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第四章 得度式と鏡僧侶
※第四章へのイントロ
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私は「サマネイ(見習い僧)ごときの得度式など大したことはあるまい」とも思っていたのですが大違いでした。具体的な有り様は本文にゆずりますが、「この、うつけ!」と自分をどやしたいほどの厳粛なものだったのです。仏教の国タイの姿勢をあからさまに見せつけられました。そしてその折り、得度式に立ち会ってくれたのが日本の永平寺から来院されていた鏡僧侶という方でした(山本僧侶ではなく。そのわけは本文中で述べます)。この方は山本師や俊田とはある意味で真逆の人でした。およそ誰に対してもでもそうですが、この方に対しては特に忸怩たるものが村田にはあります。「ン十年後の今であっても深くお詫びしたい」と、そう。その経緯は(恥ずかしながら)本文中でご確認ください…。
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