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【高校編】分岐・鹿王院樹
勘違いと暴走(side青花)/(side???)
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【side青花】
日曜日。あたしはゴロゴロと部屋でスマホをいじってた。
(なーんか)
変なのよね、と思う。
(シナリオからずれてる?)
樹くんはいないし、イベントは発生しないし……。
でもクラスの男子は味方についてくれてるし、あたしが「ヒロイン的」な魅力があることには間違いないのよね?
(でもねぇ)
アキラくんには「下の名前で呼ばんといて欲しい」なんて言われるし(照れ隠しかな?)圭くんには無視されるし(照れ隠しかな?)トージ先生には「半径1メートル以内には入らないでください」って言われるし(照れ隠しかな?)。
(ま、仕方ないか)
でもここがゲーム、ではなく現実である以上、少々のズレは受け入れるべきなのかもね……。
ま、とりあえず皆んな照れ屋さんだってことは分かったわ。
とはいえ最終的には、逆ハーエンドでチヤホヤしてもらうんだから!
クスクスクス、と笑う。
ふと、SNSのタイムラインにその写真があることに気がついた。
大本命、鹿王院樹くんの、ファンの女の子のアカウント。
(ムダなのにねー)
だってどうせ、あたしのこと好きになるのにね?
(ムダな努力、お疲れさまぁっ)
そう思いながらその写真を見る。
「空港?」
あ、そっか。サッカーの試合? かなにかで、海外行ってたんだっけ……
(ゲームよりスペック上がってる)
うふふ、と笑う。さすが樹くん!
「帰ってきたらイベント発生かなー?」
出会いイベント!
すっごい楽しみだなぁ~。
「ん? これ」
"樹くん、彼女とケンカw 彼女ヒッドイ顔。ウケるw"
なんて文言と一緒にアップされた写真は、樹くんが設楽華を睨みつけるように見ている写真。設楽華は、怯えたように樹くんを見ている。
明らか盗撮だけど、ぐっじょぶ~。鍵アカウントだからか、こっそり撮っては、こういう写真載せてくれる子なのだ。
「あは!」
あたしは笑った。
なあんだ、やっぱりその辺はシナリオ通りなんだ!
(嫌われてるねー、設楽華)
どうせ避けられてるのに、しつこく空港まで出迎えになんか行ったから、キレられているんだろうなぁ。
とりあえず保存。気分落ちた時にでも見て優越感にひたろーっと。
なんて思ってみていたら、すぐにその写真は削除されてしまった。写真っていうか、アカウントごと。
(なんで?)
そう思った瞬間、スマホが動かなくなった。え、なにこれ?
しばらくしてまた使えるようになったけど、あの写真は消えてた。
(えーなんで? ま、いっかぁ)
あたしは笑う。設楽華がちゃんと嫌われてるのが分かっただけでも、大収穫なんだから!
翌日、学校でさっそく樹くんと出会えた! っていうか、向こうから会いに来てくれたっていうか?
「桜澤か」
「は、はいっ」
青花、でいいのに、なんて思うけどお堅い樹くんのことだもん、しばらくは苗字呼びなのかなぁ?
「華に手を出すな」
あたしは首をかしげるーーええと?
(あ、分かった)
あの女と関わって、あたしが傷つくのが嫌ってことね!?
(やーん)
あたしは感動して、思わず両手を組んで涙目で樹くんを見つめた。
「鹿王院先輩……、ううん、樹くんっ」
うっとりと近寄るあたしから、何故か距離を取る樹くん。
(? あ、やっぱ照れ屋さんなのかな?)
全員照れ屋さん。うふふ、もー。
(じゃー、あたしから積極的に行った方がいいのかなっ?)
