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第1章 僕とボク
#4.
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少しずつ意識がハッキリしてくると小鳥たちの優しい鳴き声が耳に届いた。そんな声とは裏腹に、目を閉じている僕を強引に起こすようにカーテンの隙間から日差しが入ってきていた。開ききらない瞼を少しずつ開け、もぞもぞと体を動かしていく。黒猫になったのが4日ほど前だからそろそろまた黒猫になる頃だろうか。普通の「人間」なら考えもしないような事を頭の中で考えながら僕は洗面所までのしのしと重い体を動かして顔を洗って歯を磨いた。ふと鏡に映る自分を見ると、以前よりも八重歯が目立つような気がしなくもない。まぁ大して気にもせずに僕は朝食を作った。普段なら朝から騒がしい師匠は今日は家にいないようで嘘のように静かな空間だ。外から聞こえてくる小鳥の鳴き声だけが僕の心を落ち着かせるように聞こえてきた。
『修行に行ってくる by師匠』
僕はリビングに戻りテーブルの上を見てみると、そこには名前が書かれていなくても誰が書いたのか分かるほど豪快な字で殴り書いてある書き置きが置いてあった。師匠は昼間、別の仕事をしている。何の仕事をしているのかは教えてくれないが、大きなトートバッグに食材やエプロンが入っていたりしたのを見た事があった。その時から、師匠はそういう所に行っているんだと僕は勝手に想像している。
「あー。退屈だなぁ」
僕が発した言葉はすぐ宙に溶けていった。仕方なく録画してあった昨日のドラマを見ていると、部屋の温かさとのんびりした空気が睡魔を呼び、僕はいとも簡単に意識が遠のいた。
ーーーーー。
目を覚ますとボクの四肢はもふもふになっていた。ボクは今朝の予想通り黒猫になった。思いっきりぐーっと体全体を伸ばし、猫になったボクが通れるように師匠が作ってくれた扉の小さな隙間から外へ出た。眩しい光に耐えながら空の方を見ると、今日は絵に描いたような快晴だった。青一色に塗られた空に、綿あめみたいにもくもくとした真っ白な雲がアートのように見えてボクの気分を高揚させた。ボクはその心境のまま軽快な足取りでいつもの公園に向かった。
公園へ着くと、あいにく今日はボクしかいなかった。辺りを見渡してもいつもの2匹がいない。これは珍しい事だ。何かあったのかな?心配になってありとあらゆる場所を探した。けれど、やっぱり2匹の姿はない。妙な胸騒ぎが心を覆い始めた。おまけに今日はここに遊びに来ている「人間」もいない。人通りが少ない時間帯というのもあるかもしれないが、今、この公園にはボク以外誰もいない。こんな事は未だかつて無かったはずだ。黒猫ながら顔から汗が滲みそうな程焦ってきた。しばらくそわそわしていたが、やっぱり誰もいないのでボクは諦めて仙猫さんの特等席であるベンチに寝転んだ。初めてここに寝転んでみたけれど、木の間から差し込んでいる太陽の光がボクを包み込んでくれるように体を温かくしてくれた。これは仙猫さんがここでいつも寝ている気持ちが少し分かる気がする。
しばらくのんびりしていると公園に入ってくる人影が見えた。そこには見覚えのある、むしろ見覚えしかない「人間」がいた。その「人間」はボクを見つけると、タタッと駆け足で近寄ってきた。動揺したボクは一歩も動けずに抱き上げられる。
「お前も1人なの?」
それはロボ子だった。見たことのない優しい表情でボクを抱き上げるその顔を見てボクの頭は混乱する。彼女はダボっとした大きめの緑のセーターを着て、くるぶしくらいまで丈のある長いベージュのスカートを穿いている。もちろん仕事中ではないからいつものようにキラキラとしたドレスを着ているわけもないため、こうして私服姿のロボ子を見たのはおそらく初めてだ。それがとても新鮮に思えて、そしてその姿がとても似合っていた。どうしてここにロボ子がいるんだろう、勝手に混乱しているボクの頭をロボ子は優しい手つきで撫で始めた。
「フニャア……」
その優しい手がボクの毛並みを何回も伝う。それに呼応するようにボクの心が落ち着いた。彼女はまるで、猫が触られると心地いい場所を知り尽くしているようだった。
