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男は二時間後に思いを馳せ逸材を淫獄に放置する
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左右の肘から手首までの部分を背中で密着させた状態に固定し、左右の二の腕を数箇所に渡って胴体へと遊び無く結合する金具が存在している黒革製の拘束服によって、上半身の自由は跡形も無く削ぎ落とされた。左右の足首同士を繋ぎ、すね同士を繋ぎ、太もも同士を繋ぐ拘束の機構を備えた黒革製のズボンによって、下半身の動きは大きく取り上げられた。
ここに、足首の部分と上半身を覆う拘束服の背面にあてがわれた金具を結わえる鎖を与えられた肉体はもう、足を後ろに折り曲げさせられた緩い海老反りの体勢から抜け出せはしない。ありとあらゆる形で選択肢を没収された肉体に最後の仕上げとして頭部全体を這い回り圧迫を味わわせる黒革製の細いベルトを組み合わせて作られた器具と一体化している男根を模した張型状の口枷を飲み込まされ、その張型の底に位置する金具と地下室の床に打ち付けられた金具を南京錠で一つに繋げられた男はもはや、しゃべることはおろか自らの舌を噛み切って屈辱から逃れることも叶わず、うつ伏せに転がされた間抜けな身体をなりふり構わずにのたうち回らせることすらも許されない。
そんな惨めで無様で情けない格好に追いやられ、約二時間という長い時間を一人きりで放置されたはずの男は、俺が地下室に続く扉を開けた瞬間二時間前去り際に見せていた物と同じ怒りと憎しみを込めた視線をぶつけながら、圧倒的に不利な立場に置かれている者が紡ぐ物とは思えない反抗の態度を全力で示し始めた。
「うぅっ! んぐっ、むあぅぅっ!!」
口を床に結ぶ金属達を甲高く鳴らし、裸体の首から下を取り囲む黒革の縛め達を耳障りに軋ませながら、男が自身が発している音を掻き消す声量で不明瞭に叫ぶ。不明瞭であっても、この拘束を解けと要求している事実を一瞬で理解出来る振る舞いを魅せながら、男は上半身をもがかせ上半身と足首を結ばれた伸ばせぬ足を暴れさせる。
そうして屈服とは程遠い姿を次から次へと披露する男を眺めながら、俺は自覚出来るくらいに表情を醜悪に歪めつつ、抑えきれぬ興奮と愉悦に任せて口角を残忍に吊り上げた。この男は敵対していた時から思っていた通り、これ以上無いいたぶり甲斐を有する最高の玩具だ。精神と肉体が頑強で、激しく嬲って愉しんでもまたすぐ嬲り甲斐のある状況へと回復する逸材だ。
この逸材を、もっともっと追い詰め悶え苦しめさせたい。湧き上がる衝動のままに、俺は捕らえた男の口枷と床を結ぶ南京錠を手早く外すと、床に転がされた男の視点からでは見えない位置で音も無く天井から伸ばしておいた鎖の先にある丸い金具目掛けて汗ばんだ髪を鷲掴みにして持ち上げた男の頭部を運ぶと、ついさっき外したばかりの南京錠を用いて今度は口枷と天井から吊るされた金具を繋いで、より辛くみっともない体勢を男に強要してやった。
「ふごっ、もあっ……ぶぅ、ふぶぅぅ!」
地下室の床に膝のみを触れさせる形となった男の身体が、天井に顔面を向けさせられた頭部と共に予想外の責めを嫌がってじたばたと悶える。そんなことをしても状況は打破出来ない。それを自力では緩めることさえも不可能だった拘束によって理解し切らされているはずの男は、ゆらゆらと不安定に揺れ時折何処にも逃げられぬ肉体をわずかに回転させつつ、訪れた更なる苦悶を遠ざけようと努力を繰り返す。
