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第126話 カラフル
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「よし!準備完了ね!」
偉大なる母鼠戦、当日。
ボス部屋に入り、相手が反応しない場所で俺達はバフを終える。
「相変わらず、この性別転換は慣れないな」
もちろんその中には、俺のラッキースケベも含まれていた。
竜崎守が、女体化する事で体格が少し変わった自分の体を慣らすよう、軽くストレッチしている。
基本的に、ラッキースケベは弱いボス相手だと使わないんだけど……
ほぼセクハラだからな。
けど流石に、人類未討伐のレベル97のボス相手になると使わない訳にも行かない。
ので、今回は全員の胸を揉む事に。
別に役得だとは思っていないぞ。
結構マジで。
揉んだ後、死ぬほど気まずいからな。
正直、魔物以外だと、聖相手ですら使った後は気まずいんだよ。
ラッキースケベは。
「にしても……思ってたよりボスフィールドは狭いですね」
「ああ」
大城光の意見に俺も同意する。
余り広くないと事前に天魔から聞いてはいたが、思った以上に狭い。
この広さで、最大同時に50匹も魔物を相手にするとなると……
「タゲ取り後、引きまわしてってのは無理そうだな」
幸運ブーストを使っても、この狭めのスペースでは引き回すのは難しい。
なのでラスト50匹のタゲ取りは、がっつり抱える必要がある様だ。
こりゃ、冗談抜きでスカンクバスターが必要になって来るかもな……
人前であんまり使いたくないスキルなんだが、まあ仕方ないか。
「それじゃ、はっじめっるよー!」
天魔が、ボスルームの出入り口辺りに向かって手を上げ、合図を送る。
ボスルーム内にいるのは天魔パーティーの5人と、それに俺だけしかいない。
が、ボス部屋のすぐ外にはキャッスルギルドのメンツが控えていた。
彼らの目的はボス戦の撮影だ。
後々自分達のギルドが攻略する時の参考用に、闘いの風景を映像に納めようとしている訳である。
まあキャッスルギルドにそこまでの力が備わるかどうかは未知数だが、いずれはって意気込みなのだろう。
因みに、撮影許可を天魔が出したのは、キャッスルギルドの大城光がパーティーに参加しているためなのと、外部の人間が近くにいる事がメリットに働くためだ。
そう、彼らの存在は大きなプラスとなっている。
何故なら、俺を含んだ天魔のパーティーと連合を組んでいるからだ。
なんで連合を組んだらプラスになるのか?
それは俺に、連合を組むとそれだけで大幅に能力が向上するユニオンスキルがあるからだ――ボス戦に参加しなくとも、近場にいるだけでバフはかかる。
天魔のパーティーに、ヒーラーは一人しかいないからな。
なのでユニオンスキルを受ける為にパーティーを分けるのは、非常にリスクが高い。
そこで、撮影用のキャッスルギルドのメンバーと連合を組んだ訳である。
ああ、もちろんだが……そのメンツ、7人にも――聖や恵さんもいる――ラッキースケベは掛けてあるとだけ言っておこう。
強敵だから致し方なしである。
「じゃあ女子パーティー!ボス戦開始!」
天魔輪廻が戦闘開始を告げる。
女子パーティーなのはまあ……この場に女しかいないからだろう。
お前は男だろ?
ウォッチの状態でも、勇気はバフを掛けられるって言っただろ?
だから俺も今は女になっている。
因みに、ウォッチ状態の勇気がラッキースケベを使うと胸に張り付く感じだ。
「ダークボルト!」
天魔の放った闇魔法が、グレートマザーラットに命中する。
もちろんその目的はダメージを与える事ではない。
ボスを起動させるためのものだ。
「Gっち、間違ってもマザーにラッキースケベは使わないでね」
「分かっている」
ラッキースケベはマザー本体には使わない。
使うと位置が変わってしまうからな。
そうなると子ネズミ召喚の位置が変わってしまい、おかしな事になるかもしれないので、イレギュラーを避けるため本体へは使用禁止となっている。
「へ、カラフルじゃねぇか」
マザーによって子ネズミが10体呼び出される。
呼び出された数は10体。
黒が5体で、残り5体はそれぞれ赤、青、黄色、ピンク、白色になっている。
茶色で地味なグレートマザーラットからは想像もできない、カラフル揃いな子供達だ。
特徴は鎧モグラっぽく見える黒がタンクタイプ。
戦闘力は高くないがとにかく硬く、他のタイプの盾になる様に動いて来る。
体が他より一回り大きい赤がパワータイプで、炎属性攻撃などもしてくる遠近両用の高火力アタッカー。
ハリネズミの様な見た目をしている青はスピードタイプで、超高速で攻撃を仕掛けて来る。
ネズミ界のアレックス的な感じだな。
まあ流石にアレックス程早くはないだろうけど。
最も小さな黄色は雷を操るタイプで、こいつの攻撃を喰らうとショックで一瞬動きが止まるので気を付けないといけない。
デカいリボンをつけているピンク色は、ヒーラータイプ。
此方への攻撃はほとんどしてこないが、放っておくと延々味方を回復し続ける厄介な奴だ。
そして最後が額に角の生えた白色。
コイツは遠距離タイプ。
冷気攻撃を使ってきて、受けると此方の動きが鈍るデバフ付きとなっている。
