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再度の検査入院 3
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坂本たちは私の身体のことを気遣い、30分くらいで帰った。
私が病室に戻った時、母が待っていた。
「さくら、良かったね。みんな来てくれて」
「うん、とても楽しい時間になった。私が気にしていた天田さんの様子がすっかり変わっていて、早く2学期にならないかなって楽しみになった」
さくらの再入院の本当の理由を知っている母の心は、私の言葉に刺さったところがあるが、表情には出さなかった。
「その前に、まず退院しないと」
「でも、私は検査のための入院だよね。だったらすぐに退院できるよ」
私は屈託のない顔で母に言った。その表情を見ているのが辛かったのか、母は話題を変えた。
「ところでさくら。今日お見舞いに来てくれた坂本君、あの子が入学した頃、さくらに親切にしてくれた男の子でしょう。優しそうな良い子ね。ああいう子がさくらの恋人だったら良いね」
思いがけない母の言葉だった。私は一瞬、言葉に詰まった。
「何だ、さくらちゃん、彼氏が見舞いに来たの?」
同室の一人が言った。
その言葉に余計に照れくさくなり、顔が赤くなり、うつむいてしまった。恥ずかしい気持ちと嬉しい気持ちが入り混じって複雑だったが、その気持ちは横になり、毛布を頭からかぶるという行為に現れている。
母は苦笑しながら同室の人の視線を浴びている。その様子は隙間から見ていることでよく分かった。私のことを自分のことのような感じで受け止めている様子に、母も一人の女性であることを感じていた。
ずっと毛布をかぶっているとさすがに息苦しくなる。気持ちが落ち着いた時、顔を出した。
今度はみんなの視線を私自身が浴びることになった。何か言われるわけではないが、私の表情はとても緩んでいることが自分でも分かった。
≪日記≫
『お見舞いに坂本君が来てくれた。久しぶりに顔が見られてラッキーな日になった。
天田さんが来てくれたのは正直ビックリした。
でも、こんな感じだったら2学期、本当に楽しい高校生活が送れそう。
みんなが帰った後、病室に戻ると母からだけでなく、同室の人からも坂本君のことを言われた。実際は彼氏とは違うけれど、気になる人であることは本当。私が健康だったら、と思うと残念でたまらない。
病気のこと、先生から正式に聞いていない。パソコンやスマホで調べただけだ。だから今はそれが間違いであることを望むだけだ。早く元気になって退院したい』
私が病室に戻った時、母が待っていた。
「さくら、良かったね。みんな来てくれて」
「うん、とても楽しい時間になった。私が気にしていた天田さんの様子がすっかり変わっていて、早く2学期にならないかなって楽しみになった」
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「その前に、まず退院しないと」
「でも、私は検査のための入院だよね。だったらすぐに退院できるよ」
私は屈託のない顔で母に言った。その表情を見ているのが辛かったのか、母は話題を変えた。
「ところでさくら。今日お見舞いに来てくれた坂本君、あの子が入学した頃、さくらに親切にしてくれた男の子でしょう。優しそうな良い子ね。ああいう子がさくらの恋人だったら良いね」
思いがけない母の言葉だった。私は一瞬、言葉に詰まった。
「何だ、さくらちゃん、彼氏が見舞いに来たの?」
同室の一人が言った。
その言葉に余計に照れくさくなり、顔が赤くなり、うつむいてしまった。恥ずかしい気持ちと嬉しい気持ちが入り混じって複雑だったが、その気持ちは横になり、毛布を頭からかぶるという行為に現れている。
母は苦笑しながら同室の人の視線を浴びている。その様子は隙間から見ていることでよく分かった。私のことを自分のことのような感じで受け止めている様子に、母も一人の女性であることを感じていた。
ずっと毛布をかぶっているとさすがに息苦しくなる。気持ちが落ち着いた時、顔を出した。
今度はみんなの視線を私自身が浴びることになった。何か言われるわけではないが、私の表情はとても緩んでいることが自分でも分かった。
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天田さんが来てくれたのは正直ビックリした。
でも、こんな感じだったら2学期、本当に楽しい高校生活が送れそう。
みんなが帰った後、病室に戻ると母からだけでなく、同室の人からも坂本君のことを言われた。実際は彼氏とは違うけれど、気になる人であることは本当。私が健康だったら、と思うと残念でたまらない。
病気のこと、先生から正式に聞いていない。パソコンやスマホで調べただけだ。だから今はそれが間違いであることを望むだけだ。早く元気になって退院したい』
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