あたしは満面の笑みで、そう思いながら樹くんを見つめていた。
【side???】
鹿王院樹くんのファンになったのは、偶然試合を目にしてから。
中学の頃、ウチの学校に練習試合に来てて、一目見て雷に打たれたかと思った。
(かっ……こいい)
そっからはもうファンっていうか、追っかけっていうか。でも中々、声なんかかけられなくてーーふと気付いたら、いつも同じ女の子がいる事に気がついた。色白で、ショートボブで、大きな猫目で、美人だけどちょっとキツそうな顔立ちの子。
その子がいると、樹くんはとても嬉しそうな顔をする。
(……は? 腹立つ)
めっちゃムカついた。だって、樹くんはみんなの物なんじゃないの? なに、独り占めして我が物顔で応援なんかしちゃってるの?
一度ならず、何度かモノを隠したことがある。ハンカチとか、大したものじゃないけど。怒るでもなく、不思議そうに探していた。
(そーゆーの、余計ムカつくのよね)
美人だし、あんな素敵な人が恋人で! 人生、嫌なことなんて1つもなかったんだろうなぁ! きっとこれからも。
だから、なんか、空港で出待ちした時に樹くんと彼女が深刻そうに向き合ってるのを見てーー初めて、わたしは彼女の姿を盗撮した。今までは、さすがに、ってどっかセーブがかかってたんだけど……彼女の情けない顔見たら、急に胸の奥からドロドロした黒いものが湧いてきて。
(晒してやろ)
しかも、喧嘩中のとこ。晒すっていっても、鍵アカだからほんと身内と樹くんファン繋がりの子だけなんだけど。
(ふふん、少しは嫌な思いしたらいいのよ)
投稿した途端に、わたしの手は捻り上げられて、スマホを奪われた。
「!? ちょ、」
「盗撮でしょー? 撮っちゃダメ……って、もう投稿したの!? 早くない!? もー、余計な手間が増えるじゃん」
「ほら相良さんがモタモタしてるから」
「いやコニタン、確実な証拠がないとただのスマホ強盗だから」
「わたしをコニタンと呼んでいいのは美少女だけです!」
「えぇ……なに、そのくくり」
背の高い、美男美女だった。相良と呼ばれた男の人は、スマホを「はい」と返してきた。
「……って、わ、わたしのアカウント削除されてるっ!? け、警察」
警察呼ぶ、と言おうとした口を、コニタンと呼ばれていた女性の綺麗な手が塞いだ。
「盗撮犯はどーっちだ? 今すぐにでも弁護士さん呼べるのよこっちは」
「ごめんね超法規的処置ってことで……いたた、はい、すみません、それはウソです。まぁ、良ければあの写真アップしたことに対して法廷で争う?」
「ほ、法廷?」
「こっちの弁護士相当強いけど」
相良さん? は肩をすくめた。
「いやまぁ、アカウント削除はごめんね? でもほっといたら余計大変なことになってたからさ」
「余計、って」
「だから訴訟」
「誰に?」
「あのオジョーサンのバックにいる人間に」
相良さんの目が座った。……てか、バックにいる人間、って?
「ね? 鹿王院樹の写真なんか好きなように撮ったらいいけど、あのオジョーサンだけはダメ。わかった?」
妙な迫力に押されて、わたしはコクコクと頷いた。従わないと、ダメな気がする。
「じゃ、またね」
「あ、そうそう」
"相良さん"はわたしの方を見て言う。
「君のSNS、実は監視してたんだけど」
「え!?」
「いや、あのオジョーサンに危害加えるかもしれないなぁって?」
「危害なんて」
「まぁ、それでね、君、あの子が苦労知らずの人間だと思ってるみたいだけど」
ギクリとした。
「"殺されたり"、誘拐されたり母親目の前で殺されたりするのは苦労に入らないの?」
「え」
殺されたり?
「相良さん、お口がかるーいです」
「いやごめん、ムカついてて」
相良さん、とコニタン、はさっさとわたしに背を向けて歩いていく。
「は、あ」
なんだったんだろう。
ふと目線をあげると、樹くんと彼女が楽しそうに手を繋いで歩いているところを見てしまった。
目をそらす。
(あー、なーんだ)
結局ラブラブなんじゃん。
めっちゃムカついたけど、今度は盗撮はしないでおいた。別に彼女に同情したとかじゃなくて、あの人たちに何されるか分かんなかったから。
日曜日。あたしはゴロゴロと部屋でスマホをいじってた。
(なーんか)
変なのよね、と思う。
(シナリオからずれてる?)
