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第一章 狂い菊に祝盃を
二十六 追跡(後編)
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ようやく犯人に届きそうな位置まで追いついたが、振り下ろされた短刀は止まらない。
志千はどうにか百夜の前に倒れ込んで、覆い被さるように抱きしめた。
「な、志千っ……!?」
地面へ下敷きにした百夜の声が、耳元で響く。
勢いよく押し倒したおかげで、刃からは逃れた。
反射的に男のほうを見あげると、ちょうど短刀の切っ先が志千の顎下あたりを掠めていったところだった。
間一髪だ。あとほんのわずかでも近ければ、喉を縦に掻き切られていただろう。
百夜の無事を確認し、立ちあがって犯人と正面から対峙した。
並んでみれば自分ほど体格がいいわけでもなく、取っ組み合いなら勝てると踏んだ。
刃物を奪い、マスクを無理やり剥がす。
「くっ」
素顔を見られた相手は、それ以上向かってこようとはせず、慌てて逃げていった。
ふう、と息を整えると、全身の力が抜けるようだった。
「ちょっと危なかったな。声を失ったら生きていけねえところだった。俺の唯一の取り柄なのに」
冗談めかしてそういいながら、しゃがんで百夜の顔をのぞきこんだ。
「あ、あ……」
目の焦点が合わず、放心している。
「どうした。もしかして怪我したか?」
心配になって指の背で頬を撫でると、いきなり力を込めて衿ぐりを掴まれた。
「……馬鹿か! 刃物の前に飛びだすなんて、どうしてあんな真似をした!」
「俺なら大丈夫だって。そこそこ鍛えてるっていったろ。それに、たとえ討ち死にしても、おまえを守ることができたら満足──」
「ふざけるな!!」
すごい剣幕で、言葉を封じられる。
「勝手に満足するな。おれは、自分が死ぬよりも置いていかれるほうがいやだ。庇護なんかいらない。今度は自分でどうにかしてみせる。守ってくれなくてもいいから!!」
子どもみたいに泣きじゃくり始めた肩を引き寄せ、静かに抱きしめた。
「だから、いなくなるんじゃない。ずっとおれのそばから離れるな」
百夜がなにを望んでいるのか、ようやく聞くことができた気がする。
ただ、傍らに。
とても慎ましい、たった一つの願い。
「わかった。ずっとそばにいるよ」
自分に求めてくれるのなら、答えは決まっていた。
「そろそろ戻らないと、蝶子さんたちが心配する。履物は?」
「鼻緒が切れて、どこかに飛んだ」
「しょうがねえな」
百夜の重さならどうにかなるだろうと、両腕で持ちあげて抱きかかえた。
野次馬たちは殺傷沙汰にならないとわかってすぐに散り、二人に注目する者はもういない。
この土地では、酔い潰れた女を持ち帰っているくらいにしか思われないだろう。
おとなしく運ばれながら、百夜はまだどこか心ここあらずといった様子で、ぽつりとこぼした。
「犯人、逃がしてしまった」
「顔を見たから問題ねえよ。俺も知ってる奴だった」
***
「現行犯は無理じゃったか。若いもんが情けないのう」
芝居小屋に戻るなり、桜蒔は大げさに嘆いて志千を煽ってきた。
「真っ先にへばった先生にはいわれたくねえ。もやし劇作家め」
「三十路超えてまともに走れるかい。そもそもわしゃ昔から運動は不得手でのー、ペンより重いもんは持てんのじゃ」
言い返せば、笑いながら開き直る。
「二年前も嫌がらせ現場を押さえるまではいったんじゃけど、正体もわからんまま逃げられたわ」
「そのときも体力が原因だったのかよ……。でも、あいつが誰なのか今回は追う前から知ってたんだろ?」
「特定はしとらんかった。絞っただけ。観客から一人ずつ探したら、該当するんはあいつだけじゃったけえ」
「絞ったって、どうやって?」
「こないだヒントをだしてやったじゃろ。なあ、お嬢」
蝶子は頷いて、代わりに解説してくれた。
