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67】いつもの部屋
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67】いつもの部屋
「伊織君、大丈夫?」
この問いに、素直に答える。
「だ……いじょうぶじゃないです……♡」
大丈夫じゃない。正直、キスだけで腰が抜けている。中村さんが俺の尻を掴んで立たせているような状態だった。生まれたての動物のように、ヨロヨロとする感覚がある。それでいて、顏は熱くて、またきっと赤くなっているだろう。俺とは違い、しっかりと立ったままの中村さん。これまた、本当に俺と同じ童貞か? と未だに信じられないほど慣れた様子で、またチロリと舌先を出して言った。
「伊織君。キスだけで、こうなっちゃうんだから、俺のをナカに挿れたさ。どうなっちゃうんだろうね?」
(中村さんのちんぽが♡俺のナカに……♡♡)
ゾクゾクゾクッ……♡♡
スリッ……と中村さんが腰を揺らし、腰を前後した。衣服の中で、俺の二つの睾丸がキュゥッとせり上がる感じがした。それから、一緒にアナルがヒクつく感覚。腰から頭まで、言葉一つの想像をして、口内からは唾液じゃない。涎が垂れる。
「ぉ゛っ……♡」
「伊織君ったら、俺がまだ触ってないのに想像だけで気持ち良くなっちゃったの?」
「ぉ゛おっ……ぉ゛っ……♡」
へこっ♡ へこっ♡ スリスリ♡ へこっ♡
思わず今度は俺の方が、中村さんに腰を擦り付けた。中村さんが俺に腰を当てたのと違い、俺のは中村さんの身体で自慰をしているよう。へこへこと動いた腰だけはしっかりしていて、自分でも呆れてしまった。
「こらこら、焦らないで」
ね? と、耳元で囁かれた。そんなことをされれば、俺の身体の熱は上がるばかりなのに。もう俺以上に、俺の身体を知っているくせにこういうことをする。
(やっぱりS!!)
俺はやっぱりMなので、どっちもどっちなのだけれど。
だが、ここでするのも宜しくない。なんとかまだ動ける身体を動かして、体勢を整えた。
「歩ける?」
「はい」
「良かった。じゃあ、いつもの部屋に行こうか」
いつもの部屋────俺が、中村さんとアダルトグッズを試していた部屋。そして今日は、初めて恋人同士として厭らしいことをする部屋。
ドキドキドキドキ♡
遠くない距離を歩いている間に、賢者タイムのように冷静な考えが巡る。だが、これからの行為が優先になっているわけで。
(着替えとか……あー……もう良いや。スーツだけ無事だったら)
うん、スーツだけ無事ならどうとでもなるし。
ドキドキドキドキ♡
「さぁ、どうぞ」
中村さんが扉を開けて、部屋の中で二人きり。
荷物なんかを俺からテキパキと受け取って、部屋の隅に置いて行った。立ち尽くす俺の上着も脱がせ、薄着になっていく。
「伊織君」
「あ、はい」
「下、どうする?」
「……自分で脱ぎます」
流石にズボンまで脱がせて貰うのはと、自分でウエストに手をかけた。以前履いたスリッパが準備される。ストンとズボンが床に落ちる。すぐに中村さんがソレを拾って、上着と同じように掛けに行ったが、僅かに肌寒さを感じた時。視界に映った光景に、恥ずかしくて穴があったら入りたくなった。
(下着濡れてる……っ!)
*******
「伊織君、大丈夫?」
この問いに、素直に答える。
「だ……いじょうぶじゃないです……♡」
大丈夫じゃない。正直、キスだけで腰が抜けている。中村さんが俺の尻を掴んで立たせているような状態だった。生まれたての動物のように、ヨロヨロとする感覚がある。それでいて、顏は熱くて、またきっと赤くなっているだろう。俺とは違い、しっかりと立ったままの中村さん。これまた、本当に俺と同じ童貞か? と未だに信じられないほど慣れた様子で、またチロリと舌先を出して言った。
「伊織君。キスだけで、こうなっちゃうんだから、俺のをナカに挿れたさ。どうなっちゃうんだろうね?」
(中村さんのちんぽが♡俺のナカに……♡♡)
ゾクゾクゾクッ……♡♡
スリッ……と中村さんが腰を揺らし、腰を前後した。衣服の中で、俺の二つの睾丸がキュゥッとせり上がる感じがした。それから、一緒にアナルがヒクつく感覚。腰から頭まで、言葉一つの想像をして、口内からは唾液じゃない。涎が垂れる。
「ぉ゛っ……♡」
「伊織君ったら、俺がまだ触ってないのに想像だけで気持ち良くなっちゃったの?」
「ぉ゛おっ……ぉ゛っ……♡」
へこっ♡ へこっ♡ スリスリ♡ へこっ♡
思わず今度は俺の方が、中村さんに腰を擦り付けた。中村さんが俺に腰を当てたのと違い、俺のは中村さんの身体で自慰をしているよう。へこへこと動いた腰だけはしっかりしていて、自分でも呆れてしまった。
「こらこら、焦らないで」
ね? と、耳元で囁かれた。そんなことをされれば、俺の身体の熱は上がるばかりなのに。もう俺以上に、俺の身体を知っているくせにこういうことをする。
(やっぱりS!!)
俺はやっぱりMなので、どっちもどっちなのだけれど。
だが、ここでするのも宜しくない。なんとかまだ動ける身体を動かして、体勢を整えた。
「歩ける?」
「はい」
「良かった。じゃあ、いつもの部屋に行こうか」
いつもの部屋────俺が、中村さんとアダルトグッズを試していた部屋。そして今日は、初めて恋人同士として厭らしいことをする部屋。
ドキドキドキドキ♡
遠くない距離を歩いている間に、賢者タイムのように冷静な考えが巡る。だが、これからの行為が優先になっているわけで。
(着替えとか……あー……もう良いや。スーツだけ無事だったら)
うん、スーツだけ無事ならどうとでもなるし。
ドキドキドキドキ♡
「さぁ、どうぞ」
中村さんが扉を開けて、部屋の中で二人きり。
荷物なんかを俺からテキパキと受け取って、部屋の隅に置いて行った。立ち尽くす俺の上着も脱がせ、薄着になっていく。
「伊織君」
「あ、はい」
「下、どうする?」
「……自分で脱ぎます」
流石にズボンまで脱がせて貰うのはと、自分でウエストに手をかけた。以前履いたスリッパが準備される。ストンとズボンが床に落ちる。すぐに中村さんがソレを拾って、上着と同じように掛けに行ったが、僅かに肌寒さを感じた時。視界に映った光景に、恥ずかしくて穴があったら入りたくなった。
(下着濡れてる……っ!)
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