「さあ戦闘開始よ!」
産み落とされた子ネズミ達が雄叫びを上げる。
さあ、戦闘開始だ。
偉大なる母鼠戦、当日。
ボス部屋に入り、相手が反応しない場所で俺達はバフを終える。
「相変わらず、この性別転換は慣れないな」
もちろんその中には、俺のラッキースケベも含まれていた。
竜崎守が、女体化する事で体格が少し変わった自分の体を慣らすよう、軽くストレッチしている。
基本的に、ラッキースケベは弱いボス相手だと使わないんだけど……
ほぼセクハラだからな。
けど流石に、人類未討伐のレベル97のボス相手になると使わない訳にも行かない。
ので、今回は全員の胸を揉む事に。
別に役得だとは思っていないぞ。
結構マジで。
揉んだ後、死ぬほど気まずいからな。
正直、魔物以外だと、聖相手ですら使った後は気まずいんだよ。
ラッキースケベは。
「にしても……思ってたよりボスフィールドは狭いですね」
「ああ」
大城光の意見に俺も同意する。
余り広くないと事前に天魔から聞いてはいたが、思った以上に狭い。
この広さで、最大同時に50匹も魔物を相手にするとなると……
「タゲ取り後、引きまわしてってのは無理そうだな」
幸運ブーストを使っても、この狭めのスペースでは引き回すのは難しい。
なのでラスト50匹のタゲ取りは、がっつり抱える必要がある様だ。
こりゃ、冗談抜きでスカンクバスターが必要になって来るかもな……
人前であんまり使いたくないスキルなんだが、まあ仕方ないか。
「それじゃ、はっじめっるよー!」
天魔が、ボスルームの出入り口辺りに向かって手を上げ、合図を送る。
ボスルーム内にいるのは天魔パーティーの5人と、それに俺だけしかいない。
が、ボス部屋のすぐ外にはキャッスルギルドのメンツが控えていた。
彼らの目的はボス戦の撮影だ。
後々自分達のギルドが攻略する時の参考用に、闘いの風景を映像に納めようとしている訳である。
まあキャッスルギルドにそこまでの力が備わるかどうかは未知数だが、いずれはって意気込みなのだろう。
因みに、撮影許可を天魔が出したのは、キャッスルギルドの大城光がパーティーに参加しているためなのと、外部の人間が近くにいる事がメリットに働くためだ。
そう、彼らの存在は大きなプラスとなっている。
何故なら、俺を含んだ天魔のパーティーと連合を組んでいるからだ。
なんで連合を組んだらプラスになるのか?
それは俺に、連合を組むとそれだけで大幅に能力が向上するユニオンスキルがあるからだ――ボス戦に参加しなくとも、近場にいるだけでバフはかかる。
天魔のパーティーに、ヒーラーは一人しかいないからな。
なのでユニオンスキルを受ける為にパーティーを分けるのは、非常にリスクが高い。
そこで、撮影用のキャッスルギルドのメンバーと連合を組んだ訳である。
ああ、もちろんだが……そのメンツ、7人にも――聖や恵さんもいる――ラッキースケベは掛けてあるとだけ言っておこう。
強敵だから致し方なしである。
「じゃあ女子パーティー!ボス戦開始!」
天魔輪廻が戦闘開始を告げる。
女子パーティーなのはまあ……この場に女しかいないからだろう。
お前は男だろ?
ウォッチの状態でも、勇気はバフを掛けられるって言っただろ?
だから俺も今は女になっている。
因みに、ウォッチ状態の勇気がラッキースケベを使うと胸に張り付く感じだ。
「ダークボルト!」
天魔の放った闇魔法が、グレートマザーラットに命中する。
もちろんその目的はダメージを与える事ではない。
ボスを起動させるためのものだ。
「Gっち、間違ってもマザーにラッキースケベは使わないでね」
「分かっている」
ラッキースケベはマザー本体には使わない。
使うと位置が変わってしまうからな。
そうなると子ネズミ召喚の位置が変わってしまい、おかしな事になるかもしれないので、イレギュラーを避けるため本体へは使用禁止となっている。
「へ、カラフルじゃねぇか」
マザーによって子ネズミが10体呼び出される。
呼び出された数は10体。
黒が5体で、残り5体はそれぞれ赤、青、黄色、ピンク、白色になっている。
茶色で地味なグレートマザーラットからは想像もできない、カラフル揃いな子供達だ。
特徴は鎧モグラっぽく見える黒がタンクタイプ。
戦闘力は高くないがとにかく硬く、他のタイプの盾になる様に動いて来る。
体が他より一回り大きい赤がパワータイプで、炎属性攻撃などもしてくる遠近両用の高火力アタッカー。
ハリネズミの様な見た目をしている青はスピードタイプで、超高速で攻撃を仕掛けて来る。
ネズミ界のアレックス的な感じだな。
まあ流石にアレックス程早くはないだろうけど。
最も小さな黄色は雷を操るタイプで、こいつの攻撃を喰らうとショックで一瞬動きが止まるので気を付けないといけない。
デカいリボンをつけているピンク色は、ヒーラータイプ。
此方への攻撃はほとんどしてこないが、放っておくと延々味方を回復し続ける厄介な奴だ。
そして最後が額に角の生えた白色。
コイツは遠距離タイプ。
冷気攻撃を使ってきて、受けると此方の動きが鈍るデバフ付きとなっている。
「さあ戦闘開始よ!」
産み落とされた子ネズミ達が雄叫びを上げる。
さあ、戦闘開始だ。
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