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【高校編】分岐・相良仁
【三人称視点】逮捕
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「これっていわゆる、クサイ飯ってやつ、なんですかねぇ」
のんびりとした口調で、少女は目の前に置かれたカツ丼を眺めている。
カツ丼が置かれているのは、古臭い灰色の事務用机。そこにカツ丼を置いた張本人、白井は全く慌てていない少女に、少し苛つきに似た呆れを覚えていた。
(まったく、これだからお嬢様って生き物は)
まぁ、すぐに事態を把握させてやるよ、と白井は思う。
(そしてーー)
想像するだけで、白井は笑いそうになる。楽しくて。愉悦で。
(とりあえずのチャンスは、今だけだ)
そう思いながら、白井は目の前の少女……設楽華を眺めながら、ほんの刹那、この話を持ちかけられた時のことを思い返していた。
白井は警察官だ。階級は巡査部長で……もっとも部長と言っても何かしらエライわけではない。巡査の上が巡査部長なだけだ。その上が警部補。
そんな巡査部長な白井は、また「刑事」とも呼ばれる立場にあった。
けれども、白井は何か社会正義の実現のためだとか、悪をこらしめたいだとか、そんな信念があって警察官という職を拝命したわけではない。
単に、安定してそうだったからだ。
(官舎もあるし)
安定していて、安く住めるところがある。それだけが、白井が警察官を志した理由だった。
だから、自身の手を犯罪に染めることに、何ら羞恥も戸惑いもなかった。
だから「パパ活」で出会った女子高生に、手を出すことに躊躇はなかった。
だから、そこで知り合った桜澤青花という少女に「この話」を持ちかけられた時、白井は二つ返事で了承した。
なんて美味しい話だ、と思いながら。
「白井さんにはぁ、テキトーな罪をでっち上げてほしいのぉ」
青花は楽しげに笑いながら言った。
「証拠も証人も物証も、ぜえんぶこっちで準備するから」
青花の笑みは更に深まって行く。白井はその表情から目が離せない。なんて、可愛くて、はかなくて、すてきな女の子なんだろう。そう思いながら。
「それでね、白井さん。設楽華にこう持ちかけて欲しいの」
青花のたおやかな指が、白井の頬に触れる。それだけで白井は達してしまいそうになる。
「『逮捕されたくなければ、言うことを聞け』って」
青花の指は、つうっと肌を伝い、白井の首にうつる。
「それでねそれでね」
はしゃぎながら、青花は続ける。
「設楽華にパパ活させんの。本番ありで」
嬉しげに首を傾げる青花。
「もちろんお金は白井さん、もらっていいよ」
首を優しく撫でていた指先は、再び頬にうつる。そして、すうっと移動して、耳たぶへ。
「ていうか、白井さんも、設楽華、好きにしていいよ」
耳の穴に、ふう、と息を吹きかけられ、そしてそっと囁かれた。
「欲しかったでしょ? 女子高生奴隷」
その一連の会話を思い返すだけで、白井は酷く陶酔する。愉悦で胸が躍る。よだれを垂らすのを我慢しながら、白井は改めて目の前にいる設楽華を眺めた。
青花が「無駄な贅肉」と呼ぶ、豊満な胸部、反対にほっそりしとした腰回り、白い肌を彩る長い睫毛と、ぱっちりとした瞳。モノトーンのようなかんばせに、唇だけが紅く。
白井は、学校帰りの華に声をかけて、ここ、自らの勤務先の警察署、その取り調べ室まで彼女を連れてきた。
(この子の護衛だとかいう女は煩かったけれどーー)
なんのことはない。逮捕状は、本物だ。
青花から渡された「証拠」は、青花の「ともだち」の医者に書いてもらったという怪我の診断書。「証人」は青花のこれまた「お友達」なサラリーマン。
(横断歩道から、設楽華に突き落とされた、という事件の捏造、だ)
所詮は書類仕事。謀殺される仕事の中で、これだけ揃っていれば、決裁はなんなく通った。
(まだいるんかね)
皮肉気に白井は笑った。
(勘当寸前、なんだっけか)
青花から、そう聞いている。設楽華は、実家から勘当寸前なのだ、と。
(だから、何をしても大丈夫だと)
むしろ、勘当するのにかえって好都合だと放置するんじゃないか、と青花は言っていた。
つまり、あの「護衛」は額面通りに受け取ってはいけない。要は、設楽華が余計なことをしないように、という「見張り」の側面が強いのだろうと思う。無視して構わない。護衛なんてものは。
(さて)
すう、と白井は息を吸い込む。
取り調べは、一人でやるわけではない。どうしたって、複数人が担当する。
(だから、いま。食事を運んできた、このタイミングしか、ない)
取り調べ室の扉すらも開いている。だから、外に聞こえないように、小さな小さな声で、いま、この少女を脅すしかーーそう決めて、口を開きかけた時だった。
「白井さん!」
後輩が部屋に飛び込んでくる。白井はチッと舌打ちをこらえ、後輩を見遣る。
「どうした?」
「下に、弁護士が」
「……弁護士ぃ?」
思わず華を振り返り、見つめる。いつの間にやら、もぐもぐと食事を始めていた。
やや呆れつつ、もう一度後輩を見る。
「確かか?」
そんなはずはない、と白井は思う。なぜなら、この少女は勘当されるところなのだから。
「確かというか」
後輩は明らかに狼狽えていた。
「弁護団というか」
「弁護団ん?」
「10人ほどいます」
白井は思わず口をぽかん、と開いた。
(勘当する予定のコムスメのために、そんなに?)
