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第9節 教会騎士団内乱編
第387話 医療兵と三賢人派の戦術
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コトリ「……っ…ま、またこういった記憶か…もうつっこまないけど、多くないかな…」
フレイ教官から託された…想いの結晶により、また記憶映像を見た私。女魔族に堕とされる人間の女性率の高さに、私はジト目をする…まあ、うん…仲間ならいいんだけどさ。
ライムさんやミサキさんの件については保留にする。味方ならそれでいいし、リュネやフウカさんたちと関係性も深いし…何より、デウスさんと同じで藪蛇になりそうなのもあるから。
クロ「コトリ、街が見えてきたよ」
隣にいたクロの声で私の思考は現実に戻る。
王族専用巡洋艦が翼…足としてあるから、私たちは独立遊撃部隊として戦況の打開と三賢人勢力を瓦解させるため動いている
今向かっている戦場には剣龍橋と呼ばれる橋があり、街の物流を支えるその橋を守るように要塞もある…しかし今そこは三賢人派によって奪われ、そこから民たちにも被害が出ているそうで…。
飛行艇を降りて街へと辿り着いた私たち。飛行艇は町外れに止め、ステルス技術で見つからないように待機している。
全員で動くと目立つため…今は私とアイリス教官、リュネとクロの4人で行動している。
この街に状況把握と情報収集のために訪れていると…街のあちこちで怪我や負傷した騎士たちがいるのが確認できた
クロ「治療の痕が見られる負傷兵だらけ」
コトリ「この街にいるってことは、彼らはサクヤ派の教会騎士たちかな?」
リュネメイア「それに、街の住民たちもどこか覇気がないの…少し飢えた者たちもいるようじゃし、いったい何が…」
アイリス「誰か情報を聞けそうなのは…っと、あれは医療兵かな。それで、式をまとめてるあの女性は…えっ…あれは、まさか…」
視線を向けると、騎士たちを治療している医療兵の団体がいた…それを率先してるのは、目隠れの女性兵だった。
「ふっー…とりあえずこれで全員だね、無事治療できてよかった。
でも、要塞方面を何とかしないと根本的に解決はしない…でも、私はエイデンお姉ちゃんみたいに強くないしどうすれば…」
アイリス「あなた、ネミーコだよね」
「えっ…アイリスさん!?そ、それにリュネメイアさんまで!?」
クロ「リュネ、この人は?」
リュネメイア「あやつはネミーコ…王国騎士団所属の医療兵で、エイデンの妹じゃよ」
コトリ「キールさんの副官をしていた、あのエイデンさんの妹さんだったんだ」
アイリス「私たちの事情も話すから、ネミーコも今の詳しい状況を話してくれるかな?」
再会を喜び合うのを我慢し、アイリス教官はネミーコさんにそう提案した……。
ネミーコ「……なるほど、ミクさんたちとそんなことに…交流があった私からしたら、あの人たちが三賢人に力を貸してるのは信じられないとこあるけど…。
っと、こっちの状況だったね。この街は元々教会騎士団が守護していて、聖女サクヤを支持する人が多い街なんだ…でも今は、三賢人派が支配してる地域になってる…
三賢人派は騎甲兵を使って剣龍橋を抑え、要塞を占領している…なぜ要塞を占領したかといえば、この街への物流を遮断するためだった」
クロ「物流を遮断って…なんで?」
リュネメイア「なるほど…市民を飢えさせ極限状態にさせ、サクヤ派を孤立させるためか」
ネミーコ「ん、その通り…物流の起点となる橋と要塞を確保することで、街への物流掌握と品が高値に引き上げれる…
それに加えて増税や物資、食糧などを戦うために民から吸い上げてる…その食料や物資などをちらつかせて、サクヤ派から寝返るように圧力をかけてる…
そんな作戦はここ以外でもサクヤ派が守護していた街、または聖女巡礼などでサクヤを支持してる地域でも同じ手段をとっているんだ…反感を買うし、強引なやり方だけど、騎甲兵による威圧でどうしようもできない状態が各地で起こってるみたいだ。」
サクヤ派の被害状況、そしてこの街の人たちの状態を見て私は思う
コトリ「……なんで争いっていつも無関係の人たちも巻き込むんだろう。嘘で塗り固められたこの内戦で利益を得るのは上だけで、他は被害で人生狂うか命を失う…真実を知らないまま死んでいく…。
上の、自分の利益のためだけに多くの人の人生を狂わせる…そんな嘘をついた人たちには責任を償わせないと、そしてこんな馬鹿げた戦争は早く終わらせないといけない」
アイリス「ん…そうだね、コトリの言う通りだね。なら早急に飛行艇に戻って、みんなで要塞攻略の会議をしようか。
っと、そうだ…ネミーコたちも来てくれるかな?飛行艇の方が医療品もあるし、医療兵がいてくれた方が心強いし、歓迎するよ」
ネミーコ「手持ちの物資も足りなくなってきたし、渡に船かな。その飛行艇なら負傷した人たちも大きな病院に運んでもらえそうだしね」