樹くんはいないし、イベントは発生しないし……。
でもクラスの男子は味方についてくれてるし、あたしが「ヒロイン的」な魅力があることには間違いないのよね?
(でもねぇ)
アキラくんには「下の名前で呼ばんといて欲しい」なんて言われるし(照れ隠しかな?)圭くんには無視されるし(照れ隠しかな?)トージ先生には「半径1メートル以内には入らないでください」って言われるし(照れ隠しかな?)。
(ま、仕方ないか)
でもここがゲーム、ではなく現実である以上、少々のズレは受け入れるべきなのかもね……。
ま、とりあえず皆んな照れ屋さんだってことは分かったわ。
とはいえ最終的には、逆ハーエンドでチヤホヤしてもらうんだから!
クスクスクス、と笑う。
ふと、SNSのタイムラインにその写真があることに気がついた。
大本命、鹿王院樹くんの、ファンの女の子のアカウント。
(ムダなのにねー)
だってどうせ、あたしのこと好きになるのにね?
(ムダな努力、お疲れさまぁっ)
そう思いながらその写真を見る。
「空港?」
あ、そっか。サッカーの試合? かなにかで、海外行ってたんだっけ……
(ゲームよりスペック上がってる)
うふふ、と笑う。さすが樹くん!
「帰ってきたらイベント発生かなー?」
出会いイベント!
すっごい楽しみだなぁ~。
「ん? これ」
"樹くん、彼女とケンカw 彼女ヒッドイ顔。ウケるw"
なんて文言と一緒にアップされた写真は、樹くんが設楽華を睨みつけるように見ている写真。設楽華は、怯えたように樹くんを見ている。
明らか盗撮だけど、ぐっじょぶ~。鍵アカウントだからか、こっそり撮っては、こういう写真載せてくれる子なのだ。
「あは!」
あたしは笑った。
なあんだ、やっぱりその辺はシナリオ通りなんだ!
(嫌われてるねー、設楽華)
どうせ避けられてるのに、しつこく空港まで出迎えになんか行ったから、キレられているんだろうなぁ。
とりあえず保存。気分落ちた時にでも見て優越感にひたろーっと。
なんて思ってみていたら、すぐにその写真は削除されてしまった。写真っていうか、アカウントごと。
(なんで?)
そう思った瞬間、スマホが動かなくなった。え、なにこれ?
しばらくしてまた使えるようになったけど、あの写真は消えてた。
(えーなんで? ま、いっかぁ)
あたしは笑う。設楽華がちゃんと嫌われてるのが分かっただけでも、大収穫なんだから!
翌日、学校でさっそく樹くんと出会えた! っていうか、向こうから会いに来てくれたっていうか?
「桜澤か」
「は、はいっ」
青花、でいいのに、なんて思うけどお堅い樹くんのことだもん、しばらくは苗字呼びなのかなぁ?
「華に手を出すな」
あたしは首をかしげるーーええと?
(あ、分かった)
あの女と関わって、あたしが傷つくのが嫌ってことね!?
(やーん)
あたしは感動して、思わず両手を組んで涙目で樹くんを見つめた。
「鹿王院先輩……、ううん、樹くんっ」
うっとりと近寄るあたしから、何故か距離を取る樹くん。
(? あ、やっぱ照れ屋さんなのかな?)
全員照れ屋さん。うふふ、もー。
(じゃー、あたしから積極的に行った方がいいのかなっ?)
