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29】見せたいもの③
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29】見せたいもの③
レオ殿の家で、談笑をしていた時のこと。
そろそろ本題にとでも言うように、レオ殿が咳払いをして。一旦、席を立って戻って来た手の上に乗っているものに思わず「え」と小さな声が漏れた。見覚えのあるソレ──。
「え? それって……」
「アラン様に採取して貰った、水スライムです」
私と違い、特に驚いた様子のないレオ殿。それどころか、楽しそうにニコリと微笑むオマケ付き。「大きくなったでしょう?」と両手に乗ったスライムを見せたレオ殿は、先ほど以上に嬉しそうに。それから楽しそうな顔をしていた。
「アラン様に搾取して頂いた時は、あの程度でしたが……どうです? 大きくなったでしょう?」
退治したスライムよりは小さい、小ぶりのスライムが一体。攻撃はしてこないが、レオ殿の手の上で丸まっている。
「え、レオ殿。どうしてスライムが……?」
一体だけだし、この小ささなら悪さはしないだろう。だが、何かあれば。思わず椅子に掛けたまま、チラリとドアの傍に掛けた自身の上着を見た。あの中に、短刀はあったはず。もしくは、レオ殿には悪いがこの紅茶が入っていたグラスで叩き潰すか。そんなことを考えていると、レオ殿が私を宥めるように言った。
「アラン様、怖い顔をしないで下さい。大丈夫です、まだ退治しなくて大丈夫ですよ」
「私は別に怖い顔なんて……」
「俺のこと心配してくれたんでしょう? 今、騎士団長の顔をしていましたよ」
「ム……」
「まだ」という言葉は引っかかる。後ほど退治するのだろうか?
「レオ殿」
だが、これはモンスターだ。レオ殿に危害を加えるならばと、やはり考えは消えず。私はレオ殿を見上げれば、レオ殿が前のめりになって、「ちゅっ」と唇に触れた。すぐに離れた唇に、ニコリと頬えむレオ殿。
「本当に大丈夫ですから、アラン様。そんなことより……」
ひそっ、と今度は耳元で。
「オナニー。復習しませんか?」
ドキン。
「…………っ!?」
ブワッ! と身体が熱くなるのが分かった。
どうして今? と思ったが、この件に関してレオ殿を拒否することが出来ない。それどころか、レオ殿と一緒の時でしか絶頂を迎えたことがなく。あれ以来、自慰すらしていなかった。
「アラン様? 良いですか?」
紅茶を飲んだばかりだというのに、何となく喉が渇いた気がしてゴクンと生唾を飲み込んだ。
「わかりました」
私の返事に、レオ殿が嬉々として紅茶の入っていたコップとクッキーが入っていた皿を片付けた。それから、また私の隣に椅子を持って来て座る。問診でもするかのように、レオ殿が言葉を続けた。
「最近、オナニーはしてましたか?」
「……忙しかったので、してません」
「特に溜まっている感覚は?」
「別に得には」
「そうですか……ところで、いつものようにアラン様にして頂くのも良いんですが、今日は俺がしても?」
その申し出に、内心喜んだ私だ。レオ殿がしてくれるなら、きっとすぐに終わる。はしたないと思いながらも、コクンと首を振り「お願いします」と返事した。
「……お願いします」
「では失礼して」
カチャリとズボンの前を開いて、下着も開いて。またボロンと露出した私のペニス。その亀頭に優しくレオ殿の指先が触れた。
「……ぁ……♡」
期待するように、ツプッ♡白濁が漏れ。レオ殿の指先を汚すのが見えた。
********
お気に入り有難うございます(^^)
レオ殿の家で、談笑をしていた時のこと。
そろそろ本題にとでも言うように、レオ殿が咳払いをして。一旦、席を立って戻って来た手の上に乗っているものに思わず「え」と小さな声が漏れた。見覚えのあるソレ──。
「え? それって……」
「アラン様に採取して貰った、水スライムです」
私と違い、特に驚いた様子のないレオ殿。それどころか、楽しそうにニコリと微笑むオマケ付き。「大きくなったでしょう?」と両手に乗ったスライムを見せたレオ殿は、先ほど以上に嬉しそうに。それから楽しそうな顔をしていた。
「アラン様に搾取して頂いた時は、あの程度でしたが……どうです? 大きくなったでしょう?」
退治したスライムよりは小さい、小ぶりのスライムが一体。攻撃はしてこないが、レオ殿の手の上で丸まっている。
「え、レオ殿。どうしてスライムが……?」
一体だけだし、この小ささなら悪さはしないだろう。だが、何かあれば。思わず椅子に掛けたまま、チラリとドアの傍に掛けた自身の上着を見た。あの中に、短刀はあったはず。もしくは、レオ殿には悪いがこの紅茶が入っていたグラスで叩き潰すか。そんなことを考えていると、レオ殿が私を宥めるように言った。
「アラン様、怖い顔をしないで下さい。大丈夫です、まだ退治しなくて大丈夫ですよ」
「私は別に怖い顔なんて……」
「俺のこと心配してくれたんでしょう? 今、騎士団長の顔をしていましたよ」
「ム……」
「まだ」という言葉は引っかかる。後ほど退治するのだろうか?
「レオ殿」
だが、これはモンスターだ。レオ殿に危害を加えるならばと、やはり考えは消えず。私はレオ殿を見上げれば、レオ殿が前のめりになって、「ちゅっ」と唇に触れた。すぐに離れた唇に、ニコリと頬えむレオ殿。
「本当に大丈夫ですから、アラン様。そんなことより……」
ひそっ、と今度は耳元で。
「オナニー。復習しませんか?」
ドキン。
「…………っ!?」
ブワッ! と身体が熱くなるのが分かった。
どうして今? と思ったが、この件に関してレオ殿を拒否することが出来ない。それどころか、レオ殿と一緒の時でしか絶頂を迎えたことがなく。あれ以来、自慰すらしていなかった。
「アラン様? 良いですか?」
紅茶を飲んだばかりだというのに、何となく喉が渇いた気がしてゴクンと生唾を飲み込んだ。
「わかりました」
私の返事に、レオ殿が嬉々として紅茶の入っていたコップとクッキーが入っていた皿を片付けた。それから、また私の隣に椅子を持って来て座る。問診でもするかのように、レオ殿が言葉を続けた。
「最近、オナニーはしてましたか?」
「……忙しかったので、してません」
「特に溜まっている感覚は?」
「別に得には」
「そうですか……ところで、いつものようにアラン様にして頂くのも良いんですが、今日は俺がしても?」
その申し出に、内心喜んだ私だ。レオ殿がしてくれるなら、きっとすぐに終わる。はしたないと思いながらも、コクンと首を振り「お願いします」と返事した。
「……お願いします」
「では失礼して」
カチャリとズボンの前を開いて、下着も開いて。またボロンと露出した私のペニス。その亀頭に優しくレオ殿の指先が触れた。
「……ぁ……♡」
期待するように、ツプッ♡白濁が漏れ。レオ殿の指先を汚すのが見えた。
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