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尊大な青年は淫らな責め苦で己と父の報いを受けさせられる
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親から受け継いだだけの爵位を自身の功績だと勘違いし、尊大に振る舞っていた青年。ただ平民や邸宅の使用人達に嫌われるだけならまだしも、王族の血がわずかに含まれている同等の爵位を持つ女に執拗なアプローチを掛け、女の婚約者のみならず国の支配者である王族達をも怒らせた愚かな青年。そんな青年は、自身の立場が危うくなると同時に受け継いだ邸宅と爵位を捨てて謝罪一つすら残さずに何処とも分からぬ遠い土地に逃げ去り、残された邸宅と爵位は元々実質的に全ての仕事を代わりに行い他の爵位を持つ者達からも高く評価されている有能な執事の男の物となった。
表向きには、そう認識されている。爵位を引き継いだ男からの真摯な代理謝罪を受けた王族達も、他の爵位を持つ者達も、不快な青年がいなくなったことを胸の内で嬉しがる平民達も、邸宅の主となり尊敬を寄せる仕事仲間から雇い主と変わった男に尽くす者達も、青年が逃げ去った話を信じ切っている。
実際には何処にも逃げてはいないというのに。邸宅に存在する地下牢に青年が監禁され、自分の命令を聞く立場から自分の全てを支配する飼い主の立場となった男の手で容赦無く肉体を弄ばれているというのに、隠された地下牢の存在を知らず青年の消息を正確に知ろうとも思わない者達は男自身が語った話を信頼出来ると判断してそのまま飲み込み、男の嘘を真実と受け取っていた。
故に、青年は今日も助けが訪れる望みすら得られずにかつて執事であった男の手で抗えぬ肉体をいたぶられている。二の腕を胸部に括り付ける縄と背中で交差させられた手首を縛る縄を施され、足首と太ももを結合する縄を与えられ、口内を埋め尽くす布とその布を吐き出せなくさせる歯を割って噛まされた布とそれらの上から鼻と口をきつく圧迫する三重の白布による猿轡を装着された青年は手も足も出せず誇りを捨てたやめての言葉さえ放てぬまま、無防備にさらけ出された恥部を男の指と口で丹念に責め立てられ、終わりも途切れも無い断続的な絶頂によって為す術無く悶え苦しめられていた。
「んぅーっ! んぐっ……むぐぅぅぅっ!!」
地下牢の床に敷かれた厚手の布の上に仰向けで転がされた裸体を痛々しく跳ねさせながら、青年はくぐもった絶叫を放って男に許しを請う。だが、男は青年に許しを与えない。言葉にならぬ無様な哀願を聞き、涙に潤んだ瞳を向けて放たれる懇願の視線を目にして鼻で笑った男は、青年の尻穴にねじ込んだ右の人差し指と中指を一層激しく動かして度重なる絶頂に蕩けきった腸壁を残酷に抉り、わざと大きく音を立てて口に含んだ青年の男根を根本から吸い上げながら舌先で過敏な亀頭を中心に舐め回して甘く嬲り、救いを望む青年の思いを一蹴しつつもう何十度目かも不明な絶頂へと青年を無理矢理に押し上げていく。
「んぐぅぅっ!? むー! みゅぅぅぅーっ!!」
青年は強まった快楽責めを嫌がって暴れるが、手足を縛られた裸体では男の動きを何一つとしてとめられない。助けを求めて塞がれた口で喚いてみても、その声はろうそくに照らし出された薄暗い地下牢に虚しく反響するのみで外には一切漏れ出ない。
また、絶頂させられてしまう。執事だった男に、快楽を極めさせられてしまう。その事実に打ちひしがれ、尊大だった頃の面影が完全に失われた絶望の表情を猿轡に遮られていてもよく分かる程に浮かべた青年を眺めて満足げに微笑んだ男は、ずっと待ち望んでいた復讐を今行っているという歪んだ充足感に黒い幸福を募らせつつ、指と口の動きを更に強めて青年にとどめを刺した。
「んもぉぉぉっ!? ぶぐぅーっ! ふみゅぅぅぅっ!!」
襲い来る絶頂に目を剥いた青年が、汗塗れの裸体を滑稽に痙攣させながら絶頂に至る。尻穴をほじくる男の指を食い千切らんばかりに締め上げながら、濃度の薄まった透明に近い精液を男の口の中に放出する。
けれど、男は責めを緩めない。惨めな腸壁の蠕動と苦しげに射精する男根を味わう男は、休むこと無く責めを継続し青年を次の絶頂へと追い立てていく。
この青年の横暴や不祥事の後始末を肩代わりさせられた憎しみはこの程度では晴れない。この地下牢で若き日の自分を縛って弄び、尊厳を踏みにじった青年の父がこの世を去っている以上その憎悪は青年で晴らすしか無い。そんな思いを乗せて男は青年を淫らに追い詰め、悶絶させていく。表では決して見せない狂気に染まった復讐者の自身を露わにして、憎しみを糧に快楽を生み出し青年を淫獄へと叩き堕としていく。
「むぎゅぅぅぅっ!? んもっ、もぉぉぉっ! ぶふっ、んぶぅぅぅぅぅ!!」
