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50】私が来る前にしていたことは②
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50】私が来る前にしていたことは②
久しぶりに訪れたレオ殿の家。最初、扉が開いた時から様子がおかしかった。どこか息が荒かったし、熱があるような赤みを帯びた頬。嬉しそうな表情が一変し、どこか拗ねたような表情は、機嫌が悪そうで。もしかしたら、体調が悪いのでは? と思ったが、私の予想は違っていた。
「もしかして、熱があるのでは?」
「あー……、本当に大丈夫なんで」
「でも」
熱を測ろうとレオ殿の額に腕を伸ばせば、その腕を掴まれた。それから、サラリとレオ殿が私に言った。
「俺。さっきまで自慰してて、中途半端にキツいだけなんで」
「じ」
まさかの言葉に、耳を疑う。思わず「じ」しか言えずに固まっている私をよそに、レオ殿は二度も自慰だと私に言った。
「ええ、そうです。自慰。オナニーですよ、アラン様」
つい視線をレオ殿の下半身へ送ってしまう。見たかったわけではないが、つい反射的だったんだ。反射的に、ついレオ殿下半身に目がいってしまったが、その隙をついてレオ殿が耳元で囁いた。
「アラン様のエッチ♡」
「ちがっ……!」
「違うじゃないでしょう? 俺がオナニーしてたって聞いて、勃起してないか見ようとしたんじゃないですか? ほら、ココですよ。どうです?」
「うぁ、ぁ゛っ、あ……♡」
逃げ場などないレオ殿の家で、レオ殿が掴んだ私の手を自身の下半身へと持っていく。布越しとはいえど、他社の下半身に触れるなんてことはない。
(レオ殿は、私に触れたことはあるけれど……)
いつもとは違う立場に、思わず言葉に詰まる。騎士団長ともあろう者が、こんなことで狼狽えるなと思うが、そうもいかない。
「ほら。いつも俺ばかりアラン様に触ってばかりじゃ悪いかなって。もっと触っても良いんですよ?」
「レオ殿……っ! や、やめっ……!」
グイグイとレオ殿の下半身に押し付けられた手を離そうとするも、やはりレオ殿は力がある。
「分かりました」
はい、とレオ殿から解放された私の手。すぐに手を引っ込めれば、レオ殿が自身の下半身に手をかけていた。
「レオ殿、何を……」
「んー? いや、もうアラン様に言ってしまったわけだし。ならもう、オナニーした方が楽かなと思って」
賢者の匙加減が分からない。んー? なんて軽く答えるような内容ではないのでは? と思うが、レオ殿は気にする様子もない。私の隣で、あっという間に衣服を広げ。ボロンとレオ殿のペニスが顔を出した。
「見たかったでしょう? 見て良いですよ」
「だから違っ……!」
ちゅっ。
また隙を見せてしまった。囁くように顔を近づけたレオ殿が、私の頬に小さな音を立てて口づける。それから、今度はコツンと額を当てて意味ありげな表情で言った。
「シーッ。アラン様、アラン様は今から俺のオカズなんで」
「おかず……?」
(レオ殿は、私を食べるつもりなんだろうか)
*******
ラッパ?の応援有難うございます(^^)
久しぶりに訪れたレオ殿の家。最初、扉が開いた時から様子がおかしかった。どこか息が荒かったし、熱があるような赤みを帯びた頬。嬉しそうな表情が一変し、どこか拗ねたような表情は、機嫌が悪そうで。もしかしたら、体調が悪いのでは? と思ったが、私の予想は違っていた。
「もしかして、熱があるのでは?」
「あー……、本当に大丈夫なんで」
「でも」
熱を測ろうとレオ殿の額に腕を伸ばせば、その腕を掴まれた。それから、サラリとレオ殿が私に言った。
「俺。さっきまで自慰してて、中途半端にキツいだけなんで」
「じ」
まさかの言葉に、耳を疑う。思わず「じ」しか言えずに固まっている私をよそに、レオ殿は二度も自慰だと私に言った。
「ええ、そうです。自慰。オナニーですよ、アラン様」
つい視線をレオ殿の下半身へ送ってしまう。見たかったわけではないが、つい反射的だったんだ。反射的に、ついレオ殿下半身に目がいってしまったが、その隙をついてレオ殿が耳元で囁いた。
「アラン様のエッチ♡」
「ちがっ……!」
「違うじゃないでしょう? 俺がオナニーしてたって聞いて、勃起してないか見ようとしたんじゃないですか? ほら、ココですよ。どうです?」
「うぁ、ぁ゛っ、あ……♡」
逃げ場などないレオ殿の家で、レオ殿が掴んだ私の手を自身の下半身へと持っていく。布越しとはいえど、他社の下半身に触れるなんてことはない。
(レオ殿は、私に触れたことはあるけれど……)
いつもとは違う立場に、思わず言葉に詰まる。騎士団長ともあろう者が、こんなことで狼狽えるなと思うが、そうもいかない。
「ほら。いつも俺ばかりアラン様に触ってばかりじゃ悪いかなって。もっと触っても良いんですよ?」
「レオ殿……っ! や、やめっ……!」
グイグイとレオ殿の下半身に押し付けられた手を離そうとするも、やはりレオ殿は力がある。
「分かりました」
はい、とレオ殿から解放された私の手。すぐに手を引っ込めれば、レオ殿が自身の下半身に手をかけていた。
「レオ殿、何を……」
「んー? いや、もうアラン様に言ってしまったわけだし。ならもう、オナニーした方が楽かなと思って」
賢者の匙加減が分からない。んー? なんて軽く答えるような内容ではないのでは? と思うが、レオ殿は気にする様子もない。私の隣で、あっという間に衣服を広げ。ボロンとレオ殿のペニスが顔を出した。
「見たかったでしょう? 見て良いですよ」
「だから違っ……!」
ちゅっ。
また隙を見せてしまった。囁くように顔を近づけたレオ殿が、私の頬に小さな音を立てて口づける。それから、今度はコツンと額を当てて意味ありげな表情で言った。
「シーッ。アラン様、アラン様は今から俺のオカズなんで」
「おかず……?」
(レオ殿は、私を食べるつもりなんだろうか)
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