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アメリー 下克上編
皆様ごきげんよう 完
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あれからルチータ王子は、物凄い早さで正式に私を婚約者として発表することとなった。
そして何より毎日甘い言葉をかけてくるルチータ王子!いや、嬉しい!嬉しいけど恥ずかしいんだよね。
久しぶりにルーカス君と会って話していた時、ちょうどルチータ王子もきて、ルーカス君は急に顔を青ざめて逃げていくんだもの。
「ルチータ王子‥ルーカス君を虐めるのはよくないよ」
「虐めてはないよ?ただ君は私の大事な婚約者だからね。あぁ、そういえば‥‥フレデリック国王も君に興味を示していたね。やはり私の国とは敵国みたいだよ」
いや、うん。なんか色々と本調子になったから‥‥いいかな?
病は完治していないけれど、あの本を他の医師や学者にも見せて、私も加わり薬を作り少しだけルチータ王子の体調が良くなっていった。
「アメリー、君に妃教育を進めようと思っているんだが学園を卒業してからがいいかな」
「うん?もう終わったよ?8歳から王妃様直々に教えてもらってたの。だから王家の歴史部分とかは大丈夫」
「‥‥いつからだい?」
「8歳」
ルチータ王子はハァと笑いながらため息だして、ようやく色々と納得したという顔をしていた。
「なるほど。母上が何故、私と同じく婚約者など今はいらないなどと言っていた理由は君か」
そうなんです!ルチータ王子直接より、ほら、外堀埋めるのと、強力な味方が必要だもの!我ながら、なんて悪どいと思います!
「‥嫌いになりました?」
「そんな事ないさ。まあ、驚きはしたけれどね」
私とルチータ王子が見つめ合っていると、コホンと咳払いをするアル兄様とソフィア姉様だった。ソフィア姉様は次期王妃となる私直属の護衛騎士になってくれるようで、嬉しい。
「ソフィア姉様!どうかな?ルチータ王子とお揃いの模様にしたドレスなの」
「えぇ、お似合いよ」
「ん。似合ってる」
「アル兄もありがとう!」
アル兄とソフィア姉様は喜んでいるようだけど
「「2人は結婚いつする(の?)んだい?」」
同時に私とルチータ王子がそう2人に質問をするとソフィア姉様は顔を真っ赤にしながら焦っていた。
「‥‥わ、私達の事は別に‥‥あの、もう一度婚約パーティー会場に不審なものなどいないか確認しておきましゅっ‥っ」
動揺して舌噛んでた‥‥。
私とルチータ王子がからかってるのをアル兄様はため息出していた。
「あまりソフィアをからわないでくれ」
「でもソフィア姉様は待ってるはずだもの!アル兄っていつも肝心な事言わないから情けないわ!」
「‥‥うっ。それは仕事が楽しそうにしているからであって‥」
「我が弟よ。私が先に幸せ者になるのが辛いよ」
「いや、お前は辛い顔してないだろ」
あ、少し私ね、用事があるんだった。
ルチータ王子とアル兄がワイワイと話し、私は少し席を外した。
城の地下にある牢獄へと私は足を運ぶ。
暗くてジメジメした所で好きじゃない。
奥の中へ進むと、小さなツインテールの女の子の人形を抱きしめている女性が牢の中でブツブツと呟いていた。
「‥‥‥あぁ‥アメリー、かわいい私の天使‥‥大丈夫よ。ジェイコブもアデライトもソフィアもダメなことだけど、貴女は大丈夫よ。可愛い可愛い私のこ‥‥」
そう人形に話しかけている‥‥お母様だ。お父様は既に牢で病死した。
そして、お母様は別な罪が見つかっていた。昔アデライト姉様が通っていた子供病院で、子供の心臓などを売買していたらしい。
ずっと人形に語りかけて病んでいるお母様に私は話しかけた。
「‥‥お母様、私を産んでくれてありがとう。