傷ついた人たちの治療のために動いていた、ネミーコさんや医療兵たちが仲間に加わり…私たちは、剣龍橋の要塞攻略を開始することになった……。
フレイ教官から託された…想いの結晶により、また記憶映像を見た私。女魔族に堕とされる人間の女性率の高さに、私はジト目をする…まあ、うん…仲間ならいいんだけどさ。
ライムさんやミサキさんの件については保留にする。味方ならそれでいいし、リュネやフウカさんたちと関係性も深いし…何より、デウスさんと同じで藪蛇になりそうなのもあるから。
クロ「コトリ、街が見えてきたよ」
隣にいたクロの声で私の思考は現実に戻る。
王族専用巡洋艦が翼…足としてあるから、私たちは独立遊撃部隊として戦況の打開と三賢人勢力を瓦解させるため動いている
今向かっている戦場には剣龍橋と呼ばれる橋があり、街の物流を支えるその橋を守るように要塞もある…しかし今そこは三賢人派によって奪われ、そこから民たちにも被害が出ているそうで…。
飛行艇を降りて街へと辿り着いた私たち。飛行艇は町外れに止め、ステルス技術で見つからないように待機している。
全員で動くと目立つため…今は私とアイリス教官、リュネとクロの4人で行動している。
この街に状況把握と情報収集のために訪れていると…街のあちこちで怪我や負傷した騎士たちがいるのが確認できた
クロ「治療の痕が見られる負傷兵だらけ」
コトリ「この街にいるってことは、彼らはサクヤ派の教会騎士たちかな?」
リュネメイア「それに、街の住民たちもどこか覇気がないの…少し飢えた者たちもいるようじゃし、いったい何が…」
アイリス「誰か情報を聞けそうなのは…っと、あれは医療兵かな。それで、式をまとめてるあの女性は…えっ…あれは、まさか…」
視線を向けると、騎士たちを治療している医療兵の団体がいた…それを率先してるのは、目隠れの女性兵だった。
「ふっー…とりあえずこれで全員だね、無事治療できてよかった。
でも、要塞方面を何とかしないと根本的に解決はしない…でも、私はエイデンお姉ちゃんみたいに強くないしどうすれば…」
アイリス「あなた、ネミーコだよね」
「えっ…アイリスさん!?そ、それにリュネメイアさんまで!?」
クロ「リュネ、この人は?」
リュネメイア「あやつはネミーコ…王国騎士団所属の医療兵で、エイデンの妹じゃよ」
コトリ「キールさんの副官をしていた、あのエイデンさんの妹さんだったんだ」
アイリス「私たちの事情も話すから、ネミーコも今の詳しい状況を話してくれるかな?」
再会を喜び合うのを我慢し、アイリス教官はネミーコさんにそう提案した……。
ネミーコ「……なるほど、ミクさんたちとそんなことに…交流があった私からしたら、あの人たちが三賢人に力を貸してるのは信じられないとこあるけど…。
っと、こっちの状況だったね。この街は元々教会騎士団が守護していて、聖女サクヤを支持する人が多い街なんだ…でも今は、三賢人派が支配してる地域になってる…
三賢人派は騎甲兵を使って剣龍橋を抑え、要塞を占領している…なぜ要塞を占領したかといえば、この街への物流を遮断するためだった」
クロ「物流を遮断って…なんで?」
リュネメイア「なるほど…市民を飢えさせ極限状態にさせ、サクヤ派を孤立させるためか」
ネミーコ「ん、その通り…物流の起点となる橋と要塞を確保することで、街への物流掌握と品が高値に引き上げれる…
それに加えて増税や物資、食糧などを戦うために民から吸い上げてる…その食料や物資などをちらつかせて、サクヤ派から寝返るように圧力をかけてる…
そんな作戦はここ以外でもサクヤ派が守護していた街、または聖女巡礼などでサクヤを支持してる地域でも同じ手段をとっているんだ…反感を買うし、強引なやり方だけど、騎甲兵による威圧でどうしようもできない状態が各地で起こってるみたいだ。」
サクヤ派の被害状況、そしてこの街の人たちの状態を見て私は思う
コトリ「……なんで争いっていつも無関係の人たちも巻き込むんだろう。嘘で塗り固められたこの内戦で利益を得るのは上だけで、他は被害で人生狂うか命を失う…真実を知らないまま死んでいく…。
上の、自分の利益のためだけに多くの人の人生を狂わせる…そんな嘘をついた人たちには責任を償わせないと、そしてこんな馬鹿げた戦争は早く終わらせないといけない」
アイリス「ん…そうだね、コトリの言う通りだね。なら早急に飛行艇に戻って、みんなで要塞攻略の会議をしようか。
っと、そうだ…ネミーコたちも来てくれるかな?飛行艇の方が医療品もあるし、医療兵がいてくれた方が心強いし、歓迎するよ」
ネミーコ「手持ちの物資も足りなくなってきたし、渡に船かな。その飛行艇なら負傷した人たちも大きな病院に運んでもらえそうだしね」
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