男は無慈悲な快楽でペットへと堕とされる

五月雨時雨

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男は無慈悲な快楽でペットへと堕とされる

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「あぁぁぁーっ! ん、ひ、ほぉぉぉぉっ!! も、ゆりゅじでぇぇっ! イぎだぐ、にゃい! イっ、ぎだぁっ! あぁ、んぎぃぃぃぃぃぃーっ!!」

誇りをかなぐり捨てた懇願の叫びを放ちながら、男がまた絶頂を迎え肉体を激しく痙攣させた。首から下を包み込み、手足に折り畳んだ状態を強要する白い犬の着ぐるみを身に着けさせられた身体を苦しげによじり、見開いた目から涙を零して十数度目の絶頂に悲鳴を上げて悶絶する男の様子はこれ以上無いくらいに痛々しく、哀れだ。
しかし、そんな痛々しく哀れな姿を晒して苦しみ悶えても、男に手足の自由を奪う着ぐるみを着せた男は一切の慈悲を見せない。
男はどんなに許しを請われても着ぐるみの男根と左右の乳首付近に内蔵されたパッド達の振動と、着ぐるみに生えた白い尻尾と繋がっている尻穴のバイブの駆動をとめてやらない。それどころか、着ぐるみで窮屈に折り畳ませた男の手足をベッドへと押さえ付けている左右の手と膝をどかそうともしない。

「あぎっ、ふひ、はぁ、はぉぉぉっ! だ、じゅげで……もう、やべでぇぇっ! イぐの、やら! やりゃ、やりゃぁぁぁっ!!」

手足を押さえられたことで仰向けの体勢から抜け出せなくされた着ぐるみ入りの肉体を情けなく震わせ、汗と涙と唾液でぐちょぐちょに汚れきった赤ら顔をめちゃくちゃに振り乱しながら、男は先程絶頂に至ったばかりだというのにまた絶頂へと押し上げられ、着ぐるみの中に色の薄まった精液を力無く放出させた。
もちろん、そんな絶頂の最中にも無感情な機械達は駆動を続け、男の乳首と男根と尻穴を残酷に弄んでいる。もう絶頂したくない、させられたくないと心の底から思っているのに、苛烈な快楽を絶え間無く叩き込まれている肉体は絶頂付近から下りることさえさせて貰えぬまままた次の絶頂へと為す術無く押し流されてしまう。

「あぅ、あぉ……ほごっ、ひぃぃ! んぁ! あー! ひぎぃぃぃぃぃっ!!」

肉体を快楽で何処までも火照らされ、脳の神経を焼き切るような断続的な絶頂を強いられている男は、心も身体もとっくに限界を超えている。プライドなど、欠片も残ってはいない。甘い苦しみと度重なる射精の地獄に嬲り倒された肉体は着ぐるみ内に溜まった熱も手伝って消耗しきり、心臓は快楽に掻き乱されていてもしっかりと音が聞こえるくらいに高鳴り続けている。
このままでは、快楽で命を奪われる。比喩ではなく本気でその可能性を恐れた男はとうとう、今まで口にしていた物から一歩踏み込んだ哀願を行ってしまった。
それは人間としての尊厳を放棄し、自分を拘束していたぶる男に屈服を誓う言葉を載せた哀願。自分の刑事という立場を捨て、相手が自分を拉致した悪人だという事実を理解した上で行われる服従宣言を兼ねた、必死の哀願だ。

「なんれも! いうごとききまひゅぅぅっ! ペットに、なる、なりまひゅがらぁぁぁぁっ!! だかりゃ、もう、ゆるひでぐらひゃいぃぃっ!! もうやら、だひゅけへ、これ以上イったりゃ、ひぬ、ひんじゃうぅぅぅぅっ!!」

正義としての自分を己の意思で放り投げ、無様な刑事の男は飼育される立場になると口にした。すると、それを聞いた男は残忍に目を細め口の端を吊り上げると、刑事の左右の腕を押さえていた手を離して刑事の腹部の左にその手を移動させた。
刑事を絶頂させている機械と連動しているリモコンを操作するためでは無い。男が手を伸ばしたのはリモコンの近くに置いていた別の器具。刑事が装着を暴れて拒んだ、犬の頭部を模した全頭マスクだ。
これを取り付けられたら、視界を塞がれ何も見えなくなる。その上、マスクの内側には男根型の太い棒が生えており、それによって口を埋め尽くされたら刑事は哀願すら放てなくなる。
だが、それを分かっていても刑事に抵抗の選択肢は無い。生命の危機を感じ、服従を誓った刑事は大人しくマスクを受け入れて目と口を塞がれ、自力ではマスクを外せないようにと鍵を施されても抗う意思すら見せず、甘い地獄を注がれる直前に拒絶を示していたのが嘘のように全身を布に包み込まれ犬の姿へと変えられた。
人の姿を取り上げられた刑事に、屈辱の感情が湧き上がる。けれどそれ以上に、刑事の心には安堵が湧き上がっている。
これで苦しみが終わる。射精を強いられる苦悶を与えられたきっかけはマスクを抗ったことだったのだから、これで許して貰える。
未だ駆動を続けている機械達によって思考能力を削ぎ落とされた刑事は、男はそんな理屈が通用する相手ではないという絶望の事実を完全に忘却している。自分を捕らえた悪人は、自分を淫らに苦しめて愉しむ残酷極まりない存在。それを忘れ安堵を抱いていた刑事に、男は愉快その物と言った声音で言った。

「じゃあ、さっそくペットに命令を聞いてもらおうかな。まずは、その格好のまま失神するまで射精しまくれ。何でもするって言ったんだから、当然嫌だなんて言わないよな?」
「むぐぅぅっ!? うぅ! むふぅぅぅっ!!」

安堵から奈落へと突き落とされた刑事が恐怖一色の唸りを上げ、犬のマスクに覆われた顔を左右に振る。それを見た男は笑みを浮かべると、先程以上に愉快な声音で非道に宣言した。

「そっかそっか、そんなに嬉しいか。ならせっかくだし、玩具の動きを一番強いのにしてやるよ。今よりもっともっと射精しまくれるぞー、良かったな刑事……おっと、ワンちゃん」
「うぅぅぅーっ! んぐ、むぎゅぅぅぅっ!!」

犬にされたことを改めて思い知らせる男の言葉に苛立つ余裕も無くまた絶頂に達した惨めな刑事の痴態を味わいながら、男は左手を動かして再び刑事の右腕を押さえ、右手をベッドに転がしていた機械のリモコンへと伸ばし、自分の手に堕とした刑事を淫らに壊しペットへと作り変えるための快楽を流し込む準備を進めていくのだった。
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