30 / 152
第29話 やるしかねぇ
しおりを挟む
「く……」
どうする?
余計な事さえしなければこいつは攻撃してこない。
だから、こいつを避ける様に進めばいずれ出口へと辿り着けるだろう。
だが、それには大きな問題があった。
それは他の魔物の存在だ。
ダンジョン内である以上、魔物は他にいる。
だがミスリルスライムを引き連れたままでは、他の魔物と遭遇しても対処できない。
何故なら、攻撃は勿論の事、スキルやアイテム使用さえもミスリルスライムの攻撃トリガーになってしまうためだ。
「せめてここが……ウッドスライムゾーンだったら……」
ウッドスライムの攻撃なら、幸運ガードでほぼノーダメージに抑え込む事が出来た。
だが、ここはストーンスライムの出るエリアだ。
奴らの攻撃は、とても無視できるものではない。
「やっぱり……そうだよな……」
一度回り込んできはしたが、それを避けて進めば見逃して貰えないだろうか?
そんな一縷の期待を胸にミスリルスライムの横を通り抜けようとしたが、奴は素早く俺の目の前に回り込んできた。
それを避けてもう一度進むも、結局、三度同じ形になる。
徹底的に付き纏ってきやがるな……
「覚悟を……決めるしかないよな……」
――命を賭けて戦う覚悟を。
――だが、果たして本当に倒せるのか?
ミスリルスライムには、体の3分の1にまで達する大きな切り傷があった。
俺のつけた物だ。
ボス化しているとはいえ、高耐久、低生命力である事には変わりないはず。
なら、何度かダブルクリティカルが出れば……
切れ込みの量的には、3発あれば倒せそうに思えた。
その希望的観測で行くならあと2発。
「……」
ダブルクリティカルの発動率は66%程で、2回発動する期待値は約3発だ。
そしてその場合、俺は2発の反撃に堪える必要が出て来る。
俺に堪えられるか?
無理だ。
ここまで左手、左足と順番に攻撃されている。
もし都合よく次の攻撃が右足だったとして、その後、右手に喰らえばもう戦闘不能だし、頭に喰らってしまえば、そのまま戦闘を続行できるとは到底思えない。
胴体なら辛うじて耐えられる可能性もあるが……いや、無理と考えていた方が無難か。
だから反撃は1回まで。
つまり、俺が勝つにはダブルクリティカル2連続が絶対条件である。
それも、本当にあと2発で死んでくれれば、ではあるが。
「分が悪いにも……程があるな……」
いや、待てよ。
反撃は1発で済むんじゃないか?
そもそもダブルクリティカルが出なければ、ミスリルスライムにはダメージが通らないのだ。
そして最初の一発目が反撃されなかった事から、反撃が来るのはダブルクリティカルが発生してダメージを与えた時だけと俺は推測している。
まあ、あくまでも、推測の域を出ていないが。
単に、不意打ちに近い形だったから反撃が来なかっただけって可能性もある。
「それでも……まあ、多少はな……」
確率が上がると考えた方が、気持ちは楽になる。
「そういや……ドロップ……」
さっき見た時はレベルと星に気を取られていたが、確か通常とは違うドロップだったはず。
俺はそれを確認するため、再び鑑定を発動させる。
何故そんな真似をするのか?