そうして滑稽極まりない足掻きを披露して俺を悦ばせてくれる男をしばし鑑賞した俺は、目の前で必死になって踊っている肉体を一層の窮地へと導く為に、下半身を隠していたズボンを太もも同士を繋ぐ機構の位置まで下ろし、隠しきれぬ恐怖をくぐもった唸りに滲ませ出した男を嘲笑いつつ、外気に晒された尻穴に俺が所属する組織特製のいやらしい玩具をねじ込んでやった。
「むぐっ!? ふびゅぅぅっ!? おっ、おもっ、むおぅぅ!!」
緩やかなカープを大筋で描いている複雑な形状をした薄桃色の玩具が、男の体内を貫いていく。複数の突起で腸壁を的確に刺激し、先端に位置する一際大きな突起で過敏な弱点である前立腺を抉る淫猥な玩具に攻撃され始めた男が、困惑を剥き出しにした悲鳴を上げつつ丸出しにさせられた男根を勢いよく膨らませていく。
予定通りに玩具が機能している。その事実を把握した俺は根本まで玩具を押し込み終えると下ろしたズボンを再び下半身を隙間無く隠す位置まで引き上げ、それまで使用していなかった上半身の拘束服側に存在するズボンのずり落ちを完全に封じる為のベルトをしっかり締め上げ、腰の部分と腹部を繋ぐベルトの力で玩具を飲み込まされた尻穴と硬く張り詰めさせられた男根を圧迫される責め苦を追加された男が晒す先程の怒気を忘れた淫らな悶絶の表情を真上から覗き込みながら、自身のズボンに隠したリモコンを操作しつつ二時間前にここを離れた時と同じような別れの言葉を、男に嬉々として浴びせてやった。
「それじゃ、また二時間後に会おうぜ? それまで思う存分苦しんでろ。初めてなのにケツが気持ち良い、気持ち良いのにイけない。そんな地獄で苦しみ抜いたアンタに会えるのを……二時間の間愉しみに待ってるぜ?」
「もごっ、ふもぉぉっ!?」
絶頂に至ることは決して許さない微弱な振動を開始し、前立腺を震わせ始めた尻穴の玩具に目を剥いて絶叫する男をしばらく目と耳と匂いで味わった俺は、行かないでくれと誇りを捨てた哀願を飛ばす余裕も無くした肉体が膝と口を支点にして悶え狂う光景に後ろ髪を引かれる思いを抱きつつ、二時間後のお愉しみに向けて地下室をまた立ち去って行くのだった。
ここに、足首の部分と上半身を覆う拘束服の背面にあてがわれた金具を結わえる鎖を与えられた肉体はもう、足を後ろに折り曲げさせられた緩い海老反りの体勢から抜け出せはしない。ありとあらゆる形で選択肢を没収された肉体に最後の仕上げとして頭部全体を這い回り圧迫を味わわせる黒革製の細いベルトを組み合わせて作られた器具と一体化している男根を模した張型状の口枷を飲み込まされ、その張型の底に位置する金具と地下室の床に打ち付けられた金具を南京錠で一つに繋げられた男はもはや、しゃべることはおろか自らの舌を噛み切って屈辱から逃れることも叶わず、うつ伏せに転がされた間抜けな身体をなりふり構わずにのたうち回らせることすらも許されない。
そんな惨めで無様で情けない格好に追いやられ、約二時間という長い時間を一人きりで放置されたはずの男は、俺が地下室に続く扉を開けた瞬間二時間前去り際に見せていた物と同じ怒りと憎しみを込めた視線をぶつけながら、圧倒的に不利な立場に置かれている者が紡ぐ物とは思えない反抗の態度を全力で示し始めた。
「うぅっ! んぐっ、むあぅぅっ!!」
口を床に結ぶ金属達を甲高く鳴らし、裸体の首から下を取り囲む黒革の縛め達を耳障りに軋ませながら、男が自身が発している音を掻き消す声量で不明瞭に叫ぶ。不明瞭であっても、この拘束を解けと要求している事実を一瞬で理解出来る振る舞いを魅せながら、男は上半身をもがかせ上半身と足首を結ばれた伸ばせぬ足を暴れさせる。
