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第七章 世界を回すは女達
母親達は画策する
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「はっ、は、んんっ!」
ギシギシと暗い室内に、ベッドが激しく軋む音と甘い喘ぎ声が響く。
「~~っ!リア、リア!」
自分の私邸にアリスティリアを連れ帰って以降、エヴァンは毎夜アリスティリアを抱いていた。
「うあっ!ヴァン…、ヴァンンっ!!」
身を捩りながらシーツを握りしめ、与えられる快楽に堪らず泣きながら声を上げるアリスティリア。
「リア、愛してる……。愛してます、リア……」
「ふ…ぁ、リア…もぉ…」
身体を揺さぶるままに、アリスティリアの唇を貪る。
「ひぅっ!あ、あ、あーーっ!!」
一際強く突き上げられ、アリスティリアの体がしなると、エヴァンは彼女の身体を抱き起こした。
「や…、あん、あん、あっ!」
「リア…。もっと…。もっと感じてください……」
エヴァンにしがみついたアリスティリアを嬉しそうに微笑んで、腰に手を置き突き上げる。
「んはぁぁっ!!」
「ん…。リアの中、キツくなって……」
「ヴァン、きて…。お願い、リア、もう…。もうっ!!」
ガクガクと小さく震える体。その身体をしっかりと抱きしめ、エヴァンはガツガツとアリスティリアの最奥を突き上げる。
「ああっ!くる!くるぅっ!!」
「リア…、リア、出るっ!!」
「「ーーー!!」」
二人は繋がったまま、意識を溶かしあったーー。
※※※※※※※※
「では、今夜もエヴァンは、彼女と一緒なのね?」
本邸にて、エマリーはフェリテから報告を受けていた。
「はい」
フエリテが返事を返すと、エマリーはにっこりと微笑み、隣を向いた。
「あの子は《必中》持ちですから、確実ですわね♪」
「では、お腹が目立つ前に式をしてしまいましょう。陛下達からも許可は出ましたし、息子達の説得も終わりましたわ」
隣にいたのはマリアステラだ。
エヴァンがアリスティリアを連れ帰り、最初に引きこもった三日の間に、マリアステラとエマリーは、即座に婚約の手続きを済ませ、婚儀の日取りも決めていたのだ。
「陛下達からの条件は、最初に産まれた娘を次の王太子妃として、王家に嫁がせることだそうですわ」
マリアステラの言葉に、エマリーが頷く。
「それ以降に娘が生まれた場合は、交互に他国と国内でとのお話でしたが…」
「ええ。最終的には本人の意思が優先ということでしたけど。大丈夫ですわ、きっと。あの二人の子供ですもの」
二人の前に注いだばかりの紅茶が置かれていく。
「問題は婚儀の衣装ですわ……」
エマリーが首を振りながらそう呟く。
「……やはり、アリスのドレスはエヴァン様が縫われるつもりでしょうか?」
二人は顔を見合せ、壁際に控えたフェリテに視線を向けた。
「ラフィン曰く、10日もあれば、材料次第で縫われてしまうのではないかと……」
申し訳なさげに答えるフェリテ。
エマリーは両手で顔を覆い、マリアステラは開いた扇で口元を隠した。
「わたくし中々子供を授からず、子供は息子一人ですが、息子が嫁を貰う時には、それもはもう素晴らしいドレスを一緒に選ぶのが夢でしたのよ……」
「……分かりますわ。私も血が繋がらなくとも、アリスは大事な娘です。私とて、可愛い娘に似合うドレスを、相談しながら選ぶのを楽しみにしておりました……」
パチンとマリアステラが扇を閉じた。
「エマリー様……」
「マリアステラ様…」
二人は共に両手を差し出し、互いの手をガシッと握りしめていた。
「材料の手配は私が致しますわ!」
マリアステラがそう言い切ると、
「縫うのは息子!と言う方向で参りましょう!!」
エマリーも真剣な顔つきで答える。
そんな二人を静かに見守りながら、
ーーうわぁ、これはお嬢様、大丈夫かなぁ……。