「私も一人なんだ。お前と一緒だね」
不意に発したロボ子の寂しそうな声に反応したボクは、気がつくと彼女の顔をじーっと見つめていた。次の瞬間、ボクはロボ子の満面の笑みを目の当たりにした。
「ふふ、なんだよ。お前って言ったの怒ってるの?」
ボクはその笑顔に感情の全てを持っていかれたような感覚になった。唖然としたボクの顔を見たロボ子は、全くロボ子じゃなかった。慌ててボクは視線を外して心を落ち着かせるようにそっぽを向いた。すると、ロボ子は僕の心境なんて知る由もなく、ふふっと優しく笑った。
「そういう態度、なんだか私の知っている人に似てるよ」
猫サイズになっているボクの小さな心臓は、それがはち切れそうなほどに大きく脈を打っている。猫もこんなにドキドキするんだ。「人間」よりもはるかに速い脈打ちを元の速度に戻すため、ボクは必死に心を落ち着かせた。
「まぁお前に言っても分からないよね」
心臓の鼓動は速いまま優子に背中をゆっくりと撫でられる。言葉には言い表せないけれど、ボクはとても幸せな気分になった。未だかつてない幸福感がボクの心に波のように押し寄せる。今頃気づいたが、ボクの視線の先にはいつもの2匹が羨ましそうにボクを見ていた。特に仙猫さんの方が羨ましそうにしているように見えた気がした。ボクは彼らに気づいていないフリをして優子に撫でられ続けた。2匹の無事も知ることが出来た安心感も相まってボクは再び眠りに落ちてしまった。
目が覚めると優子はいなくなっていた。代わりに目の前にいつもの2匹がいた。それも、ほぼボクの顔の前に仙猫さんの顔があった。
「フ、フギャア!」
驚いたボクは全力で飛び跳ね、仙猫さんもそれに驚いたのか後ろに下がって距離をとった。隣の白猫は落ち着いた様子でボクを見ている。すると、2匹はボクに背を向けて帰っていった。ボクの無事を確認してくれたのだろうか。
「まぁでも2匹が無事で良かった。それにしても優子の手、優しかったな。あと笑顔がすごく可愛かった……」
誰にも聞こえないであろう独り言を呟きながらボクも家へと帰ろうと歩き出した。人通りの少ない路地をゆっくりと小さな歩幅で歩いていった。
少しずつ意識がハッキリしてくると小鳥たちの優しい鳴き声が耳に届いた。そんな声とは裏腹に、目を閉じている僕を強引に起こすようにカーテンの隙間から日差しが入ってきていた。開ききらない瞼を少しずつ開け、もぞもぞと体を動かしていく。黒猫になったのが4日ほど前だからそろそろまた黒猫になる頃だろうか。普通の「人間」なら考えもしないような事を頭の中で考えながら僕は洗面所までのしのしと重い体を動かして顔を洗って歯を磨いた。ふと鏡に映る自分を見ると、以前よりも八重歯が目立つような気がしなくもない。まぁ大して気にもせずに僕は朝食を作った。普段なら朝から騒がしい師匠は今日は家にいないようで嘘のように静かな空間だ。外から聞こえてくる小鳥の鳴き声だけが僕の心を落ち着かせるように聞こえてきた。
『修行に行ってくる by師匠』
僕はリビングに戻りテーブルの上を見てみると、そこには名前が書かれていなくても誰が書いたのか分かるほど豪快な字で殴り書いてある書き置きが置いてあった。師匠は昼間、別の仕事をしている。何の仕事をしているのかは教えてくれないが、大きなトートバッグに食材やエプロンが入っていたりしたのを見た事があった。その時から、師匠はそういう所に行っているんだと僕は勝手に想像している。
「あー。退屈だなぁ」
僕が発した言葉はすぐ宙に溶けていった。仕方なく録画してあった昨日のドラマを見ていると、部屋の温かさとのんびりした空気が睡魔を呼び、僕はいとも簡単に意識が遠のいた。
ーーーーー。
目を覚ますとボクの四肢はもふもふになっていた。ボクは今朝の予想通り黒猫になった。思いっきりぐーっと体全体を伸ばし、猫になったボクが通れるように師匠が作ってくれた扉の小さな隙間から外へ出た。眩しい光に耐えながら空の方を見ると、今日は絵に描いたような快晴だった。青一色に塗られた空に、綿あめみたいにもくもくとした真っ白な雲がアートのように見えてボクの気分を高揚させた。ボクはその心境のまま軽快な足取りでいつもの公園に向かった。
