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15】また来ますと言ったから
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15】また来ますと言ったから
「お疲れ様です。お先に失礼します」
「お疲れ様~」
仕事も終わり、帰路につく。辺りは暗くなり、朝の通勤ラッシュに比べると、帰りの電車はあまり苦しくなくて良い。ガタコトと電車に揺られながら、適当に携帯でネットを開く。けれど、画像は見てもたいして頭に入ってこない。何だろう、こういうのは初めてだ。心ここにあらずって感じ。
「……」
(また来ますか)
また来ます。そう中村さんに伝え、お店を出てから数日経つ。結局、まだお店には行けていない。自慰する時は、家にあるオナホで事足りているから。あと、一度自慰する時に想像してしまったら、あれ以降。ずっと中村さんをオカズにしている。しかも、やたらと言葉責めしてくる妄想をしている設定で。
(知らなかった一面が見えてくる……)
この前言われた、工藤さんの言葉を思い出す。
自分自身の知らなかった一面に、最近出会ってばかりだ。Mッ気があるとは思わなかったし、こう……オナホにペニスを挿れてはいるが、男として何だかイク時が変わり始めてる気がする。
(何なら最近、ち……乳首まで弄り出してしまったしな……)
TKB。乳首だ。この平たい胸の突起を、出来心でつねったりしている。まだ気持ち良いかは分からないが、変に癖になりそうだ。ちょっと触っては、怖くなってペニスをオナホで扱いて、すぐにイッて寝ている。おかげで身体は健康に磨きがかかっている。
さて、どうしようかと思っていた頃。タイミングよく駅に着いた。降り損ねないように、すぐに出て帰路へ。うーんと思いながら、建前と気持ちが違うように、俺の足は途中から寄り道を始め。
(また来ますって言ったから……な!)
行かないのは、失礼だし。そう言い訳しながら俺の中村さんのお店へと向かっていた。距離は、そう遠くない。特に迷うことなく辿り着き。今度こそ、すぐにバレないようにと思いながら静かにお店のドアを開いた。
(平常心。もしバレても、自然にするんだぞ、俺……!)
意を決した数秒。
「あ! 伊織君」
「コンバンハ」
(どうして!)
どうしてこう、すぐに見つかってしまうのか。(二回目)
心の中では、ガクッ……! と膝をついた。中村さんは嬉そうに笑顔を見せてくれて、また軽くカタコトになってしまう俺。
「またカタコト?」
「入ってすぐに、中村さんに会うとは思わなくて……あ! 別に悪い意味とかじゃないですよ! 驚いただけってだけで」
「……引かないで聞いてほしんだけど」
「はい」
「前に伊織君が、また来ますって言ってくれたから気になっちゃって。つい、扉が開く感じがしたら注目しちゃってたんだ」
どことなく照れ臭そうな様子の中村さんに、不覚にもキュンとした。
(いや、キュンて何だ)
********
「お疲れ様です。お先に失礼します」
「お疲れ様~」
仕事も終わり、帰路につく。辺りは暗くなり、朝の通勤ラッシュに比べると、帰りの電車はあまり苦しくなくて良い。ガタコトと電車に揺られながら、適当に携帯でネットを開く。けれど、画像は見てもたいして頭に入ってこない。何だろう、こういうのは初めてだ。心ここにあらずって感じ。
「……」
(また来ますか)
また来ます。そう中村さんに伝え、お店を出てから数日経つ。結局、まだお店には行けていない。自慰する時は、家にあるオナホで事足りているから。あと、一度自慰する時に想像してしまったら、あれ以降。ずっと中村さんをオカズにしている。しかも、やたらと言葉責めしてくる妄想をしている設定で。
(知らなかった一面が見えてくる……)
この前言われた、工藤さんの言葉を思い出す。
自分自身の知らなかった一面に、最近出会ってばかりだ。Mッ気があるとは思わなかったし、こう……オナホにペニスを挿れてはいるが、男として何だかイク時が変わり始めてる気がする。
(何なら最近、ち……乳首まで弄り出してしまったしな……)
TKB。乳首だ。この平たい胸の突起を、出来心でつねったりしている。まだ気持ち良いかは分からないが、変に癖になりそうだ。ちょっと触っては、怖くなってペニスをオナホで扱いて、すぐにイッて寝ている。おかげで身体は健康に磨きがかかっている。
さて、どうしようかと思っていた頃。タイミングよく駅に着いた。降り損ねないように、すぐに出て帰路へ。うーんと思いながら、建前と気持ちが違うように、俺の足は途中から寄り道を始め。
(また来ますって言ったから……な!)
行かないのは、失礼だし。そう言い訳しながら俺の中村さんのお店へと向かっていた。距離は、そう遠くない。特に迷うことなく辿り着き。今度こそ、すぐにバレないようにと思いながら静かにお店のドアを開いた。
(平常心。もしバレても、自然にするんだぞ、俺……!)
意を決した数秒。
「あ! 伊織君」
「コンバンハ」
(どうして!)
どうしてこう、すぐに見つかってしまうのか。(二回目)
心の中では、ガクッ……! と膝をついた。中村さんは嬉そうに笑顔を見せてくれて、また軽くカタコトになってしまう俺。
「またカタコト?」
「入ってすぐに、中村さんに会うとは思わなくて……あ! 別に悪い意味とかじゃないですよ! 驚いただけってだけで」
「……引かないで聞いてほしんだけど」
「はい」
「前に伊織君が、また来ますって言ってくれたから気になっちゃって。つい、扉が開く感じがしたら注目しちゃってたんだ」
どことなく照れ臭そうな様子の中村さんに、不覚にもキュンとした。
(いや、キュンて何だ)
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