と、毎夜疲労困憊なまでにエヴァンに溺愛されているアリスティリアに同情するフェリテであったーーーー。
ギシギシと暗い室内に、ベッドが激しく軋む音と甘い喘ぎ声が響く。
「~~っ!リア、リア!」
自分の私邸にアリスティリアを連れ帰って以降、エヴァンは毎夜アリスティリアを抱いていた。
「うあっ!ヴァン…、ヴァンンっ!!」
身を捩りながらシーツを握りしめ、与えられる快楽に堪らず泣きながら声を上げるアリスティリア。
「リア、愛してる……。愛してます、リア……」
「ふ…ぁ、リア…もぉ…」
身体を揺さぶるままに、アリスティリアの唇を貪る。
「ひぅっ!あ、あ、あーーっ!!」
一際強く突き上げられ、アリスティリアの体がしなると、エヴァンは彼女の身体を抱き起こした。
「や…、あん、あん、あっ!」
「リア…。もっと…。もっと感じてください……」
エヴァンにしがみついたアリスティリアを嬉しそうに微笑んで、腰に手を置き突き上げる。
「んはぁぁっ!!」
「ん…。リアの中、キツくなって……」
「ヴァン、きて…。お願い、リア、もう…。もうっ!!」
ガクガクと小さく震える体。その身体をしっかりと抱きしめ、エヴァンはガツガツとアリスティリアの最奥を突き上げる。
「ああっ!くる!くるぅっ!!」
「リア…、リア、出るっ!!」
「「ーーー!!」」
二人は繋がったまま、意識を溶かしあったーー。
※※※※※※※※
「では、今夜もエヴァンは、彼女と一緒なのね?」
本邸にて、エマリーはフェリテから報告を受けていた。
「はい」
フエリテが返事を返すと、エマリーはにっこりと微笑み、隣を向いた。
「あの子は《必中》持ちですから、確実ですわね♪」
「では、お腹が目立つ前に式をしてしまいましょう。陛下達からも許可は出ましたし、息子達の説得も終わりましたわ」
隣にいたのはマリアステラだ。
エヴァンがアリスティリアを連れ帰り、最初に引きこもった三日の間に、マリアステラとエマリーは、即座に婚約の手続きを済ませ、婚儀の日取りも決めていたのだ。
「陛下達からの条件は、最初に産まれた娘を次の王太子妃として、王家に嫁がせることだそうですわ」
マリアステラの言葉に、エマリーが頷く。
「それ以降に娘が生まれた場合は、交互に他国と国内でとのお話でしたが…」
「ええ。最終的には本人の意思が優先ということでしたけど。大丈夫ですわ、きっと。あの二人の子供ですもの」
二人の前に注いだばかりの紅茶が置かれていく。
「問題は婚儀の衣装ですわ……」
エマリーが首を振りながらそう呟く。
「……やはり、アリスのドレスはエヴァン様が縫われるつもりでしょうか?」
二人は顔を見合せ、壁際に控えたフェリテに視線を向けた。
「ラフィン曰く、10日もあれば、材料次第で縫われてしまうのではないかと……」
申し訳なさげに答えるフェリテ。
エマリーは両手で顔を覆い、マリアステラは開いた扇で口元を隠した。
「わたくし中々子供を授からず、子供は息子一人ですが、息子が嫁を貰う時には、それもはもう素晴らしいドレスを一緒に選ぶのが夢でしたのよ……」
「……分かりますわ。私も血が繋がらなくとも、アリスは大事な娘です。私とて、可愛い娘に似合うドレスを、相談しながら選ぶのを楽しみにしておりました……」
パチンとマリアステラが扇を閉じた。
「エマリー様……」
「マリアステラ様…」
二人は共に両手を差し出し、互いの手をガシッと握りしめていた。
「材料の手配は私が致しますわ!」
マリアステラがそう言い切ると、
「縫うのは息子!と言う方向で参りましょう!!」
エマリーも真剣な顔つきで答える。
そんな二人を静かに見守りながら、
ーーうわぁ、これはお嬢様、大丈夫かなぁ……。
と、毎夜疲労困憊なまでにエヴァンに溺愛されているアリスティリアに同情するフェリテであったーーーー。
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