公園へ着くと、あいにく今日はボクしかいなかった。辺りを見渡してもいつもの2匹がいない。これは珍しい事だ。何かあったのかな?心配になってありとあらゆる場所を探した。けれど、やっぱり2匹の姿はない。妙な胸騒ぎが心を覆い始めた。おまけに今日はここに遊びに来ている「人間」もいない。人通りが少ない時間帯というのもあるかもしれないが、今、この公園にはボク以外誰もいない。こんな事は未だかつて無かったはずだ。黒猫ながら顔から汗が滲みそうな程焦ってきた。しばらくそわそわしていたが、やっぱり誰もいないのでボクは諦めて仙猫さんの特等席であるベンチに寝転んだ。初めてここに寝転んでみたけれど、木の間から差し込んでいる太陽の光がボクを包み込んでくれるように体を温かくしてくれた。これは仙猫さんがここでいつも寝ている気持ちが少し分かる気がする。
しばらくのんびりしていると公園に入ってくる人影が見えた。そこには見覚えのある、むしろ見覚えしかない「人間」がいた。その「人間」はボクを見つけると、タタッと駆け足で近寄ってきた。動揺したボクは一歩も動けずに抱き上げられる。
「お前も1人なの?」
それはロボ子だった。見たことのない優しい表情でボクを抱き上げるその顔を見てボクの頭は混乱する。彼女はダボっとした大きめの緑のセーターを着て、くるぶしくらいまで丈のある長いベージュのスカートを穿いている。もちろん仕事中ではないからいつものようにキラキラとしたドレスを着ているわけもないため、こうして私服姿のロボ子を見たのはおそらく初めてだ。それがとても新鮮に思えて、そしてその姿がとても似合っていた。どうしてここにロボ子がいるんだろう、勝手に混乱しているボクの頭をロボ子は優しい手つきで撫で始めた。
「フニャア……」
その優しい手がボクの毛並みを何回も伝う。それに呼応するようにボクの心が落ち着いた。彼女はまるで、猫が触られると心地いい場所を知り尽くしているようだった。
「私も一人なんだ。お前と一緒だね」
不意に発したロボ子の寂しそうな声に反応したボクは、気がつくと彼女の顔をじーっと見つめていた。次の瞬間、ボクはロボ子の満面の笑みを目の当たりにした。
「ふふ、なんだよ。お前って言ったの怒ってるの?」
ボクはその笑顔に感情の全てを持っていかれたような感覚になった。唖然としたボクの顔を見たロボ子は、全くロボ子じゃなかった。慌ててボクは視線を外して心を落ち着かせるようにそっぽを向いた。すると、ロボ子は僕の心境なんて知る由もなく、ふふっと優しく笑った。
「そういう態度、なんだか私の知っている人に似てるよ」
猫サイズになっているボクの小さな心臓は、それがはち切れそうなほどに大きく脈を打っている。猫もこんなにドキドキするんだ。「人間」よりもはるかに速い脈打ちを元の速度に戻すため、ボクは必死に心を落ち着かせた。
「まぁお前に言っても分からないよね」
心臓の鼓動は速いまま優子に背中をゆっくりと撫でられる。言葉には言い表せないけれど、ボクはとても幸せな気分になった。未だかつてない幸福感がボクの心に波のように押し寄せる。今頃気づいたが、ボクの視線の先にはいつもの2匹が羨ましそうにボクを見ていた。特に仙猫さんの方が羨ましそうにしているように見えた気がした。ボクは彼らに気づいていないフリをして優子に撫でられ続けた。2匹の無事も知ることが出来た安心感も相まってボクは再び眠りに落ちてしまった。
目が覚めると優子はいなくなっていた。代わりに目の前にいつもの2匹がいた。それも、ほぼボクの顔の前に仙猫さんの顔があった。
「フ、フギャア!」
驚いたボクは全力で飛び跳ね、仙猫さんもそれに驚いたのか後ろに下がって距離をとった。隣の白猫は落ち着いた様子でボクを見ている。すると、2匹はボクに背を向けて帰っていった。ボクの無事を確認してくれたのだろうか。
「まぁでも2匹が無事で良かった。それにしても優子の手、優しかったな。あと笑顔がすごく可愛かった……」
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