【完結・BL】マンネリ化を解消したかっただけなのに！【店員×社〇人】

21】上に試されていることになった③

21】上に試されていることになった③

　中村さんのSっ気が、穏やかな口調ながら現れ始める。俺の様子に、おっぱい弄ってた？　と聞かれ。「はい」と答えるのは恥ずかしく否定したが、「ふーん」とどちらでも良いかという感じだった。それでも、どうしても乳首で気持ち良くなっているかと聞いてくる。

すりすりっ♡　ぷちゅっ♡　ぷりゅっ……♡　コリッ♡

「ん゛っ……！♡」

乳首の周りを撫でていた指先が、急に立ち上がっている乳首をかすった。乳頭部分を横に軽く撫でる。芯を持っている乳首が撫でられた時、横に曲がった。すぐに元の位置に戻り、まっすぐに上を向く。

「ふふっ。乳首、コリコリしてる」

「言わないで下さい……！」

「なんで？　可愛いよ」

すりっ……♡　カリッ♡　カリカリッ♡　コリッ……♡♡

「ん゛っ！♡ぉ゛っ……♡お゛……♡」

「可愛い声が出てきた」

どこが可愛いですかと言いたくなったが、乳首の刺激でそれどころじゃない。乳首の周りから、今度は乳首へ。芯を持った乳首を、根本から引っ搔いてくる。刺激を与えられれば、与えられた分、俺の乳首はペニスのように固くなるのが分かった。

「伊織君が教えてくれないから、俺が教えてあげるね？　伊織君はね、乳首弄られるの、気持ち良いんだよ。ほら、言ってみて？」

すりすりっ♡

「ふっ……ぅ゛っ♡」

「おっぱい、気持ち良いね？」

フーッ……♡　フッ、フーッ……♡　ピクッ♡

「伊織君？　ほら、言って？」

まるで暗示をかけるように、囁いてくる。俺の口は、おずおずと口を開き出す。中村さんも、俺が喘ぎ声じゃなくて言葉を発せられるように乳首を弄る手を止めた。

「き……気持ち良い……です……っ」

気持ち良い。自分で言葉にした言葉が耳に入る。それをまた頭が理解して、俺は今乳首を弄られて気持ちが良いんだと理解していく。分からないが、気持ち良いで上書きされていく。

（乳首弄るの、気持ち良い……♡）

ピクッ♡　ピクッ……♡

「ちゃんと言えて偉いね。気持ち良いって言葉にしたら、もっと気持ち良く感じるから、恥ずかしがらずに口に出していこうね？」

「はい……♡」

すりっ……♡　むにっ♡

「ぁ……ンっ♡　気持ち良い……♡」

「そうそう、上手だよ」

中村さんに褒められて、嬉しいと思った。俺だけフーッ……♡と吐息が熱く、身体をよじる。片手が乳首から離れたかと思えば、ヴヴヴッ……と振動する音がして、ローターだと悟った時には乳首に押し付けられていた。

ヴヴヴッ……。ヴーッ♡

「うぁ゛っ！？♡ぁ、あ゛っ♡ろ、ローター……っ！♡」

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