ストーカー三昧・浪曲、小噺、落語

多谷昇太

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小噺(こばなし)コーナー

小噺➀自転車(空気入れ)泥棒(2)…実際の話

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さて!人が汗水たらして稼ぎに務める平日の昼日中から、缶ビールなどを飲み合いながら楽し気にワル談議にふける御仁らがおります。見ればいつものストーカーのご面々に違いなし…

ばってん「おう、見ろ見ろ。こっちのベランダ側の窓から。野郎(つまり三遊亭私)青い顔して途方に暮れてるぜ。へへへ」
チンピラA「あ、ホントだ。へへへ。いい気味。しかし割と平気な表情(かお)してますね。なんでだろ?」
クソモト「やつは普通(の人間)じゃねえんだよ。へっ、悟った顔(つら)をしてるってことよ。速攻でな」
チンピラA「悟ったあ?…って何ですか。クソモト兄貴。悟りでも開いたんですか?」
クソモト「ばかやろ。奴にはすぐに犯人が知れて、それでその動機にも気づいてるっていうことよ。俺には奴の心の塩梅がよおく分かるんだ。何せもう20年間も奴に引っ付いてるんだからな」
チンピラA「20年間ですか?ウッソー?!」
便子(クソモトの助)「ほんと、ほんと。あたしらどこでもいつでも奴の隣の部屋(今は真下です。団地4階の部屋、401号室です。はい)に入り込んでさあ、やり続けたんだから」
チンピラA「やり続けたって…何を?アレですか?」
ズべ公(ばってんの助)「ははは。そうそう。何せ朝✕✕✕、昼✕✕✕、夜✕✕✕と、さかりがつきまくってさあ」
ばってん「ははは。バカヤロ、お前。しかし兄弟(きょうでえ)、自慢にゃあならねえよ、そんなこたあ。それにしてもだ、その20年間まんまる、天井を棒で突っつくやら床を踏み鳴らすやら、はては四六時中部屋ん中でコンプレッサー鳴らし続けやがってよ。つくづくオメエは偏執狂だな」
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