キーメモリー

風船

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プロローグ

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 「なんなんだあいつはまさかとは思ったけど本当にそうだったなんて」
 俺は息を切らしながらも全力で家に向かっていた。なんでかって?あとで説明するからまっとけ。
 「鍵どこやったっけ?......あ、あった」
 俺は家に着くと慌てて尻ポケットから鍵を取り出し荒々しく扉を開け鍵を閉めた。
 「ただいま」
 しかし反応は何もないリビングに行くと書き置きがあった。妹からのものだ。
 「おにぃちゃんお母さんがおかず買い忘れてたぽいから一緒に行ってくるね!あとお腹減ったからって私のプリン食べないでね」
 昨日妹が冷蔵庫にプリンを入れていたことを思い出した。まぁ自分には関係のないことだったため部屋に行くことにした。よし部屋について落ち着いたところでさっきあったこと説明したいと思う。何言ってんだとと思われてしまうかもしれないがさっきは幽霊に追われていたのだ信じてもらえないかもしれないが...でも本当なんだ手にふれたとき信じられないくらい冷たかった。
 「白いワンピースを着てて髪は長くて結構可愛い!」
 「そんなんだよ白いワンピースで髪は背中くらいまであって前髪の間から見えた顔はスッゲェ可愛かった......え?」
 そこまで言って何かがおかしいと思った、俺は誰と会話してるんだ?そう思って声の聴こえた後ろを振り俺は驚き飛び上がった。さっき逃げていた幽霊が真後ろにいたからだ。
 「な、なんでいるんだよ...」
怖くて口が震えてしまってうまく喋ることが出来ない。
 「なんでって追いかけて来たからに決まってるでしょ?」
 「どうやって入ったんだ?鍵はしまっていたはずだぞ...」
 「気付いてるみたいだけど私幽霊だよ?通り抜けて来たに決まってるでしょ」
 当たり前でしょみたいな顔で言ってくるため俺はただただ呆然としてしまった。
 「なんのつもりなんだよ...」
 「何って?あなたは私が見えるんでしょ?だから手伝って欲しいの」
 俺はもう殺されるもんだとばかり思っていたため彼女のそんな言葉が意外だった。
 「手伝うって何を?」
 「私死んじゃう前の記憶がないから成仏できないんだよねぇだから私が成仏できるように手伝ってね」
 なんだそれ...なんか面倒ごとに巻き込まれてしまったみたいだでも成仏させてやれば俺の場所からはいなくなるはずだなら手伝う以外に選択肢はない
 「もし記憶が戻ったらお前はいなくなってくれるんだな」
 「たぶんその時は成仏するから実質いなくなることになるね」
 よしこれで決まりだこいつをさっさと成仏させてやる。
 この前に何があったかはまたあとで話したいと思う。
 
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