もちろん……自分を奮い立たせるためだ。
命を賭けた勝負に、そんなスパッと挑めるほど俺のメンタルは強くない。
だから、少しでもより良い未来を妄想してテンションを上げるのだ。
「エクスポーションに……レアはクラスアップポーションか……スティールも一緒だな」
スティールは勿論しない。
自殺行為になるから。
エクスポーションは、ポーション類における最強の効果を持つポーションだ。
骨折なんかは勿論の事、内臓破裂や脳挫傷ですら瞬時に回復すると言われている。
単純にダメージの回復という点だけなら、エリクサーにも匹敵する超絶アイテムだ。
なので、その売却額は数千万円ととんでもなく高い。
「こいつを倒せば……一気に金持ちだな……装備も、一新できる……」
ミスリルスライムのノーマル品は100万程する魔石で、そのドロップ率は100%と言われている。
だからエクスポーションも100%に違いない。
だから倒せば手に入る。
まあ現実的に考えて、魔石とエクスポーションのドロップ率が同じになるとは考えづらい。
そもそも、ボス化したミスリルスライムと通常の物とで、同じ魔物と考えること自体ナンセンスだ。
だが、俺は絶対に出ると思い込む。
でないとやってられん。
「クラスアップポーションは……」
レアドロップの方は、名前からしてこう……なんというかクラスがランクアップしそうな名前をしているな。
もちろん、聞いた事のないアイテムだ。
通常の方のレアドロップはミスリル合金で、その売却額は一千万程。
ドロップ率は、レアにしては高く、10%以上と言われている。
レアもドロップ率が一緒だと仮定するなら、俺の場合は55%以上の確率になる。
「シーフは、あんまり強くないから……クラスが強化できるなら……おいしすぎ」
シーフはノーマルクラスだ。
しかもそのノーマルのクラスの中でも、戦闘力は低い方に分類される。
スティールという、金銭効率最強スキルがあるために。
そのため【幸運】という規格外のユニークスキルを得ても、そこそこレベルのユニークスキル持ちレアクラスレベル程度が関の山である。
だが、更なる高ランクのクラスになる事が出来れば、より上を目指せるようになるはず。
「こいつは、夢が広がる……俄然やる気が出るって……もんだ」
倒せば大金星。
レアドロップさえ手に入れば、新たなステージが見えてくる。
しかも、ボスは経験値が普通の魔物よりはるかに多いらしいので、レベルも一気に上がる事だろう。
つまり……このミスリルスライムを倒せば、大躍進が待っているという事だ。
「もうどうせ引けねぇんだ。なら……ここでテメーを倒して!俺は上に上がる!!」
気合を入れ、短剣を振るう。
ダブルクリティカル!
攻撃は入った。
後は、奴の反撃に――
「は、ははは……」
右手に痛みがあったが、それは大したものではなかった。
「幸運の……ダブルガードを引き当てたぞ!」
11%を引き当てる。
たいして期待できない数字だったが、まさかここで引き当てられるとは。
俺はついてる。
「あともう一発……それで終わってくれれば……」
俺の勝ちだ。
正確に同じところを狙ったため、ミスリルスライムの切り傷は倍近くになっている。
つまり、3分の1で繋がっている状態だ。
最後はそこを切り裂いて終わらせる。
「くそ……一々……遠くに離れんなよな……」
俺の右手を攻撃したミスリルスライムは、遠く離れた背後に移動していた。
追いかけるよりも、回り込ませる方が楽だ。
そう判断した俺は、奴から離れる様に動く。
「わざわざ死にに来てくれるんだから……有難いぜ……」
スライムが俺の前に回り込んでくる。
そこに俺は手にした魔力短剣を振るう。
ダブルクリティカル!
正確に切り口を切り裂いたその一撃で、ミスリルスライムの体が二つに分かれる。
俺の勝ち――
「がっ!?あああああぁぁぁぁぁ!!」
右腕に激痛が走った。
握っていた魔力短剣を落とし、その場で転倒する。
なんだ!?
何が起こった!?
「スライムは……倒せたのに……」
まるで水溜まりの様に、目の前のミスリルスライムは液化していた。
間違いなく倒せてい……ちょっと待て?
なんで消えてない?
死ねば魔物は消えるはず。
なんで消えてない?
まさかこの状態でも生きているのか?
後方から気配のような物を感じ、俺は無理やり姿勢を変えてそちらに視線を向ける。
そこには――
「あ……」
――小さくなったミスリルスライムがいた。
「半分になっても……死なねぇのかよ……」
ミスリルスライムは何事もないかの様に揺れている。
終わった。
両手が使えなくなった以上、もう攻撃する手段はない。
そう、何もかも全て終わりだ。
どうする?
