172 / 180
へっぽこ姫の仲良し作戦⑨ 九章 恋愛編
へっぽこ姫の物語(完)
しおりを挟む
外から聞こえる声、新国王って誰!?みたいな顔と目の前にいる私を見て明らかに混乱している過去の私。小さいなあ!マシュマロも小さな一口サイズだし、こんな感じだったんだなあと思い出してクスクス笑ってしまった私に、過去の私は首を傾げる。私は小さな私の頭を撫でて声をかけた。
「残念!私は貴女のママじゃないよ。似てるかな?」
「うん!エメのママに似てる!くりそつ!」
「…そっかあ。似てるか、ふふ、嬉しい」
ジーッと見つめられると、なんだか照れちゃうな。私は優しく、過去の私を抱っこをして歩きだす。
本当は色々話したい。
沢山聞いて欲しい事もある。…だけど、これは彼女にとってまだ知ってはいけない未来。
「…さあ、貴女は帰らなきゃ」
「お姉たん、エメのしってるひと?なんかね他人じゃないみたいよ!」
「…ふふ、そうだね。他人ではないかな」
私達はお互い見つめあった。小さな私はゴクリと唾を飲み込みながら、おそるおそる私を見て声を出す。
「……エメ???エメなの?」
察しがよいね!私はただ、ニッコリと笑うと過去の私は慌てた様子で沢山の質問をしてきた。
「ねー!ガーネッ兄たまはお目目なおったの!?ハウアイト兄たまはヒロインと結ばれたの!?パパは!?パパやレピさん!あとあとブアットやユー君とかげんき?
プリちゃんや…リビアも!!みんな!みんなげんー…むにゅ…」
「慌てない慌てない。」
私は彼女のコツンとオデコを叩いて、後ろに控えているリビアが過去の私に何やら眠たくなるような魔力をかけた。
「…リビア」
「少し眠ってもらおう。この時計の針を動かせば元に戻る仕組みみたいだけど、多分もうこの時計は動かないかな」
「……そっか」
私は眠かけしている小さな私に声をかけてあげた。
「今起きた事は忘れてね、『エメラルド』マシュマロ食べてファイトだよ!」
そう彼女に伝えるのはいっぱいいっぱいだった。時計から白い光が出た瞬間小さな私は包み込まれる。
「久しぶりの小さなお姫様だね」
そうリビアは懐かしそうに眠っている過去の私を見て時計の針を動かした瞬間フワッとまた霧に包まれて光が放つ。
「運命に負けないようにね!」
そう私は最後にそう声を出した。
がんばれっ!私!
ワァアアとまた歓声が聞こえた。
「エメ」
「ん?」
「……今、握手していいかな」
リビアはジッと私を見つめ、私はリビアと握手をしてその場で別れた。
沢山傷つけた分、傷ついた分、リビアはリビアなりの事をしたいんだろうと思う…。いつか…いつかまた時が来たら、本当に心からみんなと一緒に笑い会えると私は信じてる。
国全体、お祭り騒ぎだ。
夜はパーティーもあるので、城内は慌ただしく私もドレスに着替えた。なんとなくパーティーまで少し時間があるので城の近くにある森の近くへと足を運び、一人でマシュマロを食べていた。
小さな私と出会い、少し心配だな…。やっぱり過去の私であれ、うまく説明するべきだったかな。それにリビアとの握手…。
この森へ行くと、クロとマシューがいるように思えるけど…会えるかな。マシューのお父さんお母さんに沢山謝ったけど、彼らは温かい目で私を見つめてただけだったし…。
まだまだわからない事ばかりだ。
「ガーネット、かっこよかったね」
ヒョイっと突然現れたプリちゃんは、私にチョコレートのお菓子をくれたので、私もマシュマロをプリちゃんにあげた。
「…プリちゃん!あはは、ねー!カッコよかったね」
「ねえ、エメ」
「うん?なに?」
「何か心配があるの?」
あぁ…この人は、本当に私の事見てくれてるんだなあと…感じる。いつもそうだ。昔からだ。私はさっきの出来事をプリちゃんに話した。プリちゃんはいつも通りに、ただ黙って話しを聞いてくれた。
プリちゃんは、チョコレートのお菓子を見つめながら話しだす。
「……ずっと考えてたけど…クロやマシューといつか…会えるかな?この先の未来はわからないけどさ、チョコレートはずっと美味しいのはわかるけどね」
「あはは、プリちゃんらしい!そうだね、チョコレート美味しいものね」
「マシュマロもね」
「うん、マシュマロもだね」
プリちゃんと私が見つめ合っていた時だった。
「姫様ー!」
「おーい!何二人っきりになってんだよ!」
ユー君とブラッドが私とプリちゃんを探してきたらしい。
「姫様!姫様大好きなマシュマロお菓子が沢山あるらしいですよ!」
「あんた、マシュマロに目がないからねえ。プリムラもまたチョコレート食べてるし!」
さらにオーロラ嬢とリン嬢も現れた。二人っきりの時間がすぐに終わったなあとなんとなく私とプリちゃんはお互い見て照れながら笑い合った。
「「「エメラルド」」」
そう優しい声で私を呼ぶパパとガーネット兄様、ハウライト兄様……私の大好きな家族…大切な家族だ。
私の周りには大好きな友達がいる。
そして隣にいる愛する人がいる。
これはとても幸せな事だ。
長男は悪役で次男はヒーローで私は確かにへっぽこ姫だったけど……死亡フラグはどうやら無事に折れました!!
