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21話
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地球は水晶のことをよく知っているわけではないのだが、色が付いている水晶には水が含まれていることは知っている。
地球は何もしていない水星の方を向いた。水星の持つ水の力は近くにある水を操るもの。水がなければ使えない力だ。だが、水晶の中に水が含まれていれば、水星は多少は水晶を操ることができるようになる。
「水星さん!」
地球が呼ぶと、何もできないことによる不安と、何もできないもどかしさが混ざった表情の水星が地球の方を向いた。
「土星さんの周りの水晶を操って!動かないように止めるだけでいいから!」
水晶には水が含まれていることを説明すると、水星は納得して、土星の周りの水晶に意識を集中させた。月は会話を聞いていたので、地球の意図することを分かってくれるはずだ。
土星に隙が出ないか、チャンスがないか見ていると、土星の攻撃が止んだ。どういうことか、と壁の向こうに目を向けると、、土星が操っていた石は全て粉々になっている。石が粉々になってしまえば、土星は新たに石を集めなければならない。
そして、その隙を逃すほど月は優しくない。背後に回り、その背中に切りつける。
水晶を操り、刃をはじこうとした土星だったが、そこで初めて思うように水晶を操れないことに気付いた。
水星は必死になって水晶の動きを止めている。流石と言うべきだろう。水晶の中に水が含まれているとはいえ、その量は非常に少ない。
だが、それでも月が斬りかかるには十分な隙があった。
パチパチと小さい音を立てながら、紫がかった光を帯びた刃は土星の背中を浅く切りつけた。
地球は何もしていない水星の方を向いた。水星の持つ水の力は近くにある水を操るもの。水がなければ使えない力だ。だが、水晶の中に水が含まれていれば、水星は多少は水晶を操ることができるようになる。
「水星さん!」
地球が呼ぶと、何もできないことによる不安と、何もできないもどかしさが混ざった表情の水星が地球の方を向いた。
「土星さんの周りの水晶を操って!動かないように止めるだけでいいから!」
水晶には水が含まれていることを説明すると、水星は納得して、土星の周りの水晶に意識を集中させた。月は会話を聞いていたので、地球の意図することを分かってくれるはずだ。
土星に隙が出ないか、チャンスがないか見ていると、土星の攻撃が止んだ。どういうことか、と壁の向こうに目を向けると、、土星が操っていた石は全て粉々になっている。石が粉々になってしまえば、土星は新たに石を集めなければならない。
そして、その隙を逃すほど月は優しくない。背後に回り、その背中に切りつける。
水晶を操り、刃をはじこうとした土星だったが、そこで初めて思うように水晶を操れないことに気付いた。
水星は必死になって水晶の動きを止めている。流石と言うべきだろう。水晶の中に水が含まれているとはいえ、その量は非常に少ない。
だが、それでも月が斬りかかるには十分な隙があった。
パチパチと小さい音を立てながら、紫がかった光を帯びた刃は土星の背中を浅く切りつけた。
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