無防備な尻穴は残酷な薬品の中に沈められる

五月雨時雨

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無防備な尻穴は残酷な薬品の中に沈められる

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丹念に塗り込まれた残酷な薬品の影響に屈した尻穴が、絶え間無い苦悶に襲われている。シワの一本一本を丁寧になぞる動きを行った無慈悲な筆によって塗布された薬品の効果に蝕まれた尻穴が、気が狂うような疼きと痒みに嬲られながらそれらの苦しみを紛らわせることを求める無自覚の収縮を休み無く無様に繰り返し続けている。
触りたい。でも触れない。めちゃくちゃに掻き毟りたい。だけど掻き毟れない。残酷な感覚に苛まれている尻穴を慰める刺激を欲しながら、尻穴の持ち主である男は裸体を狂ったようにもがかせつつ誰にも届かない声でなりふり構わずに助けを欲している。幾ら暴れても逃れられはしない。どんなに騒いでもそれは自分にしか聞こえない。あらかじめ伝えられていたはずの情報を思い出すことさえ叶わない程の地獄に追い詰められている男は、理性の崩壊を予感させるくらいに辛く苦しい尻穴への拷問に鳴き喚きつつ、誇りを捨て去った態度で慈悲をひたすらにねだっている。
だが、そんな限界の男にもたらされた物は慈悲や救いなどではなかった。男を捕獲し、非道な改造を加え、尻穴以外の部分を本来の体積と質量を無視する形で手の平サイズの黒い小箱へと閉じ込めた異常な存在は、箱の蓋を開けた途端に立ち上った淫蕩な臭気を堪能し哀願の意思を分かりやすく示している尻穴の忙しない開閉を嘲笑いつつ、無防備にさらけ出させた滑稽な穴に追い打ちの苦悶を文字通り注いでしまった。
正常からはかけ離れた愉悦の感情を表情へと剥き出しにしている男は、箱に封じた男の尻穴に耐えがたい責め苦を引き寄せた薬品を瓶から直接浴びせかけ、逃げ場を奪った尻穴が薬品の層に沈む状況を用意し無限に疼きと痒みが増幅する状態を嬉々として生み出してしまったのだ。
当然、男にその追撃を拒む手段は無い。視界を閉ざされ箱の外側の音を手に入れることも不可能にされている男は身構えることも出来ぬまま、尻穴を薬品の中に為す術無く漬け込まれていく。
精神の崩壊に怯える程の苦悶だったさっきまでの疼きと痒みが、一瞬にして過去の物となる。助けてを思考に浮かばせる余裕すらも叩き潰す程に苛烈な疼きと痒みが、狂った男の遊び道具に堕とされた尻穴を容赦無く殴り付けていく。
先程以上に滑稽な悶絶を尻穴に行わせながら、どうすることも出来ずに苦しみ抜く男。疼きを鎮めて欲しいのか、痒みを紛らわせて欲しいのか、それとも箱から今すぐ出して欲しいのか。己の感情をまとめることさえ出来ぬまま、尻穴の収縮に合わせて薬品を腸内へと招き入れ更なる苦悶を自ら目掛けて手繰り寄せていく男。
その実に見応えのある痴態を独占しながら、ありとあらゆる自由を奪い発狂と失神の選択肢すらも没収する箱に男の尻穴周辺を除いた全てを詰め込んだ男は、中身が空となった瓶に差し込んである筆で刺激を懇願している高まりきった尻穴を薬品ごと撹拌するか、それとも蓋を再度閉じて男をより苛烈な疼きと痒みの中に放置するかと思案を巡らせつつ、自分を嗅ぎ回っていた愚か者の末路に黒く歪んだ充足を湧き上がらせていた。
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