「今日もらった花束は、夏の品種ばかりだったよ。花屋にも秋菊が並ぶのは来月になるんじゃないかい。なにしろ今年は残暑が厳しかったしねえ」
「あ」
重陽の節句に浅草寺へ出かけたときは、まだ菊がなかったらしく造花があちこちに飾られていた。
手紙に挟まれた狂い菊は、秋にしか咲かない。
二年前に脅迫状が届いたのは十一月だったが、今この花を手に入れるための手段は限られているということだ。
「牡丹荘には、夏から飾ってあるよな」
百夜の部屋にある花も含め、すべて以前連れていってもらった栽培所でもらってきたものだ。
あそこでは気温と日射時間を管理して、年中菊を咲かせている。
「そう。あの家にある菊は見世物の人形用なんじゃろ? わしは行ったことないが、栽培しとる場所は鶴月座の持ちもんよな」
「うん、鶴月撮影所って書いてあるよ」
「あー、活動をやろうとして頓挫した建物じゃ。そこ、今は誰がおる?」
「管理人の萩尾じいさんがいるよ」
その名を聞いて、わずかに顔をしかめる。
「菊師の萩尾か……。あいつは初代残菊の熱心な取り巻きじゃったなぁ。もう地方巡業はきついっていうとったし、とうに隠居したんかと思ったら、そんなとこにおったんかい」
ふむ、としばし考え込んで、桜蒔はいった。
「今の時期に狂い菊が手に入るか一応調べてみたが、少なくとも東京市内は残暑の影響もあって難しそうじゃ。鶴月座の栽培所のものだとしたら、偶然にしては縁がありすぎる相手じゃのう」
たしか萩尾は、出荷する際の業者以外に人の出入りはないと話していた。
あとは座長の家に届けているくらいだと。
「入手経路はいくつかありそうだけど、鶴月座の関係者に絞って間違いはないってことか」
「そのとおり。使うなら顔が売れとらん下っ端じゃろうと思うて、この数日は養成所に侵入したり、公演を観に行ったりして、全員の顔と名前を覚えてきた」
「数日で全員!? 本気かよ、養成所まで合わせたら百人近くいるだろ……」
「うひひ、客席すっかすかじゃったわ。わしがおったときより落ちぶれたのう。ざまー」
まさかこんなところで、普段は微塵も感じさせない桜蒔の優秀さを垣間見ることになるとは。
「ほんで、さっき追いかけた犯人、ありゃ鶴月座の公演で端役におった若手俳優じゃ」
「さすがは名探偵リトルプリンスだねえ」
と、蝶子は瞳を輝かせている。
「ああ、そうだ。蝶子さんも百夜も見たことのある奴だよ」
「へ?」
「前に三人で六区の志那料理屋に行っただろ。あの日、百夜がビール瓶でどついた野郎だ」
剥ぎ取ったマスクの下に現れた顔。
間違いなく、あのとき料理屋で志千たちを侮辱してきた相手だった。
「どついた? なんか揉めたん?」
「えーと、いろいろあって」
「ちなみに、どっちから喧嘩売った?」
「……こっち。でも、あっちが怒らせるようなこといってきたんだぜ」
「やんちゃ坊主どもめ」
向こうの素行が悪かった、とは思うが──事実として、先に口をだしたのは志千で、手をだしたのは百夜である。
「まあ、ももは手ぇ早いけん、経緯は説明せんでも容易に想像つくわ。ほんなら料理屋で会うたんは偶然じゃろうなあ」
「あのときの恨みではねえよな。あいつ、俺とそう変わらない歳だったし、十年前の失脚に関わりがあるとは思えねえ」
「あの若造、名前は猪瀬っていうんじゃが、所詮はただの駒じゃ。さて、飼い主は誰かのう」
取り押さえていたら、裏にいる黒幕を吐かせることも可能だった。
ますます逃したのが惜しくなってきて、志千は爪を噛む。
「シッチー、そんなに気に病まんでもええで」
「や、八割は先生のせいじゃね?」
「現行犯が手っ取り早かったけど、ここまでわかればあとはどうにでもなる。違法芝居をやったんはあくまでも駒をあぶりだすため。もう役目は終わりじゃ。明日は殴り込みじゃな」
「えー、もうお芝居はやらないのかい? お話も佳境なのに」