‥‥私はこれからこの国の為に良い王妃となります。
だから‥‥‥サヨナラ」
そう私は挨拶をして出ていった。外にはソフィア姉様が待っていた。すぐに私が行くところをわかっちゃうね。私は大きく息を吸って吐いた後背筋を伸ばしてソフィア姉様をみつめた。
「‥‥ソフィア姉様‥‥ううん、ソフィア」
「‥‥なんでございましょうか。アメリー様」
私はソフィア姉様を見つめた、ソフィア姉様はそんな私に優しく微笑みかける。
「‥私は‥あんな家族でも、好きだった。みんなが帰れる場所を‥戻してあげたかったけれど。それぞれ違う道に歩んだから‥‥私はこれから次期王妃としてルチータを支えていきます」
「‥‥貴女様なら良き王妃となります」
「‥‥っ」
そうソフィア姉様は騎士らしく膝ついて私に忠誠を示してくれた。
今までの甘える末っ子のアメリー、ずっと家族を恋しがっていたけれど
「‥‥今日から『家族』にサヨナラだ」
私は私の新しい家族を大切にしていきたいもの。
パーティーは開かれる前に、先に馬車に乗り王都に回って手を振る私とルチータに、沢山のお祝いの言葉と歓声が聞こえる。
私達が乗っている馬車の後ろにはアル兄様とソフィア姉様が馬に乗ってそばで見守ってくれていた。
私はソフィア姉様が変わったあの時から、自分も変われたと思う。
それから沢山の人達に出会い良かった。
王都をまわってから、私とルチータは会場前の大きな扉前に立つ。
婚約パーティーだけれど、まだまだ狸達が隠れているんだもの。
「アメリー、パーティーの会場のここからはある意味、戦場となるけど覚悟はいいかい?」
「ルチータ、私ね負けず嫌いなの。だってあの兄や姉達の妹よ?簡単にやられないわ」
「さすがは私の妃となる者だよ。あとでご褒美に人参プリンはどうかな」
「人参プリンって初めて聞いた。うん、楽しみ!」
さあ、ここからがまた私の闘いが始まる。まだまだこれから沢山の課題があるんだもの。
パァと大きな扉が開かれ、沢山の人達が私を見る。
敵が味方か、誰がどんな思惑があるのかわからない王宮と貴族達。
私は最善のやり方で大好きな人と一緒に生きていこう。
「皆様ごきげんよう」
後に、ホワイト国の偉大な国王として讃えられたルチータ国王は45歳という若さで病で亡くなった。
だがその銀髪で美しい王妃は息子である王子が継承するまでの間、玉座に就きホワイト国を更に栄えさせていた。
特にホワイト国の特産は甘くて美味しい人参らしい。
天使のような王妃様だったと皆に愛され語り継がれる。
そして何より毎日甘い言葉をかけてくるルチータ王子!いや、嬉しい!嬉しいけど恥ずかしいんだよね。
久しぶりにルーカス君と会って話していた時、ちょうどルチータ王子もきて、ルーカス君は急に顔を青ざめて逃げていくんだもの。
「ルチータ王子‥ルーカス君を虐めるのはよくないよ」
「虐めてはないよ?ただ君は私の大事な婚約者だからね。あぁ、そういえば‥‥フレデリック国王も君に興味を示していたね。やはり私の国とは敵国みたいだよ」
いや、うん。なんか色々と本調子になったから‥‥いいかな?
病は完治していないけれど、あの本を他の医師や学者にも見せて、私も加わり薬を作り少しだけルチータ王子の体調が良くなっていった。
「アメリー、君に妃教育を進めようと思っているんだが学園を卒業してからがいいかな」
「うん?もう終わったよ?8歳から王妃様直々に教えてもらってたの。だから王家の歴史部分とかは大丈夫」
「‥‥いつからだい?」
「8歳」
ルチータ王子はハァと笑いながらため息だして、ようやく色々と納得したという顔をしていた。
「なるほど。母上が何故、私と同じく婚約者など今はいらないなどと言っていた理由は君か」
そうなんです!ルチータ王子直接より、ほら、外堀埋めるのと、強力な味方が必要だもの!我ながら、なんて悪どいと思います!
