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飼われる男は男根を心からおねだりする

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自身の部屋に作らせた隠し扉を通り、長い長い下り階段を進んで最上階の自室から地下の倉庫よりも更に深い位置に存在する秘密の地下へと向かった男は、自分だけが知っているパスコードを入力して扉を開き地下室へと足を踏み入れた。
そこに至るまでの狭い階段が嘘のような、広い地下室。柔らかな絨毯が敷かれ、テレビやシャワールームなどが一通り揃ったホテルの一室のような空間。そこで男を待ち侘びていた男は扉が開く音を耳にするとピンク色をしたふかふかのクッションの上で寝転んでいた身体を起こし、満面の笑みを浮かべて男の帰りを悦ぶ言葉を発した。
縄の拘束を着せられた裸体を嬉しそうにくねらせて黒い首輪に吊るされた名前入りのプレートを揺らし、丸出しの男根を勢いよく膨張させながら、だ。

「ご主人様っ、お帰りなさいませ。今日も良い子にご主人様を待ってましたっ……だから、いっぱいいっぱいご褒美くださいっ。ペットの俺を、エッチに可愛がってくださいっ」

愛しい飼い主の男の姿を目にしたペットは心と身体を一気に発情させ、あっという間に淫らな欲望で思考を埋め尽くされた。
もはや男の目は、ズボンを内側から押し上げている主の男根に釘付けだ。甘く乱れた吐息を主の股間へと飛ばしながら、淫猥なペットは縛られた肉体をよじらせ全身で一生懸命におねだりを行っている。
そんな可愛いペットを微笑みながら眺め、汗ばんだ髪を優しく撫でてやった男は髪を撫でた右手をそのままズボンのファスナーへと動かし、ペットの痴態で張り詰めていた男根をペットの眼前で取り出した。

「あぁ……素敵ですぅ。ご主人様のおチ○ポ、今日もおっきぃ……」

幾度となく自分を貫いた逞しい男根を目にしたペットの男が、うっとりと呟きながら大好きな主の淫らな香りを夢中で嗅ぐ。夢中で嗅ぎながらも、男は愛しい男根に何の奉仕も行わない。勝手に男根にむしゃぶりついたりしないよう、主の手でしっかりと躾を施されているからだ。

「ごしゅじん、しゃまぁ……あぁ、はぅ……ごひゅじん、さま……」

今すぐ舌を伸ばし、主の男根を舐めしゃぶりたい。熱烈に舌を這わせ、吐き出された精液を味わいながら飲み干したい。とめどなく湧き上がる欲望で自らを更に発情させ、目を蕩つかせながら主の名を切なげに呼ぶ可愛いペットをしばらく堪能し、自身の興奮と欲情を高めた主の男は待ちきれない様子のペットに最高のご褒美を宣言した。

「ふふっ、もう欲しくて欲しくて堪らないみたいだね。なら、今日は特別だよ。今日は最初から○○のいやらしいお尻におチ○チンを入れて、たっぷりよがり狂わせてあげる」

男根への舌奉仕よりも嬉しい、至福の瞬間である男根の挿入。それを貰えると知った男は顔をパッと輝かせると足首と太ももを縄で短く繋がれた足を使って器用にクッションの上で後退し、主の前で上半身を深く落とすと、主に仕込まれたはしたないおねだりを口にした。

「ありがとうございますっ、ご主人様っ。ご主人様専用の俺のケツマ○コを、どうかお好きなだけ使ってくださいっ。どうしようも無い淫乱なペットの俺にチンポをねじ込んで、気が済むまで種付けをしてくださいっ」

伸ばせなくされた足を限界まで開いて座り、二の腕を胸部に括る縄と背中で交差させた手首を縛る縄を短く結合された上半身を低い位置に移動させた状態で主に捧げられる土下座でのおねだり。教え込んだ作法を従順に守り、本心から男根をねだった男に背筋を震わせた主はクッションの上で淫猥な土下座をするペットの背後に回ると無防備にさらけ出された状況でヒクヒクと収縮する尻穴に狙いを定めて男根をあてがい、上手におねだりが出来た良い子のペットを優しく褒めながら男に覆い被さる形で男根を準備万端な尻穴へと埋め込んでいく。

「はい、よく出来ました。お望み通り、好きなだけ使ってあげるよ。君の淫乱なお尻の穴を僕のおチ○チンでめちゃくちゃに掻き回して、君が射精出来なくなっても、中がたぷたぷになって溢れかえっても、お尻に君の大好きな僕の精液を流し込んであげるからね……」
「あぅ、あぁ、あんっ! ありがとう、ごじゃいまひゅぅっ! おひんぽうれひい、なかだしひゅきぃっ! ごしゅじんしゃまっ! らいしゅきれしゅぅぅぅっ!!」

縄に自由を奪われ、主に覆い被さられたことで身悶えすら禁じられた裸体をビクビクと跳ねさせ、目と口と主の男根を一生懸命に絞め付けている尻穴から体液を垂れ流しながら幸せそうに鳴き喚くペットを至近距離で堪能しながら、主の男は穏やかに目を細めて言った。

「あぁ、僕も大好きだよ。これからもこの部屋に閉じ込めて、僕だけのペットとして毎日毎日苛めて、可愛がってあげるよ、○○」
「ひゃいぃっ、いっぱい苛めてくだしゃいっ! 可愛がってくだひゃぃぃっ! 俺を、ご主人様だけの物にして、飼育してくらひゃいぃぃぃっ!!」

大好きな男に飼われたい男と、愛した相手を自分だけの存在として飼い殺し独占したい男。歪んだ願望を噛み合わせ、自分達だけが知っている秘密の部屋でお互いを淫らに貪り合う二人の時間は部屋に漂う淫臭と淫蕩な空気を際限なく強めながら長く続き、二人は甘さと淫らな熱を、何処までも高め合っていくのだった。
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