。
その仕打ちを拒む術など、探偵には無い。この異常な快楽に溺れ家事や仕事といった営みすらも放棄して教団に何もかもを捧げた両親を思い出しつつ同じ最後を否定したい一心で脱出を試みても、捕らわれた探偵は満足げに微笑みながら一時的な別れを告げる教団幹部の男達が望む敗北へとくぐもった声で喘ぎ笑わされながら導かれるしか無い。

「それじゃあ探偵さん、我が教団の瞑想をごゆっくりお愉しみください」
「ここなら幾ら喚いても誰の迷惑にもなりませんから、思う存分笑って、快感に浸りながら……我々が自身を持って広報に使える程の信徒に堕ちてくださいね?」
「うっ、むぎゅふふぅっ! あっ、おほほぉっ! んぶむむむぅぅっ!!」

まだ抗議を乗せた唸りを放つ余裕が残っている探偵に背を向けながら、探偵を捕獲し瞑想と称した拷問に追いやった教団幹部達は脇と足の裏、左右の耳に手の平、果ては太ももの内側と合わせてわずかに硬度を増し始めている男根にもこそばゆさを叩き込まれている男に対してあんな末路はご免だと胸の内で考えつつ、その末路への堕落を強いる装置に閉じ込めた探偵の淫らな笑声がうるさいくらいに響く地下を立ち去って行くのだった。
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