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第5節 魔族領編 リュネとクロ
第74話 潜入
しおりを挟むクロ「……さてどうしようか…直接訪問してみるか…それとも忍び込む形をとるか…まあいったん邸の様子を見てから考えよう。」
訪問か忍び込むかどちらを選ぶか迷いつつ、邸がどんな状況なのか様子を見てから決めようと考えて。
ーーーー
やがてクロが着いた統括官邸は魔族特有の禍々しい装飾、荘厳な雰囲気を与える大きな建物ではあるが、警備のオーク族の兵士は2名しかおらず、他に警備兵は居ないようで警備の薄さを表している。
「やれやれ………いくら来客中って言っても、こんなド田舎。
刃向かってくるやつなんていねーよ。こんな立ってるだけの仕事なんてよー………」
「確かになー。こんな天気がいい日は、裸に剥いた雌を並べて1発いきたいもんだぜ♪」
「違げーねぇ!はっはっは♪」
オーク族の士気は低く、油断仕切っているようで昼間から欲望に溢れた話を
ーーーー
クロ「……男というか雄ってどうしてこうなのかな…。
でも誰かが来客中か…それなら侵入の方にしようかな。」
魔法で遠くの話し声も聞こえるよう感覚を強化していて、ジト目で遠くのオークを見つめながら少し考え込む様子をみせて。
来客中ということは、その会話からも情報を得れるかもと考え 私は潜入を選ぶ。
クロ「んっ これでよし…ほっ…。
さて…統括官ってのはどこにいるのかな…とりあえず邸内ぶらぶらしてみよっか…魔法かけてるとはいえ 勘のいい人には気づかれるかもだから慎重にいこう。」
一応 気配を消す魔法と透明になる魔法を自身に施し、私はそのまま門を通らずに塀を飛び越えて邸へと侵入して。
そのまま屋敷内までやってきて、私は透明だけど人に見られないようにしながら、各部屋を見て回ることに。
ーーーー
クロが侵入すると邸内にはゴブリン族や、オーク族がいるもののクロに気づくことなく邸内の掃除、武器の手入れ等をしている様子。
「ひぇー………こんな無残に破壊された鎧………おりゃ、はじめてみるわい。見ろよ、こんな見事に鎧をたたっきてる」
「あぁ、そりゃ多分、7年前の骨董品よぉ。
人間族の女傑『魔剣公主』にやられたもんだろ。我らが統括官様、率いる一族はその女に壊滅させられたらしくてな。
その話題はタブーだ。その鎧、捨てちまえ」
1階の中央広間。
その奥の扉のみ鋼鉄制で作られていて他と違い物々しい雰囲気を。
扉の横には警備のオーク族が2体立っているものの、こちらは緊張しているのかその場をしっかり警戒している様子で張り積めた空気を出している。
扉からは途切れ途切れではあるが、 僅かに中の声が聴こえてくる。
「………は、奴隷に………現状………か?」
「ユ………ミル……。……監禁………に……ろ」
「……英雄……の………よ、………」
オーク族は会話の内容は気にしてない様子で、そのまま警備を続け。
ーーーー
クロ(魔剣公主…? リュネなら知ってるかな…? っていうか鎧の破損すご…こんなのどうやったらできるんだろ…。)
私は邸内を移動する中でいろんな話を密かに聞いていき。
魔剣公主という聞きなれないことを聞いて リュネなら知ってるかなと考えながら、鎧の破損状態から今の自分じゃこんな風に鎧 斬れないと驚かされ。
クロ(ここだけ雰囲気が違うな…んっー…聴覚強化してるけどいまいちちゃんと聞こえないな…でもこれ以上あの部屋に近づくのは得策じゃない感じがするだよね 勘だけど…。
さて…どうしようかな…身体に負担かかるかもだけどもうちょい感覚強化を強めてみようか…?)
重要そうな部屋を見つけて 重要そうな会話をしていそうだがその内容がちゃんと聞こえず…
だけど中から伝わってくる雰囲気に、魔族としての直感なのかあまり近づくのはやめておいた方がいいと告げていて。
だから私は話を聞き取れるように耳の感覚を強める方がいいかな と様子を少し見て。
ーーーー
クロが聴覚強化を思案している間にも会話は進んでいるようだが、だんだんと一方の口調が荒ぶり始める
「……計画…っ!…善処……いっ!……!」
「……で……………僅か………休憩……よう 」
暫くすると鋼鉄扉が開かれ黒のフードにローブを纏う人物の打ち1人が、ゆっくり部屋の外へ出ていく。
その影からは魔族か人間かは判別が付かない。
部屋中にはオーク族の2倍ほどの体格のオーガ1体。
容姿を隠した黒ローブの人物が2体いるものの険悪な雰囲気が流れている。
「あのお方が戻られたら扉を閉めるぞ。
もう会議が始まって長い。もう一頑張りだ」
「おう。まったく気が抜けねぇな………はやく終わってほしいもんだぜ」
ーーーー
クロ(! …今のは…いやそれより……。)
扉から出て来た謎の人物は何者かと少し考え込み、さらに並のオーク族より大きい すごでかオークを見てこちらにも警戒して。
でも一番重要なのは…私はちらりと開いてる扉を見て。
クロ(……扉が開かれてるなら仕方ないか…聴覚強化は却下…代わりに透明化と気配を消す 魔法の強化に移行…っ…よし…いこっか。)
あんまりリスクをおいたくないけど、リュネのために情報を手に入れられるのなら頑張ってみる価値はあると考える。
聞き漏らしの可能性もあるため直接聞くことにし、私は少し身体に負担をかけながら人に見つかるリスクを減らすために魔法を強化し、私は部屋へと飛び込み……。
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