余計な事さえしなければこいつは攻撃してこない。
だから、こいつを避ける様に進めばいずれ出口へと辿り着けるだろう。
だが、それには大きな問題があった。
それは他の魔物の存在だ。
ダンジョン内である以上、魔物は他にいる。
だがミスリルスライムを引き連れたままでは、他の魔物と遭遇しても対処できない。
何故なら、攻撃は勿論の事、スキルやアイテム使用さえもミスリルスライムの攻撃トリガーになってしまうためだ。
「せめてここが……ウッドスライムゾーンだったら……」
ウッドスライムの攻撃なら、幸運ガードでほぼノーダメージに抑え込む事が出来た。
だが、ここはストーンスライムの出るエリアだ。
奴らの攻撃は、とても無視できるものではない。
「やっぱり……そうだよな……」
一度回り込んできはしたが、それを避けて進めば見逃して貰えないだろうか?
そんな一縷の期待を胸にミスリルスライムの横を通り抜けようとしたが、奴は素早く俺の目の前に回り込んできた。
それを避けてもう一度進むも、結局、三度同じ形になる。
徹底的に付き纏ってきやがるな……
「覚悟を……決めるしかないよな……」
――命を賭けて戦う覚悟を。
――だが、果たして本当に倒せるのか?
ミスリルスライムには、体の3分の1にまで達する大きな切り傷があった。
俺のつけた物だ。
ボス化しているとはいえ、高耐久、低生命力である事には変わりないはず。
なら、何度かダブルクリティカルが出れば……
切れ込みの量的には、3発あれば倒せそうに思えた。
その希望的観測で行くならあと2発。
「……」
ダブルクリティカルの発動率は66%程で、2回発動する期待値は約3発だ。
そしてその場合、俺は2発の反撃に堪える必要が出て来る。
俺に堪えられるか?
無理だ。
ここまで左手、左足と順番に攻撃されている。
もし都合よく次の攻撃が右足だったとして、その後、右手に喰らえばもう戦闘不能だし、頭に喰らってしまえば、そのまま戦闘を続行できるとは到底思えない。
胴体なら辛うじて耐えられる可能性もあるが……いや、無理と考えていた方が無難か。
だから反撃は1回まで。
つまり、俺が勝つにはダブルクリティカル2連続が絶対条件である。
それも、本当にあと2発で死んでくれれば、ではあるが。
「分が悪いにも……程があるな……」
いや、待てよ。
反撃は1発で済むんじゃないか?
そもそもダブルクリティカルが出なければ、ミスリルスライムにはダメージが通らないのだ。
そして最初の一発目が反撃されなかった事から、反撃が来るのはダブルクリティカルが発生してダメージを与えた時だけと俺は推測している。
まあ、あくまでも、推測の域を出ていないが。
単に、不意打ちに近い形だったから反撃が来なかっただけって可能性もある。
「それでも……まあ、多少はな……」
確率が上がると考えた方が、気持ちは楽になる。
「そういや……ドロップ……」
さっき見た時はレベルと星に気を取られていたが、確か通常とは違うドロップだったはず。
俺はそれを確認するため、再び鑑定を発動させる。
何故そんな真似をするのか?
もちろん……自分を奮い立たせるためだ。
命を賭けた勝負に、そんなスパッと挑めるほど俺のメンタルは強くない。
だから、少しでもより良い未来を妄想してテンションを上げるのだ。
「エクスポーションに……レアはクラスアップポーションか……スティールも一緒だな」
スティールは勿論しない。
自殺行為になるから。
エクスポーションは、ポーション類における最強の効果を持つポーションだ。
骨折なんかは勿論の事、内臓破裂や脳挫傷ですら瞬時に回復すると言われている。