そうして屈服とは程遠い姿を次から次へと披露する男を眺めながら、俺は自覚出来るくらいに表情を醜悪に歪めつつ、抑えきれぬ興奮と愉悦に任せて口角を残忍に吊り上げた。この男は敵対していた時から思っていた通り、これ以上無いいたぶり甲斐を有する最高の玩具だ。精神と肉体が頑強で、激しく嬲って愉しんでもまたすぐ嬲り甲斐のある状況へと回復する逸材だ。
この逸材を、もっともっと追い詰め悶え苦しめさせたい。湧き上がる衝動のままに、俺は捕らえた男の口枷と床を結ぶ南京錠を手早く外すと、床に転がされた男の視点からでは見えない位置で音も無く天井から伸ばしておいた鎖の先にある丸い金具目掛けて汗ばんだ髪を鷲掴みにして持ち上げた男の頭部を運ぶと、ついさっき外したばかりの南京錠を用いて今度は口枷と天井から吊るされた金具を繋いで、より辛くみっともない体勢を男に強要してやった。
「ふごっ、もあっ……ぶぅ、ふぶぅぅ!」
地下室の床に膝のみを触れさせる形となった男の身体が、天井に顔面を向けさせられた頭部と共に予想外の責めを嫌がってじたばたと悶える。そんなことをしても状況は打破出来ない。それを自力では緩めることさえも不可能だった拘束によって理解し切らされているはずの男は、ゆらゆらと不安定に揺れ時折何処にも逃げられぬ肉体をわずかに回転させつつ、訪れた更なる苦悶を遠ざけようと努力を繰り返す。
そうして滑稽極まりない足掻きを披露して俺を悦ばせてくれる男をしばし鑑賞した俺は、目の前で必死になって踊っている肉体を一層の窮地へと導く為に、下半身を隠していたズボンを太もも同士を繋ぐ機構の位置まで下ろし、隠しきれぬ恐怖をくぐもった唸りに滲ませ出した男を嘲笑いつつ、外気に晒された尻穴に俺が所属する組織特製のいやらしい玩具をねじ込んでやった。
「むぐっ!? ふびゅぅぅっ!? おっ、おもっ、むおぅぅ!!」
緩やかなカープを大筋で描いている複雑な形状をした薄桃色の玩具が、男の体内を貫いていく。複数の突起で腸壁を的確に刺激し、先端に位置する一際大きな突起で過敏な弱点である前立腺を抉る淫猥な玩具に攻撃され始めた男が、困惑を剥き出しにした悲鳴を上げつつ丸出しにさせられた男根を勢いよく膨らませていく。
予定通りに玩具が機能している。その事実を把握した俺は根本まで玩具を押し込み終えると下ろしたズボンを再び下半身を隙間無く隠す位置まで引き上げ、それまで使用していなかった上半身の拘束服側に存在するズボンのずり落ちを完全に封じる為のベルトをしっかり締め上げ、腰の部分と腹部を繋ぐベルトの力で玩具を飲み込まされた尻穴と硬く張り詰めさせられた男根を圧迫される責め苦を追加された男が晒す先程の怒気を忘れた淫らな悶絶の表情を真上から覗き込みながら、自身のズボンに隠したリモコンを操作しつつ二時間前にここを離れた時と同じような別れの言葉を、男に嬉々として浴びせてやった。
「それじゃ、また二時間後に会おうぜ? それまで思う存分苦しんでろ。初めてなのにケツが気持ち良い、気持ち良いのにイけない。そんな地獄で苦しみ抜いたアンタに会えるのを……二時間の間愉しみに待ってるぜ?」
「もごっ、ふもぉぉっ!?」
絶頂に至ることは決して許さない微弱な振動を開始し、前立腺を震わせ始めた尻穴の玩具に目を剥いて絶叫する男をしばらく目と耳と匂いで味わった俺は、行かないでくれと誇りを捨てた哀願を飛ばす余裕も無くした肉体が膝と口を支点にして悶え狂う光景に後ろ髪を引かれる思いを抱きつつ、二時間後のお愉しみに向けて地下室をまた立ち去って行くのだった。
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