おばあちゃんっ子 ーもうこの世界にいないあなたへー

かみつ

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地獄の日々

祖母が私たちを心配して先生と連絡を取り合っていたようです

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後から聞いた話ですが、
祖母は父の暴力から逃げて
親戚の家に身を寄せていたそうです。
骨が折れていたと聞きました。

祖母は私と兄を心配していたのでしょう。
何度か担任の先生に保健室に呼ばれ
家での生活をどうしているのか
聞かれました。

何も答えない私に
先生は
「おばあちゃんのことはどう思う?」
私は
「……………………………………おばあちゃんが……」
先生
「心配?」

私はコクリと頷きました。

頷きはしたものの、
もう父の妄想に洗脳されていた私は
祖母を心配していたのでしょうか?
もう思い出せません。
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