そんなはずが、そんなはずは、と混乱している白井の耳に、小さな華の呟きがふと聞こえる。
「まだかなぁ」
食べ終わっちゃうじゃん、と続けて口を尖らせる。
明らかに、誰かを待っている口調だった。誰かーー信頼できる、誰か。
(……許婚だとかいう鹿王院の息子か?)
いや、カタチだけなんだ、と青花がーーと白井が考えたその瞬間、奇声のような声で自分を呼ぶ声がした。
「白井くんっっっ」
ばたばた、と部屋に駆け込んできたのはここの署長だ。警察庁からの出向組、いわゆる「キャリア」、まだ30代のはずだ。
その署長は顔色をなくして、ひたすらに荒い呼吸で、また白井を呼ぶ。
「白井くんっっっ! い、一体何をしたくれたのかねっ!?」
「な、なにを、とは」
「一体誰をこんな、こんな狭っ苦しい部屋に押し込んでッ」
ぐるり、と身体を反転させて署長は華に「申し訳ありませんご足労をおかけしております」とよく分からない挨拶をした。華の方も戸惑っているのか、曖昧に頷いただけで、食事を続けている。
「あの、署長?」
声をかける白井を睨みつけ、署長は口を開いた。
「抗議が! 入って! いるんだよ! 厳重に!」
「ど、どこから」
「国だよ、国ッ」
国? と白井は戸惑う。こんなコムスメひとりのために?
「正確にはイギリス大使館ッ」
「い、イギリス……?」
「そちらのお嬢様はね!」
署長は泡を飛ばす。
「英国の貴族様の婚約者でらっしゃるそうだよ!」
ぽかん、とする白井の背後で、華がカツ丼を少し吹き出していた。
のんびりとした口調で、少女は目の前に置かれたカツ丼を眺めている。
カツ丼が置かれているのは、古臭い灰色の事務用机。そこにカツ丼を置いた張本人、白井は全く慌てていない少女に、少し苛つきに似た呆れを覚えていた。
(まったく、これだからお嬢様って生き物は)
まぁ、すぐに事態を把握させてやるよ、と白井は思う。
(そしてーー)
想像するだけで、白井は笑いそうになる。楽しくて。愉悦で。
(とりあえずのチャンスは、今だけだ)
そう思いながら、白井は目の前の少女……設楽華を眺めながら、ほんの刹那、この話を持ちかけられた時のことを思い返していた。
白井は警察官だ。階級は巡査部長で……もっとも部長と言っても何かしらエライわけではない。巡査の上が巡査部長なだけだ。その上が警部補。
そんな巡査部長な白井は、また「刑事」とも呼ばれる立場にあった。
けれども、白井は何か社会正義の実現のためだとか、悪をこらしめたいだとか、そんな信念があって警察官という職を拝命したわけではない。
単に、安定してそうだったからだ。
(官舎もあるし)
安定していて、安く住めるところがある。それだけが、白井が警察官を志した理由だった。
だから、自身の手を犯罪に染めることに、何ら羞恥も戸惑いもなかった。
だから「パパ活」で出会った女子高生に、手を出すことに躊躇はなかった。
だから、そこで知り合った桜澤青花という少女に「この話」を持ちかけられた時、白井は二つ返事で了承した。
なんて美味しい話だ、と思いながら。
「白井さんにはぁ、テキトーな罪をでっち上げてほしいのぉ」
青花は楽しげに笑いながら言った。
「証拠も証人も物証も、ぜえんぶこっちで準備するから」
青花の笑みは更に深まって行く。白井はその表情から目が離せない。なんて、可愛くて、はかなくて、すてきな女の子なんだろう。そう思いながら。
「それでね、白井さん。設楽華にこう持ちかけて欲しいの」
青花のたおやかな指が、白井の頬に触れる。それだけで白井は達してしまいそうになる。
「『逮捕されたくなければ、言うことを聞け』って」
青花の指は、つうっと肌を伝い、白井の首にうつる。
「それでねそれでね」
はしゃぎながら、青花は続ける。
「設楽華にパパ活させんの。本番ありで」
嬉しげに首を傾げる青花。
「もちろんお金は白井さん、もらっていいよ」
首を優しく撫でていた指先は、再び頬にうつる。そして、すうっと移動して、耳たぶへ。
「ていうか、白井さんも、設楽華、好きにしていいよ」
