【完結・BL】DT騎士団員は、騎士団長様に告白したい!【騎士団員×騎士団長】

彩華

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3】今日は良い日

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3】今日は良い日

朝。太陽の光が段々と明るく頃。平和な街中も、少しずつ賑わい出す。店の並ぶ道を抜け、大きな城の門を抜け。向かったのは、自身の職場。動きやすい服装に、動きやすい靴。それから、健康的な自身の身体。
よし! と意気込み、今日も訓練場に脚を踏み入れた。

「はよーっす」

おはようございます、なんて丁寧な言葉は照れ臭い。それに、この場所には少々似合わない。

「おぅ、トーマ。遅刻しなかったんだな」

ははっ、と笑いながらやって来たのは、昨日俺の隣で飲んでいた親父だ。

「当たり前だろ。俺だって、立派な大人で騎士団員だからな。毎日の訓練をサボったりしないんだよ」

「本当は、アラン様に会いたくて来てるくせに」

「うぐっ!」

「お前の入団希望理由も、アラン様アラン様アラン様。すげぇアラン様連呼だったからなぁ……ああ、今もか」

確かに。俺の入団志望理由の回答は、アラン様のようになりたいだとか、アラン様を連呼した自覚は自分でもある。

「だ~~っ! もう! それは、もう良いだろ! 皆して、そればっかり言い過ぎなんだよ」

「はいはい。悪かったよ。良い情報教えてやるから、機嫌を直せよ。な?」

「何だよ」

少しだけブスッと頬を膨らませながら、もう怒ってはいないが怒っていますよアピール。だが、そんな俺の様子など親父が気にするはずもない。あー、はいはいと言いながら、言った。

「今日、アラン様いらっしゃるぜ」

「ほんとか!」

ついうっかり、城と繋がる入り口を見つめてしまうが、まだ訓練の始まる時間でもない。

「お前、本当にアラン様のことが好きなんだな」

俺の行動の速さに、やれやれと呆れる親父。その横を取った別の連中も、「トーマ。今日アラン様いらっしゃるぞ」と教えてくれる。(優しいのか、揶揄いたいのか。どっちなんだ)

「あ……っ、憧れているからな!!」


今日は一段と気合を入れるぞ思い、腕をブンブンと回していると「アラン様!」と声がした。


「アラン様、おはようございます」
「アラン様、まだ開始まで時間はありますよ」
「おはようございます、アラン様!」


親父たちが、丁寧な言葉で話す。その声掛けに、「ふふっ」と笑う声は柔らかな声。

コツッ……と姿勢良く歩く姿は、アラン様本人。
長い髪を一つに括り、さらりと後ろの髪が揺れる。綺麗な顔が、微笑むと可愛く見えるから不思議だ。身体だって、どちらかといえば細身だというのに誰よりも強い。

「あ……アラン様―!」

ブンブンと手を大きく振って、俺はココです! と主張すれば声に気づいたアラン様が俺の方を向いて笑った。

「おはよう、トーマ。いつも元気だな」

「はい!」

アラン様に会えたら俺、すげぇ元気が出るんでなんて言葉は言えなかった。

(今日は、良い日だぞ!)

******
此方も見切り発車で始めてしまったせいで、既に詰みました(´;ω;`)
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