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アメリー 下克上編
※おまけ編 アデライト回帰
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自慢の美しい顔も醜くなり、沢山の人達を殺した。
人でなしな私を『貴方』は今でも綺麗だと笑ってくれるかしら‥‥
美しいという言葉は私の為にある。
世界は私中心に動いてる。
私は私のやりたい事とやり方がある。
人を跪かせて見下すあの快感は忘れない。
そんな私を『貴方』は幻滅するかしら。
ドクン!!と心臓が鳴り響いた。
「‥‥‥ハッ!!」
目を覚ますと白いベットに眠っていた私‥‥
私は死んだはず‥‥よね?
あのおブスの投げつけた剣で心臓に当たったはずだわ。
私は自分の心臓を摩ってみて気づいた。手が小さいわ。
近くにあった手鏡で確認をすると
「‥‥あらまあ。なんの冗談かしら‥‥」
この可愛らしく美しい顔はまさしく小さな時の私だわ。長いまつ毛も、肌もプルプルで国宝並みだもの。
美しい自分の顔を確認し、私は周りを見渡して固まってしまった。
白いベットに広い部屋‥‥‥ここは病院の私専用の休憩室だわ。
「‥‥‥ここは‥‥」
忘れかけていたあの時の気持ちが何故か蘇った。私はベットから降りて走り出す。
「あ!アデライトお嬢様!走ってはいけませんよ!」
「‥‥ッ!ハァハァハァ‥‥!!」
まだ弱々しく風邪が引きやすい体な為か、走ると息が苦しくなるけれど、どうしても確かめたかった。
また会えるかしら。
生きているかしら。
私が私でいられる場所だったあの頃ならば‥‥
ガラッ!と勢いよくドアを開けた。でも見るのが怖くて‥‥いや、まってちょうだい。怖い?私が?そんな感情なんて捨てたもの。だけど…‥もしかしたら、目を開けたら夢かもしれない。
夢でも‥‥‥彼がいるかしら。
ぎゅっと目を瞑って立ったままいると爽やかな風が吹いた。
「アディー‥‥?どうしたの?」
「‥‥‥あ‥‥‥」
何十年振りに聞いた優しい声。
そっと目を開けると『彼』がいた。薄い茶色の髪色の男の子はベットの上で薬草学の本を沢山読んで勉強をしていた。
「‥‥‥‥‥ルカ‥‥なの‥?」
「うん??どーしたの?‥‥アディー?ねえ泣いてる??痛い?何処か痛いの?悲しいの?えぇ、どうしよう。ちょ、ちょっとまってて!あ!」
「え?あぁ‥‥涙だわ」
「アディーどうしたの?あ、ほら!この黄色い花はひまわりっていうんだよ!アディーちょっと近くにきて」
そう彼は手を差し伸べる。私は黙ったままその手をおいた。‥‥あたたかい。生きてるんだわ。
彼は私に黄色い花のひまわりを私の髪に飾る。
「うん、やっぱり美しいアディーに似合うよ」
神はなんて私に残酷な事をしたのかしら‥‥。私は死にたかったのに。
これは罰だわ。
こんな夢のような事を喜ぶと思う?
彼に会えば‥‥‥今までの重たい罪がのしかかる。
罪悪感がでてくるから。
後悔をしそうだから。
アメリーを虐待してい事もソフィアを苦しめたことも。
捨てた気持ちも、愛しい気持ちも彼が殺されたあの日から‥‥
私は‥‥‥私の事だけしか考えてなかったのに。
罪を犯した私を彼は知らない。
「ねぇルカ‥‥‥私って美しい?」
「うん!だって僕のお姫様だもの。ってアディーどうして俯いてるの?お腹壊した?」
だけど‥‥‥もう一度チャンスが与えてくれたのならば‥‥ルカを救う事ができるかもしれないわ。
殺した奴らを‥‥この腐った両親や病院。
私に歯向かった奴らを‥。
「どう殺してあげようかしら‥‥」
私がポソリと呟くとルカは聞こえなかったのか首を傾げていた。それでも私は自分の心の中に悪魔がいると感じる。
窓の外からお父様とお母様達の声がした。
そっと窓から覗くとまだ髪の毛があるお父様とお腹が大きいお母様。そして‥‥ジェイコブお兄様とソフィアがいた。
「アディー?家族が呼んでるよ」
「行きたくないわ。嫌いだもの。特にソフィアは‥‥嫌いよ」
そうポソリと呟く私にルカは私の頬っぺたをつねりながら頬を膨らませた。