「‥嫌いになりました?」
「そんな事ないさ。まあ、驚きはしたけれどね」
私とルチータ王子が見つめ合っていると、コホンと咳払いをするアル兄様とソフィア姉様だった。ソフィア姉様は次期王妃となる私直属の護衛騎士になってくれるようで、嬉しい。
「ソフィア姉様!どうかな?ルチータ王子とお揃いの模様にしたドレスなの」
「えぇ、お似合いよ」
「ん。似合ってる」
「アル兄もありがとう!」
アル兄とソフィア姉様は喜んでいるようだけど
「「2人は結婚いつする(の?)んだい?」」
同時に私とルチータ王子がそう2人に質問をするとソフィア姉様は顔を真っ赤にしながら焦っていた。
「‥‥わ、私達の事は別に‥‥あの、もう一度婚約パーティー会場に不審なものなどいないか確認しておきましゅっ‥っ」
動揺して舌噛んでた‥‥。
私とルチータ王子がからかってるのをアル兄様はため息出していた。
「あまりソフィアをからわないでくれ」
「でもソフィア姉様は待ってるはずだもの!アル兄っていつも肝心な事言わないから情けないわ!」
「‥‥うっ。それは仕事が楽しそうにしているからであって‥」
「我が弟よ。私が先に幸せ者になるのが辛いよ」
「いや、お前は辛い顔してないだろ」
あ、少し私ね、用事があるんだった。
ルチータ王子とアル兄がワイワイと話し、私は少し席を外した。
城の地下にある牢獄へと私は足を運ぶ。
暗くてジメジメした所で好きじゃない。
奥の中へ進むと、小さなツインテールの女の子の人形を抱きしめている女性が牢の中でブツブツと呟いていた。
「‥‥‥あぁ‥アメリー、かわいい私の天使‥‥大丈夫よ。ジェイコブもアデライトもソフィアもダメなことだけど、貴女は大丈夫よ。可愛い可愛い私のこ‥‥」
そう人形に話しかけている‥‥お母様だ。お父様は既に牢で病死した。
そして、お母様は別な罪が見つかっていた。昔アデライト姉様が通っていた子供病院で、子供の心臓などを売買していたらしい。
ずっと人形に語りかけて病んでいるお母様に私は話しかけた。
「‥‥お母様、私を産んでくれてありがとう。
‥‥私はこれからこの国の為に良い王妃となります。
だから‥‥‥サヨナラ」
そう私は挨拶をして出ていった。外にはソフィア姉様が待っていた。すぐに私が行くところをわかっちゃうね。私は大きく息を吸って吐いた後背筋を伸ばしてソフィア姉様をみつめた。
「‥‥ソフィア姉様‥‥ううん、ソフィア」
「‥‥なんでございましょうか。アメリー様」
私はソフィア姉様を見つめた、ソフィア姉様はそんな私に優しく微笑みかける。
「‥私は‥あんな家族でも、好きだった。みんなが帰れる場所を‥戻してあげたかったけれど。それぞれ違う道に歩んだから‥‥私はこれから次期王妃としてルチータを支えていきます」
「‥‥貴女様なら良き王妃となります」
「‥‥っ」
そうソフィア姉様は騎士らしく膝ついて私に忠誠を示してくれた。
今までの甘える末っ子のアメリー、ずっと家族を恋しがっていたけれど
「‥‥今日から『家族』にサヨナラだ」
私は私の新しい家族を大切にしていきたいもの。
パーティーは開かれる前に、先に馬車に乗り王都に回って手を振る私とルチータに、沢山のお祝いの言葉と歓声が聞こえる。
私達が乗っている馬車の後ろにはアル兄様とソフィア姉様が馬に乗ってそばで見守ってくれていた。
私はソフィア姉様が変わったあの時から、自分も変われたと思う。
それから沢山の人達に出会い良かった。
王都をまわってから、私とルチータは会場前の大きな扉前に立つ。
婚約パーティーだけれど、まだまだ狸達が隠れているんだもの。
「アメリー、パーティーの会場のここからはある意味、戦場となるけど覚悟はいいかい?」
「ルチータ、私ね負けず嫌いなの。だってあの兄や姉達の妹よ?簡単にやられないわ」
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さあ、ここからがまた私の闘いが始まる。まだまだこれから沢山の課題があるんだもの。
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敵が味方か、誰がどんな思惑があるのかわからない王宮と貴族達。
私は最善のやり方で大好きな人と一緒に生きていこう。
「皆様ごきげんよう」
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だがその銀髪で美しい王妃は息子である王子が継承するまでの間、玉座に就きホワイト国を更に栄えさせていた。
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