単純にダメージの回復という点だけなら、エリクサーにも匹敵する超絶アイテムだ。
なので、その売却額は数千万円ととんでもなく高い。
「こいつを倒せば……一気に金持ちだな……装備も、一新できる……」
ミスリルスライムのノーマル品は100万程する魔石で、そのドロップ率は100%と言われている。
だからエクスポーションも100%に違いない。
だから倒せば手に入る。
まあ現実的に考えて、魔石とエクスポーションのドロップ率が同じになるとは考えづらい。
そもそも、ボス化したミスリルスライムと通常の物とで、同じ魔物と考えること自体ナンセンスだ。
だが、俺は絶対に出ると思い込む。
でないとやってられん。
「クラスアップポーションは……」
レアドロップの方は、名前からしてこう……なんというかクラスがランクアップしそうな名前をしているな。
もちろん、聞いた事のないアイテムだ。
通常の方のレアドロップはミスリル合金で、その売却額は一千万程。
ドロップ率は、レアにしては高く、10%以上と言われている。
レアもドロップ率が一緒だと仮定するなら、俺の場合は55%以上の確率になる。
「シーフは、あんまり強くないから……クラスが強化できるなら……おいしすぎ」
シーフはノーマルクラスだ。
しかもそのノーマルのクラスの中でも、戦闘力は低い方に分類される。
スティールという、金銭効率最強スキルがあるために。
そのため【幸運】という規格外のユニークスキルを得ても、そこそこレベルのユニークスキル持ちレアクラスレベル程度が関の山である。
だが、更なる高ランクのクラスになる事が出来れば、より上を目指せるようになるはず。
「こいつは、夢が広がる……俄然やる気が出るって……もんだ」
倒せば大金星。
レアドロップさえ手に入れば、新たなステージが見えてくる。
しかも、ボスは経験値が普通の魔物よりはるかに多いらしいので、レベルも一気に上がる事だろう。
つまり……このミスリルスライムを倒せば、大躍進が待っているという事だ。
「もうどうせ引けねぇんだ。なら……ここでテメーを倒して!俺は上に上がる!!」
気合を入れ、短剣を振るう。
ダブルクリティカル!
攻撃は入った。
後は、奴の反撃に――
「は、ははは……」
右手に痛みがあったが、それは大したものではなかった。
「幸運の……ダブルガードを引き当てたぞ!」
11%を引き当てる。
たいして期待できない数字だったが、まさかここで引き当てられるとは。
俺はついてる。
「あともう一発……それで終わってくれれば……」
俺の勝ちだ。
正確に同じところを狙ったため、ミスリルスライムの切り傷は倍近くになっている。
つまり、3分の1で繋がっている状態だ。
最後はそこを切り裂いて終わらせる。
「くそ……一々……遠くに離れんなよな……」
俺の右手を攻撃したミスリルスライムは、遠く離れた背後に移動していた。
追いかけるよりも、回り込ませる方が楽だ。
そう判断した俺は、奴から離れる様に動く。
「わざわざ死にに来てくれるんだから……有難いぜ……」
スライムが俺の前に回り込んでくる。
そこに俺は手にした魔力短剣を振るう。
ダブルクリティカル!
正確に切り口を切り裂いたその一撃で、ミスリルスライムの体が二つに分かれる。
俺の勝ち――
「がっ!?あああああぁぁぁぁぁ!!」
右腕に激痛が走った。
握っていた魔力短剣を落とし、その場で転倒する。
なんだ!?
何が起こった!?
「スライムは……倒せたのに……」
まるで水溜まりの様に、目の前のミスリルスライムは液化していた。
間違いなく倒せてい……ちょっと待て?
なんで消えてない?
死ねば魔物は消えるはず。
なんで消えてない?
まさかこの状態でも生きているのか?