「‥‥痛い。本当に夢じゃないみたいね」
「こーら!だーめっ!妹さんと仲良くしなきゃ。体調も良くなってきたんでしょう?アディーの笑顔はね、みんなを元気にしちゃうんだよ。嫌いとかいったら駄目だよ」
「‥‥わかったわ。行けばいいのでしょう」
私は渋々と部屋へ出て家族の元へといった。
「ア、アデライト姉様っ‥‥!」
ぎこちない笑顔を私に向けるソフィア‥‥以前の彼女というべきかしら?最後に会ったソフィアは敵意剥き出しで、涙を流してたわね。だけど真っ直ぐな瞳を向けてくるのは変わりないのが腹が立つのよ。
「アデライト!僕達と一緒に散歩をしよう!体がだいぶ良くなったか!?」
‥‥とりあえず口にチョコレートを食べた後があるわね、ジェイコブお兄様。
そして‥‥ルカの‥彼の死に深く関わっている憎い両親。
「おーい!アディー!またねー!」
精一杯窓から手を振り、可愛らしい笑顔を私に向けるルカ。
‥‥‥もう一度‥‥貴方に会えたのなら‥‥
女神なんて呼ばれなくてもいい。
可愛らしく取り繕うとか面倒な事なんてしない。
だから‥‥死なないで。
私が代わりに全員始末をしてあげるの。
まずは‥‥この目の前の両親をどうしてやろうか。ルカの父親も加担しているはず。
‥絶対に許さない。
あぁ、太陽教会にあのおブスの女もいるわよね。ヒューゴ王子とも会う時期はまだだけど、始末した方がいいのかしら。
でもそうするとルチータ王子が喜ぶからやめましょう。
ルチータ王子‥‥とりあえず腹黒王子は腹が立つから病いの事はまだ教えないでおこうかしら。ふふ、せいぜいギリギリまで悩むところを見ておきましょう。
だって弱味をにぎるのも良いわよね?
私を見下し、裏切り者はいらない。
やることは沢山あるけれど時間はたっぷりあるもの。
それと‥‥‥
「アデライト?どうした?僕お菓子をもらったんだ!ハッ!長男のぼ、僕はいらないからアデライトとソフィアで半分して食べよう!」
「え!?あ、えと‥‥わ、私はアデライト姉様にあげます‥」
「‥‥‥‥」
私はジェイコブお兄様からもらったクッキーを貰い3つ割って二人にあげた。
そんな私にソフィアは目を開いて驚いていた。ジェイコブお兄様は喜んでる顔がバレバレだわ。犬ね。
「アデライト!ありがとう!」
「ア、アデライトお姉様‥あの、ありがとう‥!嬉しいです‥お姉様がくれたクッキー‥本当に嬉しいです」
「‥‥‥‥今日は特別よ。私は…優しいもの」
私はお母様のお腹にいるアメリーの事も少しだけ考えた。
「あらあら、アデライトは優しい子ね!うふふ、男の子かしら?女の子かしら?生まれてくるのが楽しみね」
そうお母様は話していた。私はお腹をさすりながら、お腹にいる子に小声で話しかけた。
「‥‥‥あなたは私と似てないのは残念だったわ」
それと‥‥兄や妹達とこれから何か関係が変わるのかしら‥。馴れ合うつもりはないけれど、以前とはまた違うようになるのかしら。
私はもう一度ルカの方へと振り向いて窓の方へと見上げた。
彼がまだ生きているこの世界は夢か幻なのか。
夢だろうとなんだろうと‥‥‥
「ふふ、私は私のやりたいようにやるだけよ」
数十年後アデライト・マカロンは‥‥
マカロン家でも国一番の『魔女』と呼ばれていた。
ルチータ王子と同じくらいに、いやそれ以上に腹黒く、計算高い。逆らってきたものは容赦なく地に落とす彼女を恐ろしいと言われ見られていたが、逆に病いや病気に関する薬草事には詳しく、頼りになるとも評価されていたらしい。
沢山の功績と悪評を残して突然彼女は消えた。
30歳以降の彼女の行方は誰も知らない。
美しく残酷な顔を持つ魔女と呼ばれるアデライト。
そんな彼女の仮面を剥がせる男性が一人だけいた‥‥かもしれないと囁かれていた。
おわり
➖➖➖ ➖➖➖ ➖➖➖ ➖➖➖ ➖
※アデライト編書こうと思いましたが、やっぱり性格悪い?のと、サイコパス思考なので、共感ないかとぉもいやめました。😅とりあえずこのお話はお終いにしておきます。でも希望ある声が沢山いただければ改めて考えて物語を書かせていただきます。🫣でも主人公となると性格悪いしなあ。。いいのかな。。
とりあえず完結です!