今度みんなとマシュマロピクニックをしよう!
これからは…そうここから先は知らない未来であり、私の《物語》は今始まったばかりなんだ。
「残念!私は貴女のママじゃないよ。似てるかな?」
「うん!エメのママに似てる!くりそつ!」
「…そっかあ。似てるか、ふふ、嬉しい」
ジーッと見つめられると、なんだか照れちゃうな。私は優しく、過去の私を抱っこをして歩きだす。
本当は色々話したい。
沢山聞いて欲しい事もある。…だけど、これは彼女にとってまだ知ってはいけない未来。
「…さあ、貴女は帰らなきゃ」
「お姉たん、エメのしってるひと?なんかね他人じゃないみたいよ!」
「…ふふ、そうだね。他人ではないかな」
私達はお互い見つめあった。小さな私はゴクリと唾を飲み込みながら、おそるおそる私を見て声を出す。
「……エメ???エメなの?」
察しがよいね!私はただ、ニッコリと笑うと過去の私は慌てた様子で沢山の質問をしてきた。
「ねー!ガーネッ兄たまはお目目なおったの!?ハウアイト兄たまはヒロインと結ばれたの!?パパは!?パパやレピさん!あとあとブアットやユー君とかげんき?
プリちゃんや…リビアも!!みんな!みんなげんー…むにゅ…」
「慌てない慌てない。」
私は彼女のコツンとオデコを叩いて、後ろに控えているリビアが過去の私に何やら眠たくなるような魔力をかけた。
「…リビア」
「少し眠ってもらおう。この時計の針を動かせば元に戻る仕組みみたいだけど、多分もうこの時計は動かないかな」
「……そっか」
私は眠かけしている小さな私に声をかけてあげた。
「今起きた事は忘れてね、『エメラルド』マシュマロ食べてファイトだよ!」
そう彼女に伝えるのはいっぱいいっぱいだった。時計から白い光が出た瞬間小さな私は包み込まれる。
「久しぶりの小さなお姫様だね」
そうリビアは懐かしそうに眠っている過去の私を見て時計の針を動かした瞬間フワッとまた霧に包まれて光が放つ。
「運命に負けないようにね!」
そう私は最後にそう声を出した。
がんばれっ!私!