後方から気配のような物を感じ、俺は無理やり姿勢を変えてそちらに視線を向ける。
そこには――
「あ……」
――小さくなったミスリルスライムがいた。
「半分になっても……死なねぇのかよ……」
ミスリルスライムは何事もないかの様に揺れている。
終わった。
両手が使えなくなった以上、もう攻撃する手段はない。
そう、何もかも全て終わりだ。
88
あなたにおすすめの小説
天城の夢幻ダンジョン攻略と無限の神空間で超絶レベリング ~ガチャスキルに目覚めた俺は無職だけどダンジョンを攻略してトップの探索士を目指す~
仮実谷 望
ファンタジー
無職になってしまった摩廻天重郎はある日ガチャを引くスキルを得る。ガチャで得た鍛錬の神鍵で無限の神空間にたどり着く。そこで色々な異世界の住人との出会いもある。神空間で色んなユニットを配置できるようになり自分自身だけレベリングが可能になりどんどんレベルが上がっていく。可愛いヒロイン多数登場予定です。ガチャから出てくるユニットも可愛くて強いキャラが出てくる中、300年の時を生きる謎の少女が暗躍していた。ダンジョンが一般に知られるようになり動き出す政府の動向を観察しつつ我先へとダンジョンに入りたいと願う一般人たちを跳ね除けて天重郎はトップの探索士を目指して生きていく。次々と美少女の探索士が天重郎のところに集まってくる。天重郎は最強の探索士を目指していく。他の雑草のような奴らを跳ね除けて天重郎は最強への道を歩み続ける。
狐侍こんこんちき
月芝
歴史・時代
母は出戻り幽霊。居候はしゃべる猫。
父は何の因果か輪廻の輪からはずされて、地獄の官吏についている。
そんな九坂家は由緒正しいおんぼろ道場を営んでいるが、
門弟なんぞはひとりもいやしない。
寄りつくのはもっぱら妙ちきりんな連中ばかり。
かような家を継いでしまった藤士郎は、狐面にていつも背を丸めている青瓢箪。
のんびりした性格にて、覇気に乏しく、およそ武士らしくない。
おかげでせっかくの剣の腕も宝の持ち腐れ。
もっぱら魚をさばいたり、薪を割るのに役立っているが、そんな暮らしも案外悪くない。
けれどもある日のこと。
自宅兼道場の前にて倒れている子どもを拾ったことから、奇妙な縁が動きだす。
脇差しの付喪神を助けたことから、世にも奇妙な仇討ち騒動に関わることになった藤士郎。
こんこんちきちき、こんちきちん。
家内安全、無病息災、心願成就にて妖縁奇縁が来来。
巻き起こる騒動の数々。
これを解決するために奔走する狐侍の奇々怪々なお江戸物語。
ダンジョン菌にまみれた、様々なクエストが提示されるこの現実世界で、【クエスト簡略化】スキルを手にした俺は最強のスレイヤーを目指す
名無し
ファンタジー
ダンジョン菌が人間や物をダンジョン化させてしまう世界。ワクチンを打てば誰もがスレイヤーになる権利を与えられ、強化用のクエストを受けられるようになる。
しかし、ワクチン接種で稀に発生する、最初から能力の高いエリート種でなければクエストの攻略は難しく、一般人の佐嶋康介はスレイヤーになることを諦めていたが、仕事の帰りにコンビニエンスストアに立ち寄ったことで運命が変わることになる。
勘当された少年と不思議な少女
レイシール
ファンタジー
15歳を迎えた日、ランティスは父親から勘当を言い渡された。
理由は外れスキルを持ってるから…
眼の色が違うだけで気味が悪いと周りから避けられてる少女。
そんな2人が出会って…
おっさん料理人と押しかけ弟子達のまったり田舎ライフ
双葉 鳴
ファンタジー
真面目だけが取り柄の料理人、本宝治洋一。
彼は能力の低さから不当な労働を強いられていた。
そんな彼を救い出してくれたのが友人の藤本要。
洋一は要と一緒に現代ダンジョンで気ままなセカンドライフを始めたのだが……気がつけば森の中。
さっきまで一緒に居た要の行方も知れず、洋一は途方に暮れた……のも束の間。腹が減っては戦はできぬ。
持ち前のサバイバル能力で見敵必殺!
赤い毛皮の大きなクマを非常食に、洋一はいつもの要領で食事の準備を始めたのだった。
そこで見慣れぬ騎士姿の少女を助けたことから洋一は面倒ごとに巻き込まれていく事になる。
人々との出会い。
そして貴族や平民との格差社会。
ファンタジーな世界観に飛び交う魔法。
牙を剥く魔獣を美味しく料理して食べる男とその弟子達の田舎での生活。
うるさい権力者達とは争わず、田舎でのんびりとした時間を過ごしたい!
そんな人のための物語。
5/6_18:00完結!
現代錬金術のすゝめ 〜ソロキャンプに行ったら賢者の石を拾った〜
涼月 風
ファンタジー
御門賢一郎は過去にトラウマを抱える高校一年生。
ゴールデンウィークにソロキャンプに行き、そこで綺麗な石を拾った。
しかし、その直後雷に打たれて意識を失う。
奇跡的に助かった彼は以前の彼とは違っていた。
そんな彼が成長する為に異世界に行ったり又、現代で錬金術をしながら生活する物語。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる