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元聖女の雑貨屋、宝物庫の盗難事件に挑む④
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城内の詰め所にて。
同期のリックが捕まったことに対し、グレイは憤りを隠せずにいた。
「どういうことだ!? あいつがそんな事をする人間なわけがない!」
その傍らでロベリアはお茶を淹れ、グレイに差しだした。
「ハーブティですよ。心が落ち着く調合をさせて頂きました」
詰め所に備えてあった一缶いくらかの安物のお茶っ葉なのだが言霊の効果か、グレイが口にすると、みるみる眉間のシワがほぐれていく。
「どう? 落ち着きました?」
「あぁ、ありがとう……だが、落ち着きはしたが納得はしていない。なぜ止めたロベリア。死人が出るとは穏やかではないぞ」
顔色を変えずロベリアは答えた。
「実にシンプルです。あのドアルボスという男、かなりの使い手ですよ」
この返答にグレイはまた眉根を寄せる。
「確かに腕は立つ、しかし剣は俺の方が上だが、そこまでか?」
何度か手合わせをしたことがあるグレイは彼の実力をある程度理解しているつもりだった。
ロベリアは椅子に座るとテーブルに片肘を突いて目を瞑る。困ったことがあるときの彼女のクセだ。何度か雑貨屋に通って、そのクセを見抜いているグレイはマジマジと彼女の顔を覗き込んだ。
「……そこまで、なのか」
ロベリアは静かに頷いた。
「えぇ、この前の商業街道での土魔法使い、あのレベルの「魔術師」ですよ」
「――「魔術師」だと!?」
飛び上がるグレイ。座っていた椅子が音を立てて倒れるほどだ。
「そんなはずはない!? 俺とドアルボスは魔法に苦手意識を持っていて入隊時は互いに剣術で切磋琢磨していた!」
「なるほど、なるほど……」
慌てふためくグレイを見て、逆に冷静になるロベリア。
黒いローブの袖をイジり、少し考え込んだあと彼にある提案をした。
「あのう、グレイさん」
「何だ?」
「気になることがありまして……例の盗賊の死体、確認させてもらいますね」
そう言って詰め所を出ようとするロベリア。
「おい、まだ良いとも言っていないぞ……まったく、こうなったら話を聞かないからなお前は――」
グレイは小さく悪態つくとが死体安置されている場所に彼女を案内するのだった。
城内霊安室。
牢屋で亡くなった人間の死体や不慮の事故で亡くなった者などを一時的に安置する場所である。
王国お抱えの医師が検死やエンバーミングをするようで、血のついたメスやハサミなどが生々しく机の上に置かれていた。
「……少なくともティータイムを楽しめる場所ではなさそうですね」
さすがのロベリアも気味悪そうに辺りを見回していた。いつのも減らず口も少し震えており精一杯強がっているのが見て取れる。
「盗賊の死体はここだが……大丈夫か」
「あ、はい」
言葉少なに返事をするロベリア。
彼女の前には血の跡が滲む包帯に包まれた死体が横たわっていた。
「……」
彼女は意を決し、死体を包んでいる布をめくる。
「――ぅ」
包帯の下からは鈍器か何かで顔面を潰された見るも無惨な死体が現れた。腕は欠損しており肘から先が鋭利な刃物で斬りつけられた跡が残る。
「酷いもんだな」とグレイ。
ロベリアはすぐ包帯を被せ直すと吐き気を押さえる。
「はぁ……やはり惨殺死体は慣れませんね」
「慣れているヤツが異常だ、死体はもう一つあるぞ」
「お代わりもあるぞ、みたいなノリで言わないでください……どれどれ」
もう片方の死体の包帯をめくるロベリア。
こちらは比較的綺麗な顔、見るからに盗賊といった悪人顔が安らかに眠っていた。
「腹部裂傷による失血死だそうだ、改めてみると差が酷いな」
「殺されるとしたら私は断然こっちですね、私の可愛い顔は後世に残すべきですので」
「何を言ってるんだ雑貨屋……で、確認して何か分かったか?」
ロベリアは神妙な顔つきで自身の考えを語る。
「まずおかしいと思いませんか? グレイさんが見た盗賊は一人だったのに死体は二人……」
「俺が見たヤツ以外に逃亡の手助けをしたヤツじゃないのか? 逃亡用の馬車とか船を用意したとか」
「かもしれません」と言いながらロベリアは続ける。
「だとしても死体の損傷に差がありすぎです。片方は綺麗な死体なのに、もう片方は顔面までグチャグチャに潰されている、腕も両方無い……」
「鏡をよこすよう脅したと考えるのが自然だろうが……しかし、リックがそんなことをするイメージが沸かない」
ロベリアは「もう一つ」と指を立てる。
「そのフレイの鏡もおかしな話でして……殺してでも見つけようとした鏡がタンスの中から見つかったのが不可思議でありません。散々探して見つからずに殺すならタンスは真っ先に調べるでしょうに」
「しかし、いやまさか……」
何かに感づいたグレイ。
そこでロベリアが何かを用意し始めた。
彼女の懐から取り出されたものは小さな袋。
中には薪をくべた後に残る灰のような物がギッシリ詰まっていた。
「何だその灰は?」
「これですか? 宝物庫で拝借してきました、おそらく秘宝です」
「そんな秘宝は無かったはずだ」とグレイは言いかけるが、彼女が言霊を使って何かをしようとしているのを察した彼はその言葉を飲み込んだ。
「とんでもない大泥棒だな、お前は」
言霊の話に乗ってあげるグレイ。
ロベリアはニッコリ笑い返す。
「グレイさんも分かってきましたね、言霊の極意。そうです、これは失われし過去を見せる伝説の灰です。大昔の巫女が占う時に沙羅双樹を焼べた灰です――」
「ほう……って、まさかこの死体は……」
何かに感づいたグレイ。
ロベリアは少し悲しげな表情を浮かべる。
「ねぇグレイさん、確かドアルボスさんは腕に傷があったんですよね。あなたと切磋琢磨していたときに負った切り傷が」
そう言いながら彼女は灰を惨殺死体に振りかけた。
するとどうだろうか、灰が煌めき宙に浮き、在りし日の姿を型取り始める。
潰れた顔面に浮かぶは精悍な男の顔。
「これは――」
それはまごう事なき、先ほどリックを捕まえたドアルボスの顔そのものだった。灰で復元された腕には大きな切創の痕が。そして手首には枷を嵌められた痕跡も。
「ドアルボス――」
「予想していましたが、この死体が本物のドアルボスさんのようですね。顔だけ出なく腕を切ったのは傷跡で判断されぬよう、あと監禁の痕を隠蔽するためでしょうね」
努めて淡々と語るロベリア。
対してグレイは今にもこの場を飛び出さんとする勢いだ。
「じゃあ。あの男は偽者!? なんてこった! なら今すぐ――」
駆け出そうとするグレイをロベリアは制止する。
「待ってください。何と言えばいいんですか? 灰で復元したとか、手品の一言で誤魔化されますよ」
「だが、しかし……」
「あのドアルボスが偽物だと公の場でしっかり示す必要があります。今、下手に刺激したら暴れる可能性は極めて大です」
「もしや、この前の土魔法の使い手のように国家転覆の可能性もある……と?」
「東方の間者の可能性も大いにあります。というか、そういう国です、あそこは」
含みのある言い方をしたロベリアは何か思いついたようでグレイに向き直る。
「あの男を捕まえるために、少々骨を折っていただきたいのですが……よろしいですか騎士団長様」
グレイはドンと胸を叩く。
「いくらでも折るぞ、ドアルボスの敵討ちだからな」
※次回は1/12の7:00頃投稿します
ブクマ・評価などをいただけますととっても嬉しいです。励みになります。
皆様に少しでも楽しんでいただけるよう頑張りますのでよろしくお願いいたします。
また、他の投稿作品も読んでいただけると幸いです。
この作品の他にも多数エッセイや
・追放されし老学園長の若返り再教育譚 ~元学園長ですが一生徒として自分が創立した魔法学園に入学します~
・売れない作家の俺がダンジョンで顔も知らない女編集長を助けた結果
・「俺ごとやれ!」魔王と共に封印された騎士ですが、1000年経つ頃にはすっかり仲良くなりまして今では最高の相棒です
という作品も投稿しております。
興味がございましたらぜひ!
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「どう? 落ち着きました?」
「あぁ、ありがとう……だが、落ち着きはしたが納得はしていない。なぜ止めたロベリア。死人が出るとは穏やかではないぞ」
顔色を変えずロベリアは答えた。
「実にシンプルです。あのドアルボスという男、かなりの使い手ですよ」
この返答にグレイはまた眉根を寄せる。
「確かに腕は立つ、しかし剣は俺の方が上だが、そこまでか?」
何度か手合わせをしたことがあるグレイは彼の実力をある程度理解しているつもりだった。
ロベリアは椅子に座るとテーブルに片肘を突いて目を瞑る。困ったことがあるときの彼女のクセだ。何度か雑貨屋に通って、そのクセを見抜いているグレイはマジマジと彼女の顔を覗き込んだ。
「……そこまで、なのか」
ロベリアは静かに頷いた。
「えぇ、この前の商業街道での土魔法使い、あのレベルの「魔術師」ですよ」
「――「魔術師」だと!?」
飛び上がるグレイ。座っていた椅子が音を立てて倒れるほどだ。
「そんなはずはない!? 俺とドアルボスは魔法に苦手意識を持っていて入隊時は互いに剣術で切磋琢磨していた!」
「なるほど、なるほど……」
慌てふためくグレイを見て、逆に冷静になるロベリア。
黒いローブの袖をイジり、少し考え込んだあと彼にある提案をした。
「あのう、グレイさん」
「何だ?」
「気になることがありまして……例の盗賊の死体、確認させてもらいますね」
そう言って詰め所を出ようとするロベリア。
「おい、まだ良いとも言っていないぞ……まったく、こうなったら話を聞かないからなお前は――」
グレイは小さく悪態つくとが死体安置されている場所に彼女を案内するのだった。
城内霊安室。
牢屋で亡くなった人間の死体や不慮の事故で亡くなった者などを一時的に安置する場所である。
王国お抱えの医師が検死やエンバーミングをするようで、血のついたメスやハサミなどが生々しく机の上に置かれていた。
「……少なくともティータイムを楽しめる場所ではなさそうですね」
さすがのロベリアも気味悪そうに辺りを見回していた。いつのも減らず口も少し震えており精一杯強がっているのが見て取れる。
「盗賊の死体はここだが……大丈夫か」
「あ、はい」
言葉少なに返事をするロベリア。
彼女の前には血の跡が滲む包帯に包まれた死体が横たわっていた。
「……」
彼女は意を決し、死体を包んでいる布をめくる。
「――ぅ」
包帯の下からは鈍器か何かで顔面を潰された見るも無惨な死体が現れた。腕は欠損しており肘から先が鋭利な刃物で斬りつけられた跡が残る。
「酷いもんだな」とグレイ。
ロベリアはすぐ包帯を被せ直すと吐き気を押さえる。
「はぁ……やはり惨殺死体は慣れませんね」
「慣れているヤツが異常だ、死体はもう一つあるぞ」
「お代わりもあるぞ、みたいなノリで言わないでください……どれどれ」
もう片方の死体の包帯をめくるロベリア。
こちらは比較的綺麗な顔、見るからに盗賊といった悪人顔が安らかに眠っていた。
「腹部裂傷による失血死だそうだ、改めてみると差が酷いな」
「殺されるとしたら私は断然こっちですね、私の可愛い顔は後世に残すべきですので」
「何を言ってるんだ雑貨屋……で、確認して何か分かったか?」
ロベリアは神妙な顔つきで自身の考えを語る。
「まずおかしいと思いませんか? グレイさんが見た盗賊は一人だったのに死体は二人……」
「俺が見たヤツ以外に逃亡の手助けをしたヤツじゃないのか? 逃亡用の馬車とか船を用意したとか」
「かもしれません」と言いながらロベリアは続ける。
「だとしても死体の損傷に差がありすぎです。片方は綺麗な死体なのに、もう片方は顔面までグチャグチャに潰されている、腕も両方無い……」
「鏡をよこすよう脅したと考えるのが自然だろうが……しかし、リックがそんなことをするイメージが沸かない」
ロベリアは「もう一つ」と指を立てる。
「そのフレイの鏡もおかしな話でして……殺してでも見つけようとした鏡がタンスの中から見つかったのが不可思議でありません。散々探して見つからずに殺すならタンスは真っ先に調べるでしょうに」
「しかし、いやまさか……」
何かに感づいたグレイ。
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中には薪をくべた後に残る灰のような物がギッシリ詰まっていた。
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「そんな秘宝は無かったはずだ」とグレイは言いかけるが、彼女が言霊を使って何かをしようとしているのを察した彼はその言葉を飲み込んだ。
「とんでもない大泥棒だな、お前は」
言霊の話に乗ってあげるグレイ。
ロベリアはニッコリ笑い返す。
「グレイさんも分かってきましたね、言霊の極意。そうです、これは失われし過去を見せる伝説の灰です。大昔の巫女が占う時に沙羅双樹を焼べた灰です――」
「ほう……って、まさかこの死体は……」
何かに感づいたグレイ。
ロベリアは少し悲しげな表情を浮かべる。
「ねぇグレイさん、確かドアルボスさんは腕に傷があったんですよね。あなたと切磋琢磨していたときに負った切り傷が」
そう言いながら彼女は灰を惨殺死体に振りかけた。
するとどうだろうか、灰が煌めき宙に浮き、在りし日の姿を型取り始める。
潰れた顔面に浮かぶは精悍な男の顔。
「これは――」
それはまごう事なき、先ほどリックを捕まえたドアルボスの顔そのものだった。灰で復元された腕には大きな切創の痕が。そして手首には枷を嵌められた痕跡も。
「ドアルボス――」
「予想していましたが、この死体が本物のドアルボスさんのようですね。顔だけ出なく腕を切ったのは傷跡で判断されぬよう、あと監禁の痕を隠蔽するためでしょうね」
努めて淡々と語るロベリア。
対してグレイは今にもこの場を飛び出さんとする勢いだ。
「じゃあ。あの男は偽者!? なんてこった! なら今すぐ――」
駆け出そうとするグレイをロベリアは制止する。
「待ってください。何と言えばいいんですか? 灰で復元したとか、手品の一言で誤魔化されますよ」
「だが、しかし……」
「あのドアルボスが偽物だと公の場でしっかり示す必要があります。今、下手に刺激したら暴れる可能性は極めて大です」
「もしや、この前の土魔法の使い手のように国家転覆の可能性もある……と?」
「東方の間者の可能性も大いにあります。というか、そういう国です、あそこは」
含みのある言い方をしたロベリアは何か思いついたようでグレイに向き直る。
「あの男を捕まえるために、少々骨を折っていただきたいのですが……よろしいですか騎士団長様」
グレイはドンと胸を叩く。
「いくらでも折るぞ、ドアルボスの敵討ちだからな」
※次回は1/12の7:00頃投稿します
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皆様に少しでも楽しんでいただけるよう頑張りますのでよろしくお願いいたします。
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