龍人のvrmmo

オレンジ狐

文字の大きさ
7 / 9

6話

しおりを挟む
キュイーン、ピッピッピー

ふう、やっといつもの光景に戻ったか...

「あれが、作られたキャラクター、か」

人の様に表情を変え、違和感など一切なかった。本物の人間と言っても差し支えない様な出来だった

「...恐ろしいな、現代の技術は...」

っと、何独り言を呟いているんだか...

そう思いながら、頭を振る

慧に電話、しておくか...


プルルルプルルル、ガチャ

「もしもし、慧ですか?」

「お姉ちゃん?どうしたの急に?」

「いえ、あなたが送ってくれたゲーム、やってみましたよ」

「!?ほ、ほんと!?どこ!どこにいるの!」

「今はワン国にいますよ」

「そっか、始めたばっかりだもんね!私はね今はエイト国にいるんだ!」

やっぱり数字か...

「お姉ちゃんは、どんな種族だった?」

...

「それは会った時のお楽しみです」

「わかった!じゃあ、いつやってる!?行くから!」

「さて、何時でしょうね」

「もう!はぐらかさないでよ!そうだ!鴇もねやっているんだ!あいつもエイト国にいるよ!」

「ええ、手紙に書いてありましたね」

「ねぇ、お願い!会いに行かせて!」

「ふふ、構いませんよ。さっきはちょっとからかっただけですから。鴇も連れてきて下さいね」

久しぶりに2人に会いたいからな

「もちのろんってやつだよ!何時にどこに行けばいい?」

いや、それよりも...

「それより、ワン国に来るまでにどのくらいかかるのですか?」

「テレポーター使うからすぐに行けるよ!」

そんなものがあったか...

「なら、ゲーム内で明日の午前3時にワン国北門に集合でどうですか?」

「全然オッケーだよ!」

やはり、嬉しそうに言われると、こちらも嬉しくなるな

「ふふ、楽しみにしてますよ」

「うんまた、ゲームの中で会おうね!」

あ、そうだった...

「ちなみに名前はなんですか?私はキョウにしています」

「あっ、そうだった!お姉ちゃんは本名なんだね!私はキラで鴇はコーランド、だよ!」

なぜそんな名前なのか...

「わかりました、ではまた」

「うん、またね!」

ピッ





ふぅ、さて、仕事をしますか...
ゲーム内での1日が現代では6時だから...

「30分もすれば時間じゃないか...」

時間の加速と言うのはいいんだか、悪いんだか...
連続でできるのが6時間でゲーム内で1日。
最低でも10分は休憩を取らないと出来ないから...

今日は忙しいな...

そう思いながら、伸びをし、パソコンに向き直った
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢

さら
恋愛
 名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。  しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。  王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。  戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。  一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。

完結 愚王の側妃として嫁ぐはずの姉が逃げました

らむ
恋愛
とある国に食欲に色欲に娯楽に遊び呆け果てには金にもがめついと噂の、見た目も醜い王がいる。 そんな愚王の側妃として嫁ぐのは姉のはずだったのに、失踪したために代わりに嫁ぐことになった妹の私。 しかしいざ対面してみると、なんだか噂とは違うような… 完結決定済み

将来の嫁ぎ先は確保済みです……が?!

翠月るるな
恋愛
ある日階段から落ちて、とある物語を思い出した。 侯爵令息と男爵令嬢の秘密の恋…みたいな。 そしてここが、その話を基にした世界に酷似していることに気づく。 私は主人公の婚約者。話の流れからすれば破棄されることになる。 この歳で婚約破棄なんてされたら、名に傷が付く。 それでは次の結婚は望めない。 その前に、同じ前世の記憶がある男性との婚姻話を水面下で進めましょうか。

復讐のための五つの方法

炭田おと
恋愛
 皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。  それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。  グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。  72話で完結です。

ちゃんと忠告をしましたよ?

柚木ゆず
ファンタジー
 ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。 「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」  アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。  アゼット様。まだ間に合います。  今なら、引き返せますよ? ※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

婚約破棄したら食べられました(物理)

かぜかおる
恋愛
人族のリサは竜種のアレンに出会った時からいい匂いがするから食べたいと言われ続けている。 婚約者もいるから無理と言い続けるも、アレンもしつこく食べたいと言ってくる。 そんな日々が日常と化していたある日 リサは婚約者から婚約破棄を突きつけられる グロは無し

魅了が解けた貴男から私へ

砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。 彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。 そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。 しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。 男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。 元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。 しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。 三話完結です。

処理中です...