芝居の運営を純粋に楽しんでいた蝶子は、少々がっかりした様子だ。
「まさか。次回で最終回じゃ。そんなところで物語を打ち切ったら、劇作家小山内桜蒔の名がすたるわ。きっちり黒幕をシメて、有終の美を飾っちゃる」
志千はどうにか百夜の前に倒れ込んで、覆い被さるように抱きしめた。
「な、志千っ……!?」
地面へ下敷きにした百夜の声が、耳元で響く。
勢いよく押し倒したおかげで、刃からは逃れた。
反射的に男のほうを見あげると、ちょうど短刀の切っ先が志千の顎下あたりを掠めていったところだった。
間一髪だ。あとほんのわずかでも近ければ、喉を縦に掻き切られていただろう。
百夜の無事を確認し、立ちあがって犯人と正面から対峙した。
並んでみれば自分ほど体格がいいわけでもなく、取っ組み合いなら勝てると踏んだ。
刃物を奪い、マスクを無理やり剥がす。
「くっ」
素顔を見られた相手は、それ以上向かってこようとはせず、慌てて逃げていった。
ふう、と息を整えると、全身の力が抜けるようだった。
「ちょっと危なかったな。声を失ったら生きていけねえところだった。俺の唯一の取り柄なのに」
冗談めかしてそういいながら、しゃがんで百夜の顔をのぞきこんだ。
「あ、あ……」
目の焦点が合わず、放心している。
「どうした。もしかして怪我したか?」
心配になって指の背で頬を撫でると、いきなり力を込めて衿ぐりを掴まれた。
「……馬鹿か! 刃物の前に飛びだすなんて、どうしてあんな真似をした!」
「俺なら大丈夫だって。そこそこ鍛えてるっていったろ。それに、たとえ討ち死にしても、おまえを守ることができたら満足──」
「ふざけるな!!」
すごい剣幕で、言葉を封じられる。
「勝手に満足するな。おれは、自分が死ぬよりも置いていかれるほうがいやだ。庇護なんかいらない。今度は自分でどうにかしてみせる。守ってくれなくてもいいから!!」
子どもみたいに泣きじゃくり始めた肩を引き寄せ、静かに抱きしめた。
「だから、いなくなるんじゃない。ずっとおれのそばから離れるな」
百夜がなにを望んでいるのか、ようやく聞くことができた気がする。
ただ、傍らに。
とても慎ましい、たった一つの願い。
「わかった。ずっとそばにいるよ」
自分に求めてくれるのなら、答えは決まっていた。
「そろそろ戻らないと、蝶子さんたちが心配する。履物は?」
「鼻緒が切れて、どこかに飛んだ」
「しょうがねえな」
百夜の重さならどうにかなるだろうと、両腕で持ちあげて抱きかかえた。
野次馬たちは殺傷沙汰にならないとわかってすぐに散り、二人に注目する者はもういない。
この土地では、酔い潰れた女を持ち帰っているくらいにしか思われないだろう。
おとなしく運ばれながら、百夜はまだどこか心ここあらずといった様子で、ぽつりとこぼした。
「犯人、逃がしてしまった」
「顔を見たから問題ねえよ。俺も知ってる奴だった」
***
「現行犯は無理じゃったか。若いもんが情けないのう」
芝居小屋に戻るなり、桜蒔は大げさに嘆いて志千を煽ってきた。
「真っ先にへばった先生にはいわれたくねえ。もやし劇作家め」
「三十路超えてまともに走れるかい。そもそもわしゃ昔から運動は不得手でのー、ペンより重いもんは持てんのじゃ」
言い返せば、笑いながら開き直る。
「二年前も嫌がらせ現場を押さえるまではいったんじゃけど、正体もわからんまま逃げられたわ」
「そのときも体力が原因だったのかよ……。でも、あいつが誰なのか今回は追う前から知ってたんだろ?」
「特定はしとらんかった。絞っただけ。観客から一人ずつ探したら、該当するんはあいつだけじゃったけえ」
「絞ったって、どうやって?」
「こないだヒントをだしてやったじゃろ。なあ、お嬢」
蝶子は頷いて、代わりに解説してくれた。
「今日もらった花束は、夏の品種ばかりだったよ。花屋にも秋菊が並ぶのは来月になるんじゃないかい。なにしろ今年は残暑が厳しかったしねえ」