耳の穴に、ふう、と息を吹きかけられ、そしてそっと囁かれた。
「欲しかったでしょ? 女子高生奴隷」
その一連の会話を思い返すだけで、白井は酷く陶酔する。愉悦で胸が躍る。よだれを垂らすのを我慢しながら、白井は改めて目の前にいる設楽華を眺めた。
青花が「無駄な贅肉」と呼ぶ、豊満な胸部、反対にほっそりしとした腰回り、白い肌を彩る長い睫毛と、ぱっちりとした瞳。モノトーンのようなかんばせに、唇だけが紅く。
白井は、学校帰りの華に声をかけて、ここ、自らの勤務先の警察署、その取り調べ室まで彼女を連れてきた。
(この子の護衛だとかいう女は煩かったけれどーー)
なんのことはない。逮捕状は、本物だ。
青花から渡された「証拠」は、青花の「ともだち」の医者に書いてもらったという怪我の診断書。「証人」は青花のこれまた「お友達」なサラリーマン。
(横断歩道から、設楽華に突き落とされた、という事件の捏造、だ)
所詮は書類仕事。謀殺される仕事の中で、これだけ揃っていれば、決裁はなんなく通った。
(まだいるんかね)
皮肉気に白井は笑った。
(勘当寸前、なんだっけか)
青花から、そう聞いている。設楽華は、実家から勘当寸前なのだ、と。
(だから、何をしても大丈夫だと)
むしろ、勘当するのにかえって好都合だと放置するんじゃないか、と青花は言っていた。
つまり、あの「護衛」は額面通りに受け取ってはいけない。要は、設楽華が余計なことをしないように、という「見張り」の側面が強いのだろうと思う。無視して構わない。護衛なんてものは。
(さて)
すう、と白井は息を吸い込む。
取り調べは、一人でやるわけではない。どうしたって、複数人が担当する。
(だから、いま。食事を運んできた、このタイミングしか、ない)
取り調べ室の扉すらも開いている。だから、外に聞こえないように、小さな小さな声で、いま、この少女を脅すしかーーそう決めて、口を開きかけた時だった。
「白井さん!」
後輩が部屋に飛び込んでくる。白井はチッと舌打ちをこらえ、後輩を見遣る。
「どうした?」
「下に、弁護士が」
「……弁護士ぃ?」
思わず華を振り返り、見つめる。いつの間にやら、もぐもぐと食事を始めていた。
やや呆れつつ、もう一度後輩を見る。
「確かか?」
そんなはずはない、と白井は思う。なぜなら、この少女は勘当されるところなのだから。
「確かというか」
後輩は明らかに狼狽えていた。
「弁護団というか」
「弁護団ん?」
「10人ほどいます」
白井は思わず口をぽかん、と開いた。
(勘当する予定のコムスメのために、そんなに?)
そんなはずが、そんなはずは、と混乱している白井の耳に、小さな華の呟きがふと聞こえる。
「まだかなぁ」
食べ終わっちゃうじゃん、と続けて口を尖らせる。
明らかに、誰かを待っている口調だった。誰かーー信頼できる、誰か。
(……許婚だとかいう鹿王院の息子か?)
いや、カタチだけなんだ、と青花がーーと白井が考えたその瞬間、奇声のような声で自分を呼ぶ声がした。
「白井くんっっっ」
ばたばた、と部屋に駆け込んできたのはここの署長だ。警察庁からの出向組、いわゆる「キャリア」、まだ30代のはずだ。
その署長は顔色をなくして、ひたすらに荒い呼吸で、また白井を呼ぶ。
「白井くんっっっ! い、一体何をしたくれたのかねっ!?」
「な、なにを、とは」
「一体誰をこんな、こんな狭っ苦しい部屋に押し込んでッ」
ぐるり、と身体を反転させて署長は華に「申し訳ありませんご足労をおかけしております」とよく分からない挨拶をした。華の方も戸惑っているのか、曖昧に頷いただけで、食事を続けている。
「あの、署長?」
声をかける白井を睨みつけ、署長は口を開いた。
「抗議が! 入って! いるんだよ! 厳重に!」
「ど、どこから」
「国だよ、国ッ」
国? と白井は戸惑う。こんなコムスメひとりのために?
「正確にはイギリス大使館ッ」
「い、イギリス……?」
「そちらのお嬢様はね!」
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