【完結・BL】王子は恋人の騎士団長を愛したい!【王子×騎士団長】

彩華

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30】※R18要素有

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30】

 俺に、アーサー様の気持ちを分からせていると愛を囁き。
甘く融かしていく舌を絡めるキスをしながら、俺の頭は文字通り溶けていく。身体だって溶けていて、ビクつく身体はアーサー様を逃すまいと腰に脚を絡めていた。俺の太く筋肉の付いた脚が、キスからは恥ずかしくて逃げるような仕草をするくせに、疼く腹の中にペニスが欲しいと足をクロスしてアーサー様を引き寄せる。腹部に触れるアーサー様のペニスは、俺の口内に含み舐めた時のように再び勃起していて、挿入しても問題なさそうだった。あとは、アーサー様次第。

フーッ……♡ フーッ……♡

(欲しい♡欲しい♡欲しい♡早くおちんぽ様が欲しい♡)

呼吸をするために一瞬離れた隙を狙って、脚に僅かに力を入れる。へこっ♡と身体を擦り付けて、アーサー様の気持ちは分かりましたから伝えれば、「ちゃんと分かってくれた?」と疑われてしまった。

(これは、分かるまで俺を焦らす気だ)

アーサー様の気持ちを疑うな。俺はただ、アーサー様を信じていれば良い。ただ好き。愛している。自身も揺らぐことの無い気持ちを信じるだけ。

「はい……!♡ はい、分かりましたから……♡は……やく……♡早く俺の……ナカも愛して下さい……♡」

小さくそう言えば、また耳元でアーサー様が笑った。

「いいよ」

ちゅっ、ちゅっ。

今度は触れるだけのキスを俺の額に落としながら、重たい俺の身体を浮かせた。絡めた脚のせいだろうか。簡単に俺の下半身は浮いて、また苦しいが身体が折れる。

「たっぷり私の子種を、ギルベルトの雌子宮に注いであげる」

「……ぁ、は……はい……♡」

またアーサー様が、俺の好きな顔をした。同時に、俺の顔はずっと雌のような顔だっただろうが、また雌の顔をしていたと思う。ジュルリと餌を貰えることに気づいた獣が喜ぶヨウニ、ダラリと口元から唾液が垂れた。

(この体勢♡俺のナカ深くまで入ってくるやつだ……!)

すりっ……すりっ♡

「ぅ、あ゛……♡」

尻が浮いた状態で、両足がベッドの上に着く。子供のおしめを変える体勢ながら、俺は当然赤ん坊じゃない。尻を晒し、ヒクつくアナルを晒し。まだかまだかと、何度も収縮を繰り返す。腹筋を撫でていたアーサー様のペニスが、ヒタリとアナルの入り口に添えられ、ヌメついた白濁を感じれば、またヒクリとアナルが締まった。

「入り口が盛り上がってる」

「ふ……ぅ゛……♡」

恥かしいと思ったが、否定できない。早く早くと待ち切れないアナルが、何度も口をヒクつかせている。

すりすりっ♡ ヒクッ♡ 

「ぁ、あ♡おちんぽ様♡おちんぽ様が当って……♡」

クニィッ……♡

アナルの片側を、指先で広げられた。皺が伸びたアナルに、触れていたアナルの先端がグググッ……と前進し出した。

(来る♡やっと来る♡俺のナカに、アーサー様のおちんぽ様が……♡)

入ってもいないのに、これからくるであろう快楽を思えば俺のペニスからショロッ……♡と、もう白濁か分からない液が漏れた。

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更新しました。お気に入りほか、有難うございます
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