「あ」
重陽の節句に浅草寺へ出かけたときは、まだ菊がなかったらしく造花があちこちに飾られていた。
手紙に挟まれた狂い菊は、秋にしか咲かない。
二年前に脅迫状が届いたのは十一月だったが、今この花を手に入れるための手段は限られているということだ。
「牡丹荘には、夏から飾ってあるよな」
百夜の部屋にある花も含め、すべて以前連れていってもらった栽培所でもらってきたものだ。
あそこでは気温と日射時間を管理して、年中菊を咲かせている。
「そう。あの家にある菊は見世物の人形用なんじゃろ? わしは行ったことないが、栽培しとる場所は鶴月座の持ちもんよな」
「うん、鶴月撮影所って書いてあるよ」
「あー、活動をやろうとして頓挫した建物じゃ。そこ、今は誰がおる?」
「管理人の萩尾じいさんがいるよ」
その名を聞いて、わずかに顔をしかめる。
「菊師の萩尾か……。あいつは初代残菊の熱心な取り巻きじゃったなぁ。もう地方巡業はきついっていうとったし、とうに隠居したんかと思ったら、そんなとこにおったんかい」
ふむ、としばし考え込んで、桜蒔はいった。
「今の時期に狂い菊が手に入るか一応調べてみたが、少なくとも東京市内は残暑の影響もあって難しそうじゃ。鶴月座の栽培所のものだとしたら、偶然にしては縁がありすぎる相手じゃのう」
たしか萩尾は、出荷する際の業者以外に人の出入りはないと話していた。
あとは座長の家に届けているくらいだと。
「入手経路はいくつかありそうだけど、鶴月座の関係者に絞って間違いはないってことか」
「そのとおり。使うなら顔が売れとらん下っ端じゃろうと思うて、この数日は養成所に侵入したり、公演を観に行ったりして、全員の顔と名前を覚えてきた」
「数日で全員!? 本気かよ、養成所まで合わせたら百人近くいるだろ……」
「うひひ、客席すっかすかじゃったわ。わしがおったときより落ちぶれたのう。ざまー」
まさかこんなところで、普段は微塵も感じさせない桜蒔の優秀さを垣間見ることになるとは。
「ほんで、さっき追いかけた犯人、ありゃ鶴月座の公演で端役におった若手俳優じゃ」
「さすがは名探偵リトルプリンスだねえ」
と、蝶子は瞳を輝かせている。
「ああ、そうだ。蝶子さんも百夜も見たことのある奴だよ」
「へ?」
「前に三人で六区の志那料理屋に行っただろ。あの日、百夜がビール瓶でどついた野郎だ」
剥ぎ取ったマスクの下に現れた顔。
間違いなく、あのとき料理屋で志千たちを侮辱してきた相手だった。
「どついた? なんか揉めたん?」
「えーと、いろいろあって」
「ちなみに、どっちから喧嘩売った?」
「……こっち。でも、あっちが怒らせるようなこといってきたんだぜ」
「やんちゃ坊主どもめ」
向こうの素行が悪かった、とは思うが──事実として、先に口をだしたのは志千で、手をだしたのは百夜である。
「まあ、ももは手ぇ早いけん、経緯は説明せんでも容易に想像つくわ。ほんなら料理屋で会うたんは偶然じゃろうなあ」
「あのときの恨みではねえよな。あいつ、俺とそう変わらない歳だったし、十年前の失脚に関わりがあるとは思えねえ」
「あの若造、名前は猪瀬っていうんじゃが、所詮はただの駒じゃ。さて、飼い主は誰かのう」
取り押さえていたら、裏にいる黒幕を吐かせることも可能だった。
ますます逃したのが惜しくなってきて、志千は爪を噛む。
「シッチー、そんなに気に病まんでもええで」
「や、八割は先生のせいじゃね?」
「現行犯が手っ取り早かったけど、ここまでわかればあとはどうにでもなる。違法芝居をやったんはあくまでも駒をあぶりだすため。もう役目は終わりじゃ。明日は殴り込みじゃな」
「えー、もうお芝居はやらないのかい? お話も佳境なのに」
芝居の運営を純粋に楽しんでいた蝶子は、少々がっかりした様子だ。
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