自身が起こした致命的な不祥事のどさくさに紛れて壊れた男に捕らわれ、父と自らの報いを甘い悦びによって受けさせられる青年は今日も意識が保てない程の憔悴が訪れるまで延々と絶頂を強いられ、己の父に弄ばれていた男と同じように縛られた裸体をみっともなく跳ねさせながら地下牢にうるさく響く淫猥な悲鳴を布越しに放ち続けていた。
表向きには、そう認識されている。爵位を引き継いだ男からの真摯な代理謝罪を受けた王族達も、他の爵位を持つ者達も、不快な青年がいなくなったことを胸の内で嬉しがる平民達も、邸宅の主となり尊敬を寄せる仕事仲間から雇い主と変わった男に尽くす者達も、青年が逃げ去った話を信じ切っている。
実際には何処にも逃げてはいないというのに。邸宅に存在する地下牢に青年が監禁され、自分の命令を聞く立場から自分の全てを支配する飼い主の立場となった男の手で容赦無く肉体を弄ばれているというのに、隠された地下牢の存在を知らず青年の消息を正確に知ろうとも思わない者達は男自身が語った話を信頼出来ると判断してそのまま飲み込み、男の嘘を真実と受け取っていた。
故に、青年は今日も助けが訪れる望みすら得られずにかつて執事であった男の手で抗えぬ肉体をいたぶられている。二の腕を胸部に括り付ける縄と背中で交差させられた手首を縛る縄を施され、足首と太ももを結合する縄を与えられ、口内を埋め尽くす布とその布を吐き出せなくさせる歯を割って噛まされた布とそれらの上から鼻と口をきつく圧迫する三重の白布による猿轡を装着された青年は手も足も出せず誇りを捨てたやめての言葉さえ放てぬまま、無防備にさらけ出された恥部を男の指と口で丹念に責め立てられ、終わりも途切れも無い断続的な絶頂によって為す術無く悶え苦しめられていた。
「んぅーっ! んぐっ……むぐぅぅぅっ!!」
地下牢の床に敷かれた厚手の布の上に仰向けで転がされた裸体を痛々しく跳ねさせながら、青年はくぐもった絶叫を放って男に許しを請う。だが、男は青年に許しを与えない。言葉にならぬ無様な哀願を聞き、涙に潤んだ瞳を向けて放たれる懇願の視線を目にして鼻で笑った男は、青年の尻穴にねじ込んだ右の人差し指と中指を一層激しく動かして度重なる絶頂に蕩けきった腸壁を残酷に抉り、わざと大きく音を立てて口に含んだ青年の男根を根本から吸い上げながら舌先で過敏な亀頭を中心に舐め回して甘く嬲り、救いを望む青年の思いを一蹴しつつもう何十度目かも不明な絶頂へと青年を無理矢理に押し上げていく。
「んぐぅぅっ!? むー! みゅぅぅぅーっ!!」
青年は強まった快楽責めを嫌がって暴れるが、手足を縛られた裸体では男の動きを何一つとしてとめられない。助けを求めて塞がれた口で喚いてみても、その声はろうそくに照らし出された薄暗い地下牢に虚しく反響するのみで外には一切漏れ出ない。
また、絶頂させられてしまう。執事だった男に、快楽を極めさせられてしまう。その事実に打ちひしがれ、尊大だった頃の面影が完全に失われた絶望の表情を猿轡に遮られていてもよく分かる程に浮かべた青年を眺めて満足げに微笑んだ男は、ずっと待ち望んでいた復讐を今行っているという歪んだ充足感に黒い幸福を募らせつつ、指と口の動きを更に強めて青年にとどめを刺した。
「んもぉぉぉっ!? ぶぐぅーっ! ふみゅぅぅぅっ!!」
襲い来る絶頂に目を剥いた青年が、汗塗れの裸体を滑稽に痙攣させながら絶頂に至る。尻穴をほじくる男の指を食い千切らんばかりに締め上げながら、濃度の薄まった透明に近い精液を男の口の中に放出する。
けれど、男は責めを緩めない。惨めな腸壁の蠕動と苦しげに射精する男根を味わう男は、休むこと無く責めを継続し青年を次の絶頂へと追い立てていく。
この青年の横暴や不祥事の後始末を肩代わりさせられた憎しみはこの程度では晴れない。この地下牢で若き日の自分を縛って弄び、尊厳を踏みにじった青年の父がこの世を去っている以上その憎悪は青年で晴らすしか無い。そんな思いを乗せて男は青年を淫らに追い詰め、悶絶させていく。表では決して見せない狂気に染まった復讐者の自身を露わにして、憎しみを糧に快楽を生み出し青年を淫獄へと叩き堕としていく。
「むぎゅぅぅぅっ!? んもっ、もぉぉぉっ! ぶふっ、んぶぅぅぅぅぅ!!」
自身が起こした致命的な不祥事のどさくさに紛れて壊れた男に捕らわれ、父と自らの報いを甘い悦びによって受けさせられる青年は今日も意識が保てない程の憔悴が訪れるまで延々と絶頂を強いられ、己の父に弄ばれていた男と同じように縛られた裸体をみっともなく跳ねさせながら地下牢にうるさく響く淫猥な悲鳴を布越しに放ち続けていた。
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