ありがとうございました😊
人でなしな私を『貴方』は今でも綺麗だと笑ってくれるかしら‥‥
美しいという言葉は私の為にある。
世界は私中心に動いてる。
私は私のやりたい事とやり方がある。
人を跪かせて見下すあの快感は忘れない。
そんな私を『貴方』は幻滅するかしら。
ドクン!!と心臓が鳴り響いた。
「‥‥‥ハッ!!」
目を覚ますと白いベットに眠っていた私‥‥
私は死んだはず‥‥よね?
あのおブスの投げつけた剣で心臓に当たったはずだわ。
私は自分の心臓を摩ってみて気づいた。手が小さいわ。
近くにあった手鏡で確認をすると
「‥‥あらまあ。なんの冗談かしら‥‥」
この可愛らしく美しい顔はまさしく小さな時の私だわ。長いまつ毛も、肌もプルプルで国宝並みだもの。
美しい自分の顔を確認し、私は周りを見渡して固まってしまった。
白いベットに広い部屋‥‥‥ここは病院の私専用の休憩室だわ。
「‥‥‥ここは‥‥」
忘れかけていたあの時の気持ちが何故か蘇った。私はベットから降りて走り出す。
「あ!アデライトお嬢様!走ってはいけませんよ!」
「‥‥ッ!ハァハァハァ‥‥!!」
まだ弱々しく風邪が引きやすい体な為か、走ると息が苦しくなるけれど、どうしても確かめたかった。
また会えるかしら。
生きているかしら。
私が私でいられる場所だったあの頃ならば‥‥
ガラッ!と勢いよくドアを開けた。でも見るのが怖くて‥‥いや、まってちょうだい。怖い?私が?そんな感情なんて捨てたもの。だけど…‥もしかしたら、目を開けたら夢かもしれない。
夢でも‥‥‥彼がいるかしら。
ぎゅっと目を瞑って立ったままいると爽やかな風が吹いた。
「アディー‥‥?どうしたの?」
「‥‥‥あ‥‥‥」
何十年振りに聞いた優しい声。
そっと目を開けると『彼』がいた。薄い茶色の髪色の男の子はベットの上で薬草学の本を沢山読んで勉強をしていた。
「‥‥‥‥‥ルカ‥‥なの‥?」
「うん??どーしたの?‥‥アディー?ねえ泣いてる??痛い?何処か痛いの?悲しいの?えぇ、どうしよう。ちょ、ちょっとまってて!あ!」
「え?あぁ‥‥涙だわ」
「アディーどうしたの?あ、ほら!この黄色い花はひまわりっていうんだよ!アディーちょっと近くにきて」
そう彼は手を差し伸べる。私は黙ったままその手をおいた。‥‥あたたかい。生きてるんだわ。
彼は私に黄色い花のひまわりを私の髪に飾る。
「うん、やっぱり美しいアディーに似合うよ」
神はなんて私に残酷な事をしたのかしら‥‥。私は死にたかったのに。
これは罰だわ。
こんな夢のような事を喜ぶと思う?
彼に会えば‥‥‥今までの重たい罪がのしかかる。
罪悪感がでてくるから。
後悔をしそうだから。
アメリーを虐待してい事もソフィアを苦しめたことも。
捨てた気持ちも、愛しい気持ちも彼が殺されたあの日から‥‥
私は‥‥‥私の事だけしか考えてなかったのに。
罪を犯した私を彼は知らない。
「ねぇルカ‥‥‥私って美しい?」
「うん!だって僕のお姫様だもの。ってアディーどうして俯いてるの?お腹壊した?」
だけど‥‥‥もう一度チャンスが与えてくれたのならば‥‥ルカを救う事ができるかもしれないわ。
殺した奴らを‥‥この腐った両親や病院。
私に歯向かった奴らを‥。
「どう殺してあげようかしら‥‥」
私がポソリと呟くとルカは聞こえなかったのか首を傾げていた。それでも私は自分の心の中に悪魔がいると感じる。
窓の外からお父様とお母様達の声がした。
そっと窓から覗くとまだ髪の毛があるお父様とお腹が大きいお母様。そして‥‥ジェイコブお兄様とソフィアがいた。
「アディー?家族が呼んでるよ」
「行きたくないわ。嫌いだもの。特にソフィアは‥‥嫌いよ」
そうポソリと呟く私にルカは私の頬っぺたをつねりながら頬を膨らませた。
「‥‥痛い。本当に夢じゃないみたいね」
「こーら!だーめっ!妹さんと仲良くしなきゃ。体調も良くなってきたんでしょう?アディーの笑顔はね、みんなを元気にしちゃうんだよ。嫌いとかいったら駄目だよ」
「‥‥わかったわ。行けばいいのでしょう」
私は渋々と部屋へ出て家族の元へといった。
「ア、アデライト姉様っ‥‥!」
ぎこちない笑顔を私に向けるソフィア‥‥以前の彼女というべきかしら?最後に会ったソフィアは敵意剥き出しで、涙を流してたわね。だけど真っ直ぐな瞳を向けてくるのは変わりないのが腹が立つのよ。
「アデライト!僕達と一緒に散歩をしよう!体がだいぶ良くなったか!?」
‥‥とりあえず口にチョコレートを食べた後があるわね、ジェイコブお兄様。
そして‥‥ルカの‥彼の死に深く関わっている憎い両親。
「おーい!アディー!またねー!」
精一杯窓から手を振り、可愛らしい笑顔を私に向けるルカ。
‥‥‥もう一度‥‥貴方に会えたのなら‥‥
女神なんて呼ばれなくてもいい。
可愛らしく取り繕うとか面倒な事なんてしない。
だから‥‥死なないで。
私が代わりに全員始末をしてあげるの。
まずは‥‥この目の前の両親をどうしてやろうか。ルカの父親も加担しているはず。
‥絶対に許さない。
あぁ、太陽教会にあのおブスの女もいるわよね。ヒューゴ王子とも会う時期はまだだけど、始末した方がいいのかしら。
でもそうするとルチータ王子が喜ぶからやめましょう。
ルチータ王子‥‥とりあえず腹黒王子は腹が立つから病いの事はまだ教えないでおこうかしら。ふふ、せいぜいギリギリまで悩むところを見ておきましょう。
だって弱味をにぎるのも良いわよね?
私を見下し、裏切り者はいらない。
やることは沢山あるけれど時間はたっぷりあるもの。
それと‥‥‥
「アデライト?どうした?僕お菓子をもらったんだ!ハッ!長男のぼ、僕はいらないからアデライトとソフィアで半分して食べよう!」
「え!?あ、えと‥‥わ、私はアデライト姉様にあげます‥」
「‥‥‥‥」
私はジェイコブお兄様からもらったクッキーを貰い3つ割って二人にあげた。
そんな私にソフィアは目を開いて驚いていた。ジェイコブお兄様は喜んでる顔がバレバレだわ。犬ね。
「アデライト!ありがとう!」
「ア、アデライトお姉様‥あの、ありがとう‥!嬉しいです‥お姉様がくれたクッキー‥本当に嬉しいです」
「‥‥‥‥今日は特別よ。私は…優しいもの」
私はお母様のお腹にいるアメリーの事も少しだけ考えた。
「あらあら、アデライトは優しい子ね!うふふ、男の子かしら?女の子かしら?生まれてくるのが楽しみね」
そうお母様は話していた。私はお腹をさすりながら、お腹にいる子に小声で話しかけた。
「‥‥‥あなたは私と似てないのは残念だったわ」
それと‥‥兄や妹達とこれから何か関係が変わるのかしら‥。馴れ合うつもりはないけれど、以前とはまた違うようになるのかしら。
私はもう一度ルカの方へと振り向いて窓の方へと見上げた。
彼がまだ生きているこの世界は夢か幻なのか。
夢だろうとなんだろうと‥‥‥
「ふふ、私は私のやりたいようにやるだけよ」
数十年後アデライト・マカロンは‥‥
マカロン家でも国一番の『魔女』と呼ばれていた。
ルチータ王子と同じくらいに、いやそれ以上に腹黒く、計算高い。逆らってきたものは容赦なく地に落とす彼女を恐ろしいと言われ見られていたが、逆に病いや病気に関する薬草事には詳しく、頼りになるとも評価されていたらしい。
沢山の功績と悪評を残して突然彼女は消えた。
30歳以降の彼女の行方は誰も知らない。
美しく残酷な顔を持つ魔女と呼ばれるアデライト。
そんな彼女の仮面を剥がせる男性が一人だけいた‥‥かもしれないと囁かれていた。
おわり
➖➖➖ ➖➖➖ ➖➖➖ ➖➖➖ ➖
※アデライト編書こうと思いましたが、やっぱり性格悪い?のと、サイコパス思考なので、共感ないかとぉもいやめました。😅とりあえずこのお話はお終いにしておきます。でも希望ある声が沢山いただければ改めて考えて物語を書かせていただきます。🫣でも主人公となると性格悪いしなあ。。いいのかな。。
とりあえず完結です!
ありがとうございました😊
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