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小噺(こばなし)コーナー
枕
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えー、本日は当ストーカー亭にご来場くださいましてまことにありがとう存じます。えー、このストーカー亭という当寄席のネーミングにつきましては、この先追々述べてまいる所存ですが、えー、しかしまあ面倒くさいので…その、止めます。いちいち説明などせずとも、これよりの小話やら講談、はたまた落語の連続技の中で自然にお客様方に知れることと存じますので。ま、ひとことだけ申しますれば、ある一人の男性が被り続けているストーカー被害を手を変え、品を変え、おもしろおかしく演じてまいる所存です。その一人の男性とは演目中いたるところに出てくる〝私〟でして…と、まあこう申しましても、当寄席は文体寄席ですからお客様のお目で見て確認していただく他ありません。この〝私〟野郎、なんともう20年間もヤクザのチンピラどもにまとわり付かれているのです。これ…記録でしょうね。ひっ付かれる〝私〟野郎も、ひっ付くチンピラどもも…。どちらも大したもんだと思いますよ。ほんとに。ま、ですからとにかく、かくも奇態な、かつ珍きわまる現象なりますれば、これを通題として演じない手はございません。ではこれよりの高座とあいなる次第でございます…。あっと、申し遅れました。かく演じます私の高座名、亭名ですが、三遊亭〝私(わたくし)〟と申します。ま、要は文中の〝私〟野郎ですよ。へへへ。ではごゆるりと…。
【三遊亭〝私(わたくし)↓ です】
【三遊亭〝私(わたくし)↓ です】
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