ワァアアとまた歓声が聞こえた。
「エメ」
「ん?」
「……今、握手していいかな」
リビアはジッと私を見つめ、私はリビアと握手をしてその場で別れた。
沢山傷つけた分、傷ついた分、リビアはリビアなりの事をしたいんだろうと思う…。いつか…いつかまた時が来たら、本当に心からみんなと一緒に笑い会えると私は信じてる。
国全体、お祭り騒ぎだ。
夜はパーティーもあるので、城内は慌ただしく私もドレスに着替えた。なんとなくパーティーまで少し時間があるので城の近くにある森の近くへと足を運び、一人でマシュマロを食べていた。
小さな私と出会い、少し心配だな…。やっぱり過去の私であれ、うまく説明するべきだったかな。それにリビアとの握手…。
この森へ行くと、クロとマシューがいるように思えるけど…会えるかな。マシューのお父さんお母さんに沢山謝ったけど、彼らは温かい目で私を見つめてただけだったし…。
まだまだわからない事ばかりだ。
「ガーネット、かっこよかったね」
ヒョイっと突然現れたプリちゃんは、私にチョコレートのお菓子をくれたので、私もマシュマロをプリちゃんにあげた。
「…プリちゃん!あはは、ねー!カッコよかったね」
「ねえ、エメ」
「うん?なに?」
「何か心配があるの?」
あぁ…この人は、本当に私の事見てくれてるんだなあと…感じる。いつもそうだ。昔からだ。私はさっきの出来事をプリちゃんに話した。プリちゃんはいつも通りに、ただ黙って話しを聞いてくれた。
プリちゃんは、チョコレートのお菓子を見つめながら話しだす。
「……ずっと考えてたけど…クロやマシューといつか…会えるかな?この先の未来はわからないけどさ、チョコレートはずっと美味しいのはわかるけどね」
「あはは、プリちゃんらしい!そうだね、チョコレート美味しいものね」
「マシュマロもね」
「うん、マシュマロもだね」
プリちゃんと私が見つめ合っていた時だった。
「姫様ー!」
「おーい!何二人っきりになってんだよ!」
ユー君とブラッドが私とプリちゃんを探してきたらしい。
「姫様!姫様大好きなマシュマロお菓子が沢山あるらしいですよ!」
「あんた、マシュマロに目がないからねえ。プリムラもまたチョコレート食べてるし!」
さらにオーロラ嬢とリン嬢も現れた。二人っきりの時間がすぐに終わったなあとなんとなく私とプリちゃんはお互い見て照れながら笑い合った。
「「「エメラルド」」」
そう優しい声で私を呼ぶパパとガーネット兄様、ハウライト兄様……私の大好きな家族…大切な家族だ。
私の周りには大好きな友達がいる。
そして隣にいる愛する人がいる。
これはとても幸せな事だ。
長男は悪役で次男はヒーローで私は確かにへっぽこ姫だったけど……死亡フラグはどうやら無事に折れました!!
今度みんなとマシュマロピクニックをしよう!
これからは…そうここから先は知らない未来であり、私の《物語》は今始まったばかりなんだ。
79
あなたにおすすめの小説
【短編】婚約破棄?「喜んで!」食い気味に答えたら陛下に泣きつかれたけど、知らんがな
みねバイヤーン
恋愛
「タリーシャ・オーデリンド、そなたとの婚約を破棄す」「喜んで!」
タリーシャが食い気味で答えると、あと一歩で間に合わなかった陛下が、会場の入口で「ああー」と言いながら膝から崩れ落ちた。田舎領地で育ったタリーシャ子爵令嬢が、ヴィシャール第一王子殿下の婚約者に決まったとき、王国は揺れた。王子は荒ぶった。あんな少年のように色気のない体の女はいやだと。タリーシャは密かに陛下と約束を交わした。卒業式までに王子が婚約破棄を望めば、婚約は白紙に戻すと。田舎でのびのび暮らしたいタリーシャと、タリーシャをどうしても王妃にしたい陛下との熾烈を極めた攻防が始まる。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
物置部屋に追いやられた伯爵令嬢ですが、公爵様に見初められて人生逆転しました〜妹の引き立て役だったのに、今では社交界の花と呼ばれています〜
丸顔ちゃん。
恋愛
伯爵家の令嬢セレナは、実母の死後、継母と義妹に虐げられて育った。
与えられた部屋は使用人以下の物置、食事は残飯、服はボロ。
専属侍女も与えられず、家の運営や帳簿管理まで押し付けられ、
失敗すれば鞭打ち――それが彼女の日常だった。
そんなある日、世間体のためだけに同行させられた夜会で、
セレナは公爵家の跡取りレオンと出会う。
「あなたの瞳は、こんな場所に閉じ込めていいものではない」
彼はセレナの知性と静かな強さに一瞬で心を奪われ、
彼女の境遇を知ると激怒し、家族の前で堂々と求婚する。
嫁ぎ先の公爵家で、セレナは初めて“人として扱われ”、
広い部屋、美味しい食事、優しい侍女たちに囲まれ、
独学で身につけた知識を活かして家の運営でも大活躍。
栄養と愛情を取り戻したセレナは、
誰もが振り返るほどの美しさを開花させ、
社交界で注目される存在となる。
一方、セレナを失った伯爵家は、
彼女の能力なしでは立ち行かず、
ゆっくりと没落していくのだった――。
虐げられた令嬢が、公爵の愛と自分の才能で幸せを掴む逆転物語。
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。