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2】二日酔いでも元気なのは※やや〇的表現あり
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2】二日酔いでも元気なのは
カーテンから差し込む光の眩しさに、目覚めたなんてことはなく。突然パチリと開いたのは、自身の瞳。カッ! と開いて最初に見えたのは、十分に見知った自宅の天井。そこその年季のある家だけあって、天井の茶色はこげ茶色に変わっている。
「ぁ゛ー……飲み過ぎた」
昨日いた酒場の店主から、もう店を閉めるから帰れと言われるまで酒を飲み続け。案の定、この通り。俺の朝は見事なまでの二日酔いから始まっている。こんなに飲んだのは久しぶりだとか、もっと眠っても良いだろうかと思ったが、体内時計が起きるようにセットされているらしい。
(これも、騎士団員として訓練に行くからだなぁ……)
「騎士団員」だからと、頭痛の痛みを感じつつニヤける。呑気に構えていた俺だが、ちょっと待て。
「って、おい! だから仕事! 訓練場にいかねぇと!」
ベッドから飛び起きた際に、一緒に落ちてしまった毛布をベッドに戻す。そのまま部屋を走り、食事を取るテーブルへ。牛乳に、いつもと同じパンを一つ。パンの上に卵を焼いて乗せる。見るからに美味そう。流石、俺。
「頂きます!」
パンッと両手を合わせて、食前の挨拶。身体は騎士団員としての資本だと、アラン様が言っているからな。食事を抜いたり偏るようなことはしないんだ。
アラン様の教えを思い出せば、一緒にアラン様の顏も思い出す。モゴモゴと咀嚼を繰り返し、ゴクンの口内のパンを飲み込んだ。
「アラン様、今日は訓練場に顏出してくれるかな?」
出来れば会いたい。いや、出来ればじゃなく願いが叶うなら毎日会いたい。
好きな人に会いたいってのは、全人類思う事だろ? な!!
自身の恋心を誰に打ち明けられるはずもなく、結果俺一人で心の中の俺に訴えた。心の中の俺も、うんうんと深く首を縦に振ったあと「そうだ!」同意してくれる。
アラン様の、綺麗な横顔が好きだ。訓練をする俺達を一人一人、丁寧に見ながら歩きつつ揺れる長い髪が好きだ。……それから、以前よりも肉付きの良くなった下半身も。如何せん。俺だって、そりゃあ健全な成人男性だから、ついそういったところに目がいってしまうが、アラン様は俺達の中では細い身体でありながら下半身の肉付きが良くなった。
(なんつーか……歩くたび、白いパンツの尻が……尻がすげぇ……柔らかそうなんだよな……)
あー……っ、と頭の中には何度となく凝視したアラン様の下半身を思い出しながらパンを口に運び続けた。気づけば、あっという間に最後の一口。妄想はこれくらいにして、早く身支度をしなくては。もしアラン様が来た時に寝ぐせ頭のままなんて、恰好つかない。
のだが……!
椅子から立ち上がろうとした時、俺は自身の異変に気付いた。
「げっ」
(た……勃ってる……orz)
「どうすんだよ……これから訓練場に行くってのに……」
元気なのは下半身だけで、二日酔いとは違う下半身の重みと質量に俺は頭を抱えた。
その後、遅れることなくちゃんと訓練場に向かった俺を誰か褒めて欲しい。
え? どうしたのかって? 教えてねぇよ!
(あ~~アラン様、今日来てくれないかな)
******
やや〇的な内容ですみません。まだ健全でいけるかな?とい思いまして><
早速次の話を詰みました(´;ω;`)
カーテンから差し込む光の眩しさに、目覚めたなんてことはなく。突然パチリと開いたのは、自身の瞳。カッ! と開いて最初に見えたのは、十分に見知った自宅の天井。そこその年季のある家だけあって、天井の茶色はこげ茶色に変わっている。
「ぁ゛ー……飲み過ぎた」
昨日いた酒場の店主から、もう店を閉めるから帰れと言われるまで酒を飲み続け。案の定、この通り。俺の朝は見事なまでの二日酔いから始まっている。こんなに飲んだのは久しぶりだとか、もっと眠っても良いだろうかと思ったが、体内時計が起きるようにセットされているらしい。
(これも、騎士団員として訓練に行くからだなぁ……)
「騎士団員」だからと、頭痛の痛みを感じつつニヤける。呑気に構えていた俺だが、ちょっと待て。
「って、おい! だから仕事! 訓練場にいかねぇと!」
ベッドから飛び起きた際に、一緒に落ちてしまった毛布をベッドに戻す。そのまま部屋を走り、食事を取るテーブルへ。牛乳に、いつもと同じパンを一つ。パンの上に卵を焼いて乗せる。見るからに美味そう。流石、俺。
「頂きます!」
パンッと両手を合わせて、食前の挨拶。身体は騎士団員としての資本だと、アラン様が言っているからな。食事を抜いたり偏るようなことはしないんだ。
アラン様の教えを思い出せば、一緒にアラン様の顏も思い出す。モゴモゴと咀嚼を繰り返し、ゴクンの口内のパンを飲み込んだ。
「アラン様、今日は訓練場に顏出してくれるかな?」
出来れば会いたい。いや、出来ればじゃなく願いが叶うなら毎日会いたい。
好きな人に会いたいってのは、全人類思う事だろ? な!!
自身の恋心を誰に打ち明けられるはずもなく、結果俺一人で心の中の俺に訴えた。心の中の俺も、うんうんと深く首を縦に振ったあと「そうだ!」同意してくれる。
アラン様の、綺麗な横顔が好きだ。訓練をする俺達を一人一人、丁寧に見ながら歩きつつ揺れる長い髪が好きだ。……それから、以前よりも肉付きの良くなった下半身も。如何せん。俺だって、そりゃあ健全な成人男性だから、ついそういったところに目がいってしまうが、アラン様は俺達の中では細い身体でありながら下半身の肉付きが良くなった。
(なんつーか……歩くたび、白いパンツの尻が……尻がすげぇ……柔らかそうなんだよな……)
あー……っ、と頭の中には何度となく凝視したアラン様の下半身を思い出しながらパンを口に運び続けた。気づけば、あっという間に最後の一口。妄想はこれくらいにして、早く身支度をしなくては。もしアラン様が来た時に寝ぐせ頭のままなんて、恰好つかない。
のだが……!
椅子から立ち上がろうとした時、俺は自身の異変に気付いた。
「げっ」
(た……勃ってる……orz)
「どうすんだよ……これから訓練場に行くってのに……」
元気なのは下半身だけで、二日酔いとは違う下半身の重みと質量に俺は頭を抱えた。
その後、遅れることなくちゃんと訓練場に向かった俺を誰か褒めて欲しい。
え? どうしたのかって? 教えてねぇよ!
(あ~~アラン様、今日来てくれないかな)
******
やや〇的な内容ですみません。まだ健全でいけるかな?とい思いまして><
早速次の話を詰みました(´;ω;`)
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