あたしは満面の笑みで、そう思いながら樹くんを見つめていた。
【side???】
鹿王院樹くんのファンになったのは、偶然試合を目にしてから。
中学の頃、ウチの学校に練習試合に来てて、一目見て雷に打たれたかと思った。
(かっ……こいい)
そっからはもうファンっていうか、追っかけっていうか。でも中々、声なんかかけられなくてーーふと気付いたら、いつも同じ女の子がいる事に気がついた。色白で、ショートボブで、大きな猫目で、美人だけどちょっとキツそうな顔立ちの子。
その子がいると、樹くんはとても嬉しそうな顔をする。
(……は? 腹立つ)
めっちゃムカついた。だって、樹くんはみんなの物なんじゃないの? なに、独り占めして我が物顔で応援なんかしちゃってるの?
一度ならず、何度かモノを隠したことがある。ハンカチとか、大したものじゃないけど。怒るでもなく、不思議そうに探していた。
(そーゆーの、余計ムカつくのよね)
美人だし、あんな素敵な人が恋人で! 人生、嫌なことなんて1つもなかったんだろうなぁ! きっとこれからも。
だから、なんか、空港で出待ちした時に樹くんと彼女が深刻そうに向き合ってるのを見てーー初めて、わたしは彼女の姿を盗撮した。今までは、さすがに、ってどっかセーブがかかってたんだけど……彼女の情けない顔見たら、急に胸の奥からドロドロした黒いものが湧いてきて。
(晒してやろ)
しかも、喧嘩中のとこ。晒すっていっても、鍵アカだからほんと身内と樹くんファン繋がりの子だけなんだけど。
(ふふん、少しは嫌な思いしたらいいのよ)
投稿した途端に、わたしの手は捻り上げられて、スマホを奪われた。
「!? ちょ、」
「盗撮でしょー? 撮っちゃダメ……って、もう投稿したの!? 早くない!? もー、余計な手間が増えるじゃん」
「ほら相良さんがモタモタしてるから」
「いやコニタン、確実な証拠がないとただのスマホ強盗だから」
「わたしをコニタンと呼んでいいのは美少女だけです!」
「えぇ……なに、そのくくり」
背の高い、美男美女だった。相良と呼ばれた男の人は、スマホを「はい」と返してきた。
「……って、わ、わたしのアカウント削除されてるっ!? け、警察」
警察呼ぶ、と言おうとした口を、コニタンと呼ばれていた女性の綺麗な手が塞いだ。
「盗撮犯はどーっちだ? 今すぐにでも弁護士さん呼べるのよこっちは」
「ごめんね超法規的処置ってことで……いたた、はい、すみません、それはウソです。まぁ、良ければあの写真アップしたことに対して法廷で争う?」
「ほ、法廷?」
「こっちの弁護士相当強いけど」
相良さん? は肩をすくめた。
「いやまぁ、アカウント削除はごめんね? でもほっといたら余計大変なことになってたからさ」
「余計、って」
「だから訴訟」
「誰に?」
「あのオジョーサンのバックにいる人間に」
相良さんの目が座った。……てか、バックにいる人間、って?
「ね? 鹿王院樹の写真なんか好きなように撮ったらいいけど、あのオジョーサンだけはダメ。わかった?」
妙な迫力に押されて、わたしはコクコクと頷いた。従わないと、ダメな気がする。
「じゃ、またね」
「あ、そうそう」
"相良さん"はわたしの方を見て言う。
「君のSNS、実は監視してたんだけど」
「え!?」
「いや、あのオジョーサンに危害加えるかもしれないなぁって?」
「危害なんて」
「まぁ、それでね、君、あの子が苦労知らずの人間だと思ってるみたいだけど」
ギクリとした。
「"殺されたり"、誘拐されたり母親目の前で殺されたりするのは苦労に入らないの?」
「え」
殺されたり?
「相良さん、お口がかるーいです」
「いやごめん、ムカついてて」
相良さん、とコニタン、はさっさとわたしに背を向けて歩いていく。
「は、あ」
なんだったんだろう。
ふと目線をあげると、樹くんと彼女が楽しそうに手を繋いで歩いているところを見てしまった。
目をそらす。
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