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第四章 “淫魔の王女”の加護を持つ騎士
第七話 その後の話
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バーナードの友で、王宮魔術師のマグルは、侍従長との話をこうまとめた。
バートは二週間に一度、二日間王宮の王太子殿下の元に行くということになった。
その間、任務扱いとなった。
殿下に抱かれに行くのに、任務扱い……そう聞いたバーナードは、複雑な顔をしていた。
「なんだよ、不満があるのかよ。僕が勝ち取ってあげた権利だぞ」
マグルはそんな彼の態度に切れていた。
バーナードは、王太子殿下の元に足を運ぶ時には、十六歳のバートの姿をとり、けっして、バーナード騎士団長としての姿で向かうことはなかった。
たとえどんなに身体を重ね、王子にその身を捧げようとも、必ず帰る場所は、フィリップの元であった。
バートは二週間に一度、二日間王宮の王太子殿下の元に行くということになった。
その間、任務扱いとなった。
殿下に抱かれに行くのに、任務扱い……そう聞いたバーナードは、複雑な顔をしていた。
「なんだよ、不満があるのかよ。僕が勝ち取ってあげた権利だぞ」
マグルはそんな彼の態度に切れていた。
バーナードは、王太子殿下の元に足を運ぶ時には、十六歳のバートの姿をとり、けっして、バーナード騎士団長としての姿で向かうことはなかった。
たとえどんなに身体を重ね、王子にその身を捧げようとも、必ず帰る